No.410
府立高石高等学校
校長 綾井 俊行
令和2年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
明るく、健康的で、自主・創造性に充ちた意欲を持ち、進んで社会と人類の福祉に寄与するに足る人物を育成する学校をめざす。
1)異世代・異文化交流によって多様性を享受できる、思いやりのある人物を育成するとともに、多様性を享受できる環境を提供できる学校をめざす。
2)地域連携を通して、自分を取り巻く社会の課題に目を向け意欲的に関わろうとする人物を育成するとともに、地域に信頼される開かれた学校をめ
ざす。
3)自然災害が多発している今日の日本において、自らの意志によって行動し、己を守り周りを支えることのできる、危機対応に長けた逞しい人物を
育成するとともに、危機対応を前提とした安全教育・防災教育を推進する学校をめざす。
2 中期的目標
1 教員一人ひとりが、自分の力を発揮し、教員相互に高めあう学校
(1)生徒の学習意欲の向上に取り組み、自ら学ぶ習慣を確立させる
ア 授業において、常に生徒の知識欲や満足度を高めるための研究と実践を教員は心がけ、生徒一人ひとりの学習意欲の向上を図る。
イ 学期ごとに学習の定着度を確かめ、生徒のフォローを学年・教科担当者全体で行う。
ウ 今年度より全教室に ICT 機器を設置することに伴い、これらを積極的に活用し、より魅力ある授業の取組みを進める。
エ 放課後や休日における学習習慣が定着する取組みを行う。
※生徒向け学校教育自己診断における授業関連の肯定的意見を令和4年度に 73%以上とする。(H29 73%, H30 73%, R1 81%)
※教職員向け学校教育自己診断における授業関連の肯定的意見を令和4年度に 75%以上とする。(H29 75%, H30 94%, R1 88%)
(2)教員同士が高めあう意識を持ち、モラールの向上を図り、授業力 UP につなげる
ア 教員相互授業見学の意識の共有化を図り、アクティブ・ラーニングの手法をべースとした授業改善をさらに推進する。
イ 「働き方改革」や健康管理の観点から、全校一斉退庁日の設定とノークラブデーの徹底を図る。
※相互授業見学への教員の参加を、授業アンケート等を活用して前年度比 10%増。(H29 112, H30 142, R1 78)
※若手教員技量向上へ(新採3年めまで対象の)新三研修を継続させ、それを全体研修へと発展させていく。
2 生徒が入ってよかった・卒業してよかったと実感できる学校
(1) 入学から卒業までを見通したキャリア教育を通して、「生きる力・支える知恵」の育成に取組む
ア 積極的な挨拶・声掛けを通して、人間関係構築のきっかけとさせていくとともに、規範意識・人権意識の向上に努める。
イ 生徒会活動・学校行事の活性化、部活動の充実化を図る。
ウ 国際交流活動を推進することにより、グローバルな世界観を培う。
エ 「朝の読書」を通して読書を生活習慣の中に確立させるとともに、図書室の役割を強化し、生徒の読書意欲を喚起する環境を整える。
※生徒向け学校教育自己診断におけるキャリア教育関連の肯定的意見を令和4年度に 90%以上とする。(H29 75.6%, H30 84.2%, R1 88.8%)
※遅刻者数前年度比 10%の減少を図る。(H29 1567, H30 1557, R1 1285)
※部活動加入率を令和4年度に 70%以上(H29 68%, H30 62%, R1 62%)とし、生徒向け学校教育自己診断における生徒会活動関連の肯定的意見
を令和4年度に 80%以上とする。(H29 77.3%, H30 79.4%, R1 83.1%)
※海外語学研修を積極的に展開していく。参加生徒を軸として多くの生徒が関わることができる取組みを実践していく。
※生徒向け学校教育自己診断における朝の読書関連の肯定的意見 80%以上とする。(H29 84%, H30 70%, R1 80%)
(2)一人ひとりの生徒が希望進路を切り拓くことができるよう、進路保障していく
ア 文系選抜コースで、実践運用能力重視の英語の授業、読解力・表現力を取入れた国語の授業を展開し、難関大学への合格をめざす
イ 目標達成に最後まで努力する態度を養い、一般入試に挑戦する生徒を増加させる。
