高石高校
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No.410
府立高石高等学校
校長 照屋 篤
平成 30 年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
教育目標
1) 勉学、部活動、学校行事の三分野すべてに情熱をもって取組み、しかる後に自分の希望する進路に到達する心爽やかで逞しい生徒を育む学校をめざす。
2)「行きたい」「行かせたい」と言われる、地域に信頼され、誇りとされる学校をめざす。
2 中期的目標
○めざす学校像に向けて、以下の取組みを行うとともに、絶えず振り返りを行い、ねらいどおりの結果が出ているかという計画・実践・評価・改善のPDCAを機能させて検
証していく。概ね3年後を目途に以下のことに取り組み、※の目標を達成させる。
1 教員一人ひとりが、自分の力を発揮し、教員相互に高めあう学校
(1)生徒の学習意欲の向上に取り組み、自ら学ぶ習慣を確立させる
ア 授業において「ほめる・笑う・叱る」を教員は心がけ、生徒一人ひとりの学習意欲の向上を図る。
イ 課題提出 100%に向けた学年・教科担当者全体での取組みを行う。
ウ 自習室の利用率前年度比10%増の取り組みを行う。
※生徒向け学校教育自己診断における授業関連の肯定的意見を 2020 年度に 70%以上とする
※教職員向け学校教育自己診断における授業関連の肯定的意見を 2020 年度に 75%以上とする
(2)教員同士が高めあう意識を持ち、モラールの向上を図り、授業力UPにつなげる
ア 教員相互授業見学の意識の共有化を図り、教員の授業改善の結果、生徒の授業満足度を向上させる。
イ 「働き方改革」や健康管理の観点から、長時間勤務の縮減を図る必要があるため、全校一斉退庁日の設定とノークラブデーの徹底を図る
※相互授業見学への教員の参加を、授業アンケートを活用して前年度比 10%増
※若手教員技量向上へ(新採3年目まで対象の)新三研修の継続させ、それを全体研修へと発展させていく
2 生徒が入ってよかった・卒業してよかったと実感できる学校
(1) 入学から卒業までを見通したキャリア教育を通して、 「生きる力」の育成に取り組む
ア 挨拶を通して、人間関係の構築のきっかけとさせていく。さらに遅刻数をさらに減らす。
イ 生徒会活動の活性化、部活動の充実化を図る。
ウ 国際交流の活性化を図る。
エ 朝の読書において、知的体験を蓄積できる系統的な学習の場とする。
※生徒向け学校教育自己診断におけるキャリア教育関連の肯定的意見を 2020 年度に 70%以上とする
※遅刻者数前年度比 10%の減少を図る
※部活動加入率を平成 2020 年度に 70%以上とし、生徒向け学校教育自己診断における生徒会活動関連の肯定的意見を 2020 年度に 70%以上とする
※海外語学研修を継続し、加わっている各高校の中心としての立場を担っていく
※生徒向け学校教育自己診断における朝の読書関連の肯定的意見 80%以上を維持する
(2)一人ひとりの生徒が希望進路を切り拓くことができるよう、進路保障していく
ア 文系選抜コースで、実践運用能力重視の英語の授業、読解力・表現力を取り入れた国語の授業を展開し、難関大学への合格をめざす
イ 目標達成に最後まで努力する態度を養い、一般入試に挑戦する生徒を増加させる
ウ 生徒の進路実現を支援する計画・体制を確立して、職業観を育成し、目標達成に最後まで努力する態度を育む。
エ 進学講習を組織的に実施する。
※外部指標のある教材や模擬試験を活用し、進学希望者に自己の学習定着度を見つめさせ、進学への意識を高めさせていく。
※卒業生の全合格数に占める4年制大学合格率を 2020 年度に 60%とする。
※学校斡旋の就職内定率を 100%とする
※生徒向け学校教育自己診断における進路指導関連の肯定的意見を 2020 年度に 80%以上とする
(3)安全で安心な学校づくりを行う
ア 教育相談室を活用し教育相談体制を充実させる。担任等との面談機会を活用していく。
イ 円滑な人間関係の構築を支援し他者を思いやる心を育てるため、ガイダンス・HRの系統化を図る。
ウ 支援の必要な生徒とその合理的配慮について実態の把握と教員の共通理解を促進、支援の充実を図る。
※生徒向け学校教育自己診断における教育相談関連の肯定的意見を 2020 年度に 70%以上とする
※生徒向け学校教育自己診断における人権教育関連の肯定的意見を 2020 年度に 70%以上とする
※要支援生徒の情報共有に向けたケース会議や教員研修の充実
3 保護者や外部と手をつなぎ、その真ん中に生徒のいる学校
(1) 高石市にある唯一の公立高校として地域の信頼に応えていく
ア 【学校を外に開く】毎年重ねて交流を求められるよう、地域、高齢者・障がい者施設、認定こども園、地元中学校等との地域交流を継続する。
イ 【学校を外に開く】中学校訪問や中高連絡会を実施し、生徒の出身中学校との連携を強化する。
ウ 【学校を外に開く】高石市合同津波避難訓練との連携を継続し、教職員・生徒ともに津波等に対する危機管理意識の更なる深化をはかる。
