桜塚高校
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取得日:2023年12月23日
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令和4年度 大阪府立桜塚高等学校(定時制の課程)
「第 1 回学校運営協議会」報告
【日 時】令和4年6月 10 日(金)
【出席者】学校運営協議会委員: 古川 知子、 島村 宏二、 北之坊 晋次、
永井 敏輝、 飯野 哲生、 南 美紀
准 校 長 : 田中 徹
事 務 局 : 武内 由佳(教頭)、二子石 知恵(主査)、
根岩 直希(首席)、大矢 征礼(進路指導主事)
【報告・協議】
1.校長・准校長 挨拶
校長 :過去二年間、書面開催であったが、今年度は対面の形式で開催でき、少しずつ今まで
の生活に戻りつつあるのを実感している。本校は、地域や社会とのつながりを大切に
活動していきたい。
准校長:生徒数は 153 名である。高校としては小規模であるが、教員一丸となって生徒を支
えている。現在、本校定時制の課程は北摂で唯一の普通科の定時制高校となっている
ので、その役割を果たしていきたい。本日は、学校運営に関するご意見をいただき、
活かしていきたい。
2 委員紹介及び事務局員紹介
省略
3 実施要項他について
変更点 第7条
「委員は6年を超えて任用してはいけない」→「委員の任期は2年とし、再任は妨げない」
4 会長・副会長の委嘱
定時制部会 会長:古川 知子
副会長:島村 宏二
5 報告・協議(定時制部会)
(1)保護者からの意見の提出状況
教頭:現時点では、保護者からの意見書は届いていない。学校として保護者からの意見を聞き
たいと考えているので、現在は HP に意見書の様式を掲載している。
A委員:意見書はどのような形で回収するのか。
教頭:FAX やメール、生徒を通じて提出してもらえるようにしている。
(2)令和3年度学校経営計画
准校長:まずは、令和3年度の経営計画と評価であるが、昨年度末に出していたものから一部
修正がある。学校教育自己診断の結果と分析、第3回学校運営協議会からの意見が追
加されている。また、就職率や進級率についても年度末での最終の数値に修正してい
る。支援を要する生徒についても2名の退学者がでている。支援を要する生徒の退学
者は0名を目標としていたので、残念な結果である。来年度以降、中途退学者の数を
減らしていきた。自己評価においては、生徒の一人一台端末の活用をついて進めてい
るが、十分とは言えないので評価を△とした。
(2ー1)令和3年度 進路状況
進路指導主事:令和3年度を含めたこの3年間の進路状況を報告する。例年、就職を希望する
生徒が多い。令和3年度についても、進学が例年よりも少し増加したが、最も
多いのは就職であった。また、令和3年度は、浪人する生徒や職業訓練校に入
学する生徒、家事に専念する生徒等が例年に比べると多かった。第一次の就職
試験の内定は半数程であった。今後は、1 年次生や2年生の段階から業種、職
種に対する理解や働くことへの意欲を高める進路指導を行っていく必要がある
と感じている。可能であれば、地域の企業に協力していただいて、全校生徒が
参加できるインターンシップなどを実施したいと考えている。
准校長:新型コロナウイルスの影響などもあるが、企業の方々に協力してもらって、できるだ
け早く取り組みを進めることができればと考えている。また、本校生徒は対人関係が
苦手である者が多く、それが就職活動を行うときの難点になっている。そうしたとこ
ろも早い段階から、克服できるようにしていければと考えている。運営協議会の委員
の皆様にもご協力いただければありがたいと思う。
(3)令和4年度学校経営計画
准校長:昨年度に示したものから一部修正がある。中期目標だが、今年から3年間を見越した目
標であるため、具体的にいつまでに目標を達成するのかを追記している。今年度の取り
組み内容であるが、中期目標の一つとして「確かな学力の育成と生きる力の獲得」を挙
げている。そのために、授業力の向上や1人1台端末の活用範囲の拡大に向けた取り組
みを行っていく。具体的な取り組みとして、1年次生に対して認知能力の向上を企図し
た取り組みを現在進行中である。コグトレと呼ばれる認知機能を向上させるトレーニン
グを web 上で行うことができるよう準備している。また、1年次生に対して読解力強化
を意識した授業づくりを行うことを目的として、リーディングスキルテストという読解
力を測定するテストを実施する。このテストにより、生徒には自身の読解力における苦
手な点に気づいてもらうとともに、その結果を教員の授業づくりに活かしていくことを
計画している。
(3−1)令和4年度行事予定表
首席:新型コロナウイルスの影響により、昨年度は
文化祭
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等の行事を行うことができなかった
が、今年度については例年通りに行事を実施することを計画している。
(3−2)リーディングスキルテスト/コグトレオンラインについて