ウ 生徒の進路実現を支援する計画・体制を確立して、職業観を育成し、目標達成に最後まで努力する態度を育む。
エ 進学講習を組織的に実施する。
※外部指標のある教材や模擬試験を活用し、進学希望者に自己の学習定着度を見つめさせ、進学への意識を高めさせていく。
※卒業生の全合格数に占める4年制大学合格1率を令和4年度まで 60%を維持する。 (H29 54.5%, H30 52.5%, R1 67.4%)
※学校斡旋の就職内定率を 100%とする。(H29 100%, H30 100%, R1 100%)
※生徒向け学校教育自己診断における進路指導関連の肯定的意見を令和4年度に 80%以上とする。 (H29 78%, H30 80%, R1 89%)
(3)安全で安心な学校づくりを行う
ア 教育相談室を活用し教育相談体制を充実させる。担任等との面談機会を活用していく。
イ 円滑な人間関係の構築を支援し他者を思いやる心を育てるため、ガイダンス・HR の系統化を図る。
ウ 支援の必要な生徒とその合理的配慮について実態の把握と教員の共通理解を促進、支援の充実を図る。
エ 地元自治体や地域との連携のもと、防災・減災に向けた取組み及び緊急避難対応等への取組みを推進する。
※生徒向け学校教育自己診断における教育相談関連の肯定的意見を令和4年度に 70%以上とする。 (H29 62%, H30 59%, R1 57%)
※生徒向け学校教育自己診断における人権教育関連の肯定的意見を令和4年度に 70%以上とする。 (H29 70%, H30 70%, R1 76%)
※要支援生徒の情報共有に向けたケース会議や教員研修の充実。
3 保護者や外部と手をつなぎ、その真ん中に生徒のいる学校
(1) 高石市にある唯一の公立高校として地域の信頼に応えていく
ア 【学校を外に開く】自治会、高齢者・障がい者施設、認定こども園、地元中学校等との地域交流を図る。
イ 【学校を外に開く】中学校訪問や中高連絡会を実施し、生徒の出身中学校との連携を強化する。
ウ 【学校を外に開く】高石市合同津波避難訓練との連携を継続し、教職員・生徒ともに津波等に対する危機管理意識の更なる向上を図る。
エ 【学校を内に開く】学校説明会、HP 等を活用して、積極的な情報発信に努める。
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府立高石高等学校
オ 【学校を内に開く】学校運営協議会、PTA、同窓会、後援会との連携を強化する。
※地域交流が活発であったか。
※新入生の出身中学への訪問も含め、生徒、教員による中学校訪問合計数を前年度数以上とする。 (H29 135, H30 121, R1 114)
※クラブ体験を含めた体験入学者数、学校説明会参加者数の合計延べ 700 名を維持する。(H29 723, H30 767, R1 769)
※生徒向け学校教育自己診断における危機管理関連の肯定的意見を前年度以上とする。(H29 82.2%, H30 83.2%, R1 89.7%)
※保護者向け学校教育自己診断における学校評価関連の肯定的意見 80%以上を維持する。(H29 88.6%, H30 88.7%, R1 89.3%)
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和 年 月実施分] 学校運営協議会からの意見
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標 自己評価
(1) (1) (1)
生徒の学習意欲 ・家庭等での学習を定着させる。 ・1日平均学習時間 60 分以上。
の向上に取り組 ・単元が終わるごとに、科目担当者同士 ・生徒向け学校教育自己診断「授業関連」
1 み、自ら学ぶ習慣 で授業の進度や深度などの情報交換を の肯定的意見を 73%を維持。
を確立させる 行い、生徒の学習定着度を共有する。 (令和元年度 81%)
教
員 ・生徒の学習活動を肯定的に評価すると ・教職員向け学校教育自己診断「授業関
教 一 ともに、興味関心を引き出すため ICT 連」の肯定的意見を 75%以上維持。
員 人
ひ 機器等を活用した教材や指導法を研究 (令和元年度 88%)
相 と
互 する。
に り
が (2)
高 、
め (2) (2) ・教員相互の授業見学者を 50%以上
あ 自