エ 【学校を内に開く】学校説明会などで本校の良さを知ってもらう取組みを実施する。
オ 【学校を内に開く】 「ご来校(お電話)いただきありがとうございました」の姿勢を維持する。
※地域交流が活発であったか
※新入生の出身中学への訪問も含め、生徒、教員による中学校訪問合計数を前年度数以上とする
※体験入学者数、学校説明会参加者数、クラブ体験の参加者を前年度数以上とする
※生徒向け学校教育自己診断における危機管理関連の肯定的意見を前年度以上とする
※保護者向け学校教育自己診断における学校評価関連の肯定的意見 80%以上を維持する
No.410
府立高石高等学校
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[平成31年1月実施分] 学校運営協議会からの意見
(授業) 第1回(平成30年7月3日)
授業関連で教職員の「授業はわかりやすく、工夫されている」では 94%と 大阪北部地震の被害についての情報交換があり、生徒の安全確保を最優先されるべきであると
いう肯定率があり、教員の授業力向上の意識は醸成されていると考える。 いう共通理解を得た。
生徒の「授業はわかりやすく、工夫されている」という質問項目でも肯定 働き方改革が進み、教員が疲弊感を継続して持ち続けないようにとの提言があるなかで、生徒
率は 73%であり、一定わかりやすい授業と言えるが、生徒のICT関連の 活動の活性化のためにも、特定の部活動の専門教員を配置してもらうように、教育庁に強く働
肯定率は 52%と低く、ビデオやPCの機器の整備、活用法の研修などを実 き掛けるべきであるというご意見もいただいた。
施していく必要がある。 第2回(平成30年9月8日)
(進路指導) 文化祭当日であり、中学の行事活性化の参考にできるので、この日の開催は良いというご意見
進路指導については教職員 83%、生徒 80%、保護者 79%の肯定率で高い をいただいた。
評価であるが、より一層推進させていくことが大切である。 朝の読書は継続して読書定着習慣をつけさせることが大切であり、それはスマホなどの弊害を
(部活動) 鎮静させる効果もあるとのご意見をいただいた。
部活動については教職員 70%、生徒 76%、保護者 87%と高い評価である。 第3回(平成31年2月15日)
委員より、大学入試制度が大きく変化しており、進学状況の苦戦を不安材料とされているが、
大学入試改革で合格ラインは上昇しているなかで頑張っており、保護者の満足度が高いのはよ
いことである。学習習慣をつけることが大切であり、進路選択の手段として
指定校推薦
1
の活用
も必要であると思われる。とのご提言をいただいた。
次年度の経営計画について、全委員の賛成を得られた。
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的 今年度の
目標 重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標 自己評価
(1) (1) (1) (1)
生徒の学習意欲の向上 ・家庭や自習室での学習を定着させる。 ・自習室の利用者数を前年度数以上。 ・自習室の利用者数 1530 名 △
今年度トイレ改修工事の騒音のた
に取り組み、自ら学ぶ ・単元が終わるごとに、科目担当者同士で授業の (平成 29 年度 3227 名)
進度や深度などの情報交換を行い、生徒の学習 ・生徒向け学校教育自己診断「授業関連」 め、トイレの横にある自習室の利
習慣を確立させる
用者が減ってしまったので、次年
定着度を共有する。 の肯定的意見を 73%。
1 度に向けて自習室の活用を呼び掛
・生徒の学習活動を肯定的に評価するとともに、 (平成 29 年度 73%) けていく。
教 興味関心を引き出すためICT機器等を活用 ・教職員向け学校教育自己診断「授業関連」
員
一 した教材や指導法を研究する。 の肯定的意見を 75%。 ・生徒向け学校教育自己診断「授業
教 人
員 関連」の肯定的意見 73%。△
ひ (平成 29 年度 75%)
相 と
互 り
に が
高 、 ・教職員向け学校教育自己診断「授
め 自 業関連」の肯定的意見 94%。◎
あ 分
う の
学 力 (2) (2) (2) (2)
校 を 教員同士が高めあう意 ・授業アンケート結果及び授業見学(教員相互も ・教員相互の授業見学者を 50%以上とし、 ・教員相互の授業見学者 47% △
発 ・全教員の延べ授業見学総数 142 回
揮 識を持ち、モラールの 含む)に基づき、授業改善方策を検討する。 全教員の延べ授業見学総数を
し ○
、 向上を図り、授業力U ・初任3年目までの教員を対象とした「新三研修」 100 回以上
Pにつなげる を継続し、研究授業とともに振り返りも行う。 ・ 「新三研修」に初任3年目までの教員が ・
「新三研修」に初任3年目までの教
・教員の健康管理の観点から、時間外在校時間の 全員参加したか。 員が全員参加した ○
多い教員に個別指導を行う。 ・時間外在校時間の多い教員に指導したか