首席:リーディングスキルテストに関してであるが、読解力を6つの分野にわけて、受験生がそ
れぞれの分野でどの程度の能力をもっているのかを測定するものである。テスト結果につ
いては、本校独自様式の個表を作成し、それを生徒に返却することで、各生徒が自分が得
意とする分野と苦手な分野がわかるようにする予定である。また、生徒の受験データを分
析し、読解力向上に向けた授業づくりを行っていくことも計画している。コグトレとは、
認知能力を向上させることを目的としたトレーニングである。本校には様々な事情で小学
校や中学校での学習が不十分な生徒も在籍している。また、単なる知識不足ではなく、学
力の土台となる認知能力に起因した課題も考えられるので、コグトレを実施していく。コ
グトレについては、昨年度から授業として行っていたが、希望者のみを対象にした授業で
あった。授業担当者からは、一定の効果を感じられるということだったので、今年度から
は 1 年次生全員を対象とすることにし、一人一台を活用して web 上でのコグトレを行う予
定である。
なお、リーディングスキルテストもコグトレも「総合的な探究の時間」を活用して実施
する。「総合的な探究の時間」については、令和4年度入学生から、大きく内容を変更す
ることとし、より探究的な学習を実施する。具体的には、1 年次生では ICT 機器の操作方
法や探究学習の基礎について学び、2年生では 1 年次生で学んだことを活かして身近な事
柄について調べ、3年生では、1人1テーマで年間を通して探究学習を行い、最後には発
表することを計画している。また、適宜、キャリア学習等を組み込んでいく予定である。
委員B:これら取り組みの費用はどのようにしているのか
准校長:費用は生徒の学年費から支出している。リーディングスキルテストについては、2年後
にも実施することで、本校の授業を受けることで、生徒の能力がどのように向上してい
るかを測定したいと考えている。コグトレに関しては、1人1台端末を活用した取り組
みなので、生徒は家でもコグトレを行うことができる。このコグトレは、課題のある生
徒だけでなく、ほかの生徒が行っても効果があるとか考えられるので、積極的にやって
もらいたいと考えている。
委員C:高齢者の方に対して残存機能を維持していくための取り組みを行っているが、これらの
取り組みは能力を新しく発展させる取り組みであるので、興味深いと感じている。
准校長:コグトレがオンラインでできるようになったのは今年度からである。まだ、未知数な部
分はあるが良い成果が出ることを期待している。
委員B:新しい授業を行っていくことは重要であると考えるので、頑張っていただきたいと思
う。
委員D:生徒がアルバイトを始めたとき、学校とアルバイトを両立することが難しかったという
状況をみたことがある。定時制の生徒の就職先にどのようなものがあるのかが気にな
る。
進路指導主事:様々な職種の求人が本校に来ている。現在はインターネットを使って全国の求人
票を見ることができるので、就職先の選択肢は幅広い。4年生は7月から求人票
が公開となり、8月には企業見学が始まる。企業見学を通して、就職試験を受け
る企業を決定し、9月に履歴書を送付した後、試験が始まる。生徒の希望に沿い
ながら、担任と進路指導部でサポートするので、その点は安心していただきた
い。
(4)報道機関の取材について
准校長:情報番組が取材に入っている。学校からは、定時制を応援する番組にしてほしいという
要望を伝えている。番組の制作陣も同じ思いであったため、現在は授業等へ取材が入っ
ている。放映の時期や内容は未定であるため、決まり次第伝えさせていただく。
(5)令和5年度教科用図書選定について
首席:これから来年度に使用する教科用図書の選定を校内で進める予定である。各教科の代表者
と教務主任、教頭からなる委員会を立ち上げ、その委員会内で本校で使用するに適してい
る教科用図書を選定していく。選定基準として、文章表現が本校生徒にわかりやすいもの
であるか、図版等を多く掲載し、視覚的にわかりやすくしているものであるか等を設けて
いる。教科用図書採択のスケジュールは資料の通りである。これについて審議していただ
ければと思う。
議長:特に意見がないようであれば、承認とする。
(6)スクールミッションの策定について
准校長:大阪の各府立高校において、学校としてどのような人材を育てたいか等の目標をスクー
ミッションとして掲げ、それに則って、具体的にどのような取り組みをしていくかとい
うことをスクールポリシーとして策定していくことが求められている。今年度について
は、12月にスクールミッションを策定することになっている。こちらについては、学
校運営協議会においても議論することとなっている。これから、校内で検討を進めてい
くので、次回の学校運営協議会で意見をいただいて、調整していきたい。
委員C:作成したスクールミッションは、入学者に向けたものになるのか。
准校長:その通りである。ホームページに掲載することで、各学校の位置づけを明確にし、生徒
たちが学校を選択する際の資料の一つになる予定である。