令和4年度 第1回学校運営協議会記録
1.日 時 令和4年 7 月 11 日(月) 15時00分16時30分
2.場 所 本校校長室
3.出 席 者 学校協議会委員(出席6名)
・寺脇 久人 ・戸堂 耕造 ・細越 浩嗣
・中谷 正彦 ・山口 裕通 ・伊豆田 美紀
4.議 題 1審議事項
(1)会長と副会長の選出について
(2)令和3年度学校評価 及び 令和4年度学校経営計画について
(3)教科書採択について
2報告・協議
(1)生徒在籍数及び観点別学習状況評価について
(2)進路状況について
(3)生徒状況について
(4)生徒会活動について
(5)広報活動・国際交流について
(6)PTA活動について
(7)スクール・ミッション案の作成について
(8)その他
5.議決事項 上記の1審議事項(1)(3)については、全委員の賛成により承認された。
6.協 議 概 要 以下、協議において出席委員から出された主な意見等です。
<学校経営計画に関連して>
〇生徒の部活動加入率の低下について、何が原因なのか。
→新型コロナウイルス感染症の影響もあり、自然とそうなったのか、または学校の部活動に対
する方向性がその様に変化したのか。この20年で見ても、入部率の急激な変化が見て取れ
る。(元々女子生徒の多い学校であったという事も関係しているかもしれないが。
)
<観点別学習状況評価に関連して>
〇3観点すべてが A 評価であっても、5段階評価で5にならないパターンについて、保護者に
はどのように説明するのか。
→これまでの評価方法とは異なるという事は説明済みだが、観点別評価では客観的な数字が
出ないため、納得してもらうしかない。具体的には、各項目が示されたペーパー試験を実施
したり、授業態度や総合的な学習状況などから評価していく。
〇3観点のなかでは「主体的に学習に取り組む態度」が最も評価するのが困難。他の 2 観点と
は違って、ペーパー試験で図ることができない。昨年度から観点別評価を実施している中学校
でもかなり難色を示している。改善点等あるが、年度によって変化があると生徒だけでなく保
護者も違和感を感じるため、難しい問題だ。
〇世間では働き方改革や、教員の仕事量を減らそうという動きがある中で、逆行して仕事量が増
加しているように思う。
<進路状況について>
〇43期生が京都市立芸術大学に 1 名進学しているが、よく頑張ってくれている。しかし、年々
4 年制大学を選ぶ生徒が減少していることが課題となっているのではないだろうか。また、合
格状況は分かっても実際の進学先は分からない。学校は把握できているのか。
→大多数の生徒が合格した大学に通っていると捉えていただきたい。複数校を受験している
生徒たちは、1 校合格すると、第一志望の大学を受験しない傾向が強まっている。
<生徒状況について>
〇実際家庭ではどのように過ごしているのか。
→(PTA 会長より)家庭学習の時間は十分にとっておらず、携帯電話を使用する時間が長い。
部活動も途中退部している。最近の生徒たちは人間関係の問題を解決できる力がないのか
もしれない。
〇遅刻数や懲戒件数については、20 年前より格段に減少している。教員も生徒もかなり頑張っ
ているように思う。
〇全国的にコロナウイルス感染症によって登校できない生徒が増加している。できる限りの対
応はしてあげたほうが良い。また、保護者の求める対応に耳を傾けるのはどうか。
〇全国の学生の自殺者の数が世間的に問題になっているが、スクールカウンセラーなどとの連
携はどのような状況になっているのか。学校に来られない生徒の数は年々増加しつつあり敏
感な生徒も多いだろうから、そのような生徒たちのことを気にかけて対策してあげてほしい。
<生徒会活動について>
〇コロナウイルス感染症の影響がある中でも、行事だけでなく
修学旅行1も実施できているのは
素晴らしい。学校行事では、交流も含め人間関係構築にとって重要である。
〇今年度の文化祭には同窓会員をよんでもらえるかと思っていたが、今年度も参加できなく残
念だ。
→プロジェクター設置など、多大なサポートをしてもらっているため、前向きに検討したが、
実現せず。
〇昨年度は学校に赴き何かをするという事が一切できなかった。今年度は体育祭時に入校する
ことができた。大規模な体育祭で大いに感動した。文化祭も参加できればと期待している。ま
た、昨年度は文化祭ステージ等の動画配信の URL が手元に来た時、すでに視聴期間が終了し
ていた。
〇PTA 新聞で文化祭特集をしたいので、広報の写真を活用させていただきたい。発行も年2回
でなく、年 3 回にしようかと考えている。
〇文化祭では例年バザーや喫茶を実施していたが、現在のコロナウイルス感染症の感染状況下
では不可能なため、物品販売などができないか模索中である。
<スクール・ミッションに関連して>
〇スクール・ミッションについては、漠然としすぎているため議論することが困難。もうすこし
内容を固めた敲き台を作成してほしい。
→スクール・ミッション案については次回運営協議に持ち越し。
〇スクール・ミッションやアドミッションポリシーは教育委員会の何かに照らし合わせて作成
しなければならないものなのか。
→本来は学校設置者が作成するものである。
〇働き方改革が世間で叫ばれている中で、アドミッションポリシーに始まり、スクール・ミッシ
ョン、新カリキュラムや観点別評価など、仕事が複雑化しているように思う。簡素化できるも
のはした方がよいのではないだろうか。