分 教 員 同 士 が 高 め ・授業アンケート結果及び校内外の授業 (令和元年度 31%)
う の
学 あう意識を持ち、 見学を通して、授業改善に取組む。 ・全教員の延べ校内外授業見学総数を
校 力
を モ ラ ー ル の 向 上 ・初任3年めまでの教員を対象とした「新 100 回以上
発 を図り、授業力 UP 三研修」を継続し、研究授業とともに (令和元年度 78 回)
揮 につなげる
し 振り返りも行う。 ・「新三研修」に初任3年めまでの教員
、 ・
「府立学校における働き方改革にかかる が全員参加したか。
取組みについて」に沿って、教員の健 ・教員の月平均時間外勤務時間を縮減す
康管理の観点から、時間外勤務時間の る。
縮減を行う。
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(1) (1) (1)
入学から卒業ま ・遅刻者数を減らす。 ・遅刻者数 2000 名以下を維持
でを見通したキ ・部活動への入部を奨励し、生徒の自立 (令和元年度 1285 名)
ャリア教育を通 心を育む。 ・部活動入部率 70%。
して、
「生きる力」 ・国際交流の機会を増加させる。 (令和元年度 62%)
の育成に取組む ・「第三次大阪府子ども読書活動推進計 ・海外語学研修参加数 10 名以上、海外
画」の基本方針のもと、朝の読書を行 の高校との交流件数3件以上
2 う。 (令和元年度 語学研修参加数8名、交
生 流事業数 2件)
徒
が ・生徒向け学校教育自己診断「朝の読書」
入 の肯定的意見を 80%
っ
て (令和元年度 80%)
よ
か (2) (2) (2)
っ 一人ひとりの生 ・外部指標教材を活用し、学力の向上を ・4年制大学合格2率 50%を維持する。
た
・ 徒が希望進路を
卒 図る。 (令和元年度 67%)
業 切り拓くことが ・進路希望を実現するために、最後まで ・学校斡旋の就職決定率 100%を維持す
し
て できるよう、進路 あきらめない意識を持たせる。 る。 (令和元年度 100%)
よ 保障していく
か ・生徒向け学校教育自己診断「進路指導
っ
た 関連」の肯定的意見を 80%。
と
実 (令和元年度 89%)
感 (3)
で (3) (3)
き 安全で安心な学
る ・学年団、各分掌で生徒情報を共有する。 ・教職員向け学校教育自己診断「生徒情
学 校づくりを行う
・教育相談委員会を充実させ、SC ととも 報共有関連」肯定的意見を 70%維持す
校
に、生徒が相談しやすい環境作りに努 る。 (令和元年度 59%)
める。 ・生徒向け学校教育自己診断「教育相談
・人権平和教育推進委員会の活動を充実 関連」肯定的意見を 60%。
させ、計画的な指導計画を作成する。 (令和元年度 57%)
・防災・減災への積極的な取組みを図る。 ・生徒向け学校教育自己診断「人権教育」
肯定的意見を 73%。
(令和元年度 76%)
(1) (1) (1)
高石市にある唯 【学校を外に開く】 【学校を外に開く】
一の公立高校と ・部活動や学校行事等を通じて、自治会、 ・交流や避難訓練を実施し、活発であ
して地域の信頼 高齢者・障がい者施設、認定こども園、 ったか。
に応えていく 地元中学校等と交流を図る。 ・広報委員会を核とする学校全体での
3 ・高石市連携の地震津波合同避難訓練で 外部訪問件数を前年度以上とする。
水平避難を実施。 (令和元年度 180 件)
保
護 ・教員のみならず生徒も含めて広報活動
者 を中心にした中学校、塾等の訪問や中
や
外 高連絡会を実施し、生徒の出身中学校
生 部 との連携を強化する。
徒 と
の 手
い を 【学校を内に開く】 【学校を内に開く】
る つ
学 な ・体験入学、学校説明会をはじめとする ・学校説明会・体験入学・クラブ体験等
校 ぎ 本校の良さを知ってもらう取組みを実 の参加人数合計延べ 700 名を維持す
、
そ 施する。 る。 (令和元年度 769 名)
の ・学校情報の外部発信に努める。 ・保護者向け学校教育自己診断「学校評
真
ん ・創立 50 周年に向けて準備をすすめる。 価関連」肯定的意見 80%以上を維持す
中 る。
に (令和元年度 89%)
・積極的な情報発信に努めたか。
・創立 50 周年に向けて同窓会、後援会
との連携を図ったか。