・時間外在校時間の多い教員に指導
した ○
No.410
府立高石高等学校
(1) (1) (1) (1)
入学から卒業までを ・遅刻者数を減らす。 ・遅刻者数 2000 名以下を維持。 ・遅刻者数 1557 名 ◎
見通したキャリア教 ・部活動への入部を奨励し、生徒の自立心を育む。 (平成 29 年度 1567 名)
・部活動入部率 62% △
育を通して、「生きる ・国際交流の機会を増加させる。 ・部活動入部率 70%。
力」の育成に取り組む ・「第三次大阪府子ども読書活動推進計画」の基 (平成 29 年度 68%) ・海外高校受入れと語学留学者数の
本方針のもと、朝の読書を行う。 ・海外高校受入れ回数と語学留学者数の増 合計 18 名 ○
加(平成 29 年度 語学留学 14 名)
・生徒向け学校教育自己診断「朝の読書」 ・生徒向け学校教育自己診断「朝の
読書」の肯定的意見 70% △
の肯定的意見 80%を維持する。
(平成 29 年度 84%)
2
生 (2) (2) (2)
徒 (2)
が ・コースと選択科目の効果的な運用を検討する。・新学習指導要領を含めたカリキュラムの ・新学習指導要領を含めたカリキュ
入 一人ひとりの生徒が ・スタディサポート等の外部指標教材を活用し、 検討をしたか。 ラムの検討をした ○
っ
て 希望進路を切り拓く
よ 学力の向上を図る。 ・4年制大学合格率 50%。
か ことができるよう、進 ・進路希望を実現するために、最後まであきらめ ・4年制大学合格率 53% ○
っ (平成 29 年度 48%)
た 路保障していく
・ ない意識を持たせる。 ・学校斡旋の就職決定率100%を維持する。
卒 ・学校斡旋の就職決定率 100% ○
業 (平成 29 年度 100%)
し
て ・生徒向け学校教育自己診断「進路指導関 ・生徒向け学校教育自己診断「進路
よ
か 連」の肯定的意見を 80%。 指導関連」の肯定的意見 80% ○
っ
た (平成 29 年度 78%)
と
実
感
で (3) (3)
き (3)
る (3)
学 ・学年団、各分掌で生徒情報を共有する。 ・教職員向け学校教育自己診断「生徒情報 ・教職員向け学校教育自己診断「生
校 安全で安心な学校づ
・教育相談委員会を充実させ、SCとともに、生 共有関連」肯定的意見を 70%。 徒情報共有関連」肯定的意見 75%
くりを行う ○
徒が相談しやすい環境作りに努める。 (平成 29 年度 70%)
・人権平和教育推進委員会の活動を充実させ、計 ・生徒向け学校教育自己診断「教育相談関
・生徒向け学校教育自己診断「教育
画的な指導計画を作成する。 連」肯定的意見を 64%。
相談関連」肯定的意見 59% △
(平成 29 年度 62%) SCとの面談希望者が生徒保護者
・生徒向け学校教育自己診断「人権教育」 とも増加し、十分な対応ができな
肯定的意見を 73%。 かったことが要因であり、SCの
(平成 29 年度 70%) 派遣回数の増加を強く望む。
・生徒向け学校教育自己診断「人権
教育」肯定的意見 70% △
(1) (1) (1) (1)
高石市にある唯一の公 【学校を外に開く】 【学校を外に開く】 【学校を外に開く】
・吹奏楽部だけでなく、フォークソ
立高校として地域の信 ・部活動や学校行事等を通じて、中学校、高齢者 ・交流や避難訓練を実施し、活発であっ
ング部も地元での交流を実施し、さ
頼に応えていく 施設、障がい者施設、自治会等と交流を実施。 たか。
らに、避難訓練を実施し、活発であ
3 今年度から新たに泉大津市の認定こども園と ・広報委員会を核とする学校全体での外 った ○
の交流を図る。 部訪問件数を前年度以上とする。
保
護 ・高石市連携の地震津波合同避難訓練で水平避難 (平成 29 年度 180 件) ・外部訪問件数 教職員の学校や塾
者 も実施。 等の訪問のみならず、吹奏楽部やフ
や
外 ォークソング部の外部演奏も含め、
・教員のみならず生徒も含めて広報活動を中心に
生 部 180 件 ○
徒 と した中学校、塾等の訪問や中高連絡会を実施
の 手 し、生徒の出身中学校との連携を強化する。
い を
る つ
学 な
校 ぎ 【学校を内に開く】 【学校を内に開く】 【学校を内に開く】
、 ・体験入学、学校説明会をはじめとする本校の良 ・学校説明会・体験入学・クラブ体験等の ・学校説明会・体験入学・クラブ体
そ 験等の参加人数合計延べ 767 名 ○
の さを知ってもらう取り組みを実施する。 参加人数合計延べ 730 名以上。
真
ん ・「ご来校(お電話)いただきありがとうござい (平成 29 年度 723 名)
・保護者向け学校教育自己診断「学
中 ました」の姿勢を維持する。 ・保護者向け学校教育自己診断「学校評価
に 校評価関連」
(=「高石高校に入学さ
・創立 50 周年に向けて準備を始める。 関連」肯定的意見 80%以上を維持する。 せてよかった」肯定的意見 89% ◎
(平成 29 年度 89%)
・創立 50 周年に向けての準備。 ・創立 50 周年に向けての予算準備を
実施 ○