布施北高校
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取得日:2024年03月21日
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No.1206
府立布施北高等学校
校 長 村田 知子
令和5年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
生徒の「社会と調和し、自立して生きる力」を育み、地域から信頼される学校
生徒に以下の力をつけるために、多様な学びを実践し、地元保・幼・小・中・大学、企業・施設など関係諸機関と連携を深め、地域の組織・人材を活用して
大阪府でもっとも進んだキャリア教育を行うことで、総合的な「学校力」を高めて、生徒一人ひとりが「入って良かった」と思える学校づくりを実現する。
(1) 自己を高める力(確かな学力・ねばり強さと未来に希望を持つ志)の育成
(2) 人とつながる力(人とつながる喜びを知り、自分を大切にするとともに他の人も大切にし、周囲と協力し合う力)の育成
(3) 社会に貢献する力(地域・社会に貢献しようとする意欲と実行力)の育成
2 中期的目標
1 学習活動の充実
(1)エンパワメントスクールの特徴を踏まえ、 「わかる授業づくり」
「魅力ある授業づくり」に向けて、全教員が授業力向上に取り組む。
(2)エンパワメントスクール(総合学科)として選択科目及びエンパワメントタイムの学習内容の充実と新学習指導要領における教育活動の充実を図る。
*生徒学校教育自己診断における「授業わかりやすく楽しい」肯定的評価(授業満足度)を令和7年度に 75%以上とする。
(R2;74.7%、R3;69.7%、R4;73.9%)
2 人権教育を基盤とした丁寧な生徒指導と魅力ある学校づくり
(1)生徒一人ひとりを大切にする生徒指導を通じて、生徒の規範意識の醸成と基本的生活習慣の確立を図り、中途退学を防止する。
*中途退学率を令和6年度には5%以下とする。 (R2; 4.1%、R3; 5.1%、R4;4.3%)
(2)生徒が安心して学校生活が送れるよう、保護者との連携を強め、担任・学年団、生徒指導部、教育相談等が連帯して、組織的に面談、家庭訪問をはじ
め日々の連絡強化に努める。
(3)各中学校との連携を密にし、中学時の状況を把握し、個々の生徒指導に活かす。
(4)スクールカウンセラー(SC)スクールソーシャルワーカー(SSW)キャリア教育コーディネーター(CC)との連携を密にし、教育相談体制を充実させ、安
心して学ぶことができる環境整を確保するとともに、配慮や支援を必要とする生徒情報を関係者が共有し計画的に生徒支援や進路支援をしていく。
*生徒学校教育自己診断「悩みや相談に応じてくれる」肯定的評価を令和7年度にも 75%以上を継続する。
(R2; 74.0%、R3; 69.4%、R4;77.6%)
(5)生徒会活動や特別活動、学校行事を通じて仲間づくりや生徒の自己有用感を高め、学校・学年・学級への帰属意識を醸成する。
(6)人権教育を推進するために、教職員が校内校外の研修に参加し、さまざまな人権教育の理念を学び共通理解を深め、すべての教育活動の中に人権教育
を位置づけ、教育実践への反映に努めることにより人権教育を推進する。
(7)外国にルーツがある生徒が多い学校として「多様性」を大切にし、学習保障と進路保障支援を行うとともに、一人ひとりの力を最大限に伸ばす教育を
進める。
*生徒学校教育自己診断「人権について学ぶ機会がある」肯定的評価を令和7年度にも 80%以上を継続する。 (R2; 87.9%、R3; 76.9%、R4;
83.6%)
3 キャリア教育・進路指導の充実
(1) 卒業後をみすえた進学・就職支援(勤労観・職業観・社会人基礎力を養い、将来の自分の生き方に展望を持つための働きかけ)を積極的に行う。
(2) 学ぶ、働く、自分らしく生きることの大切さを理解し自己肯定感を育めるよう、発達段階に応じた系統的なキャリア教育・進路指導を実践する。
(3)インターンシップやデュアル実習を通して地域を中心とした事業所・施設・教育機関等との連携を強化し、ともに次の世代を育てることでつながり合
い、学び合い、助け合いながら組織としての成長を図る。
*進路決定率を令和7年度には 85%以上とする。(R2; 85.2%、R3; 84.5%、R4;%79.9
*生徒学校教育自己診断「将来の進路や生き方」肯定的評価を令和7年度にも 85%以上を継続する。(R2; 87.5%、R3; 82.5%、R4;85.6%)
4 エンパワメントスクールの教育活動の充実と積極的な情報発信
(1)エンパワメントスクールとして教育活動を充実させるように、教職員が一丸となって取り組む。
*生徒学校教育自己診断における「学校に行くのが楽しい」肯定的評価(学校生活満足度)を令和7年度には 75%以上とする。
(R2; 74.6%、R3; 64.9%、R4;71.8%)
*生徒学校教育自己診断における「エンパワメントスクールに入学してよかった」肯定的評価(エンパワメントスクール満足度)を令和7年度
も 80%以上を維持する。
(R2; 86.4%、R3; 78.5%、R4;83.6%)
(2)学び直しやデュアルシステムや人権教育をはじめとした学校のさまざまな教育内容や魅力等を、保護者、中学校、地域、府民に向けて積極的に情報発
信し、学校イメージの向上を図る。
5 教職員の働き方改革を進める
(1)ノークラブデー・全庁一斉退庁日・夏冬の学校休業日の実施を徹底する。
(2)業務の精選を行い、効率的な学校運営に努め、超過勤務時間の縮減を図る。
*時間外勤務の年間平均時間を令和7年度には 320 時間以下とする。
(R2; 325 時間 47 分、R3;361 時間 52 分、R4;321 時間 35 分)
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和 年 月実施分] 学校運営協議会からの意見
No.1206
府立布施北高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[令和3年度値] 自己評価
(1) (1) (1)
生徒が集中して学 ア 授業規律を一致して指導し、授業を通じた生 ア
習に取り組める学 徒指導を行うことで、落ち着いた授業環境を作 ・授業中における懲戒生徒数
習環境の整備と、 る。 10 人以下継続 [6人]
生徒が「わかった」 イ モジュール授業や習熟度別授業を中心に、授
イウ
「楽しい」と思う 業の楽しさを体験させ、基礎基本の学力の定着 ・生徒学校教育自己診断「30 分
授業展開 を図り、生徒の自己肯定感を高める。
授業」肯定的評価 85%以上継
続[89.7%]
ウ ユニバーサルデザインの観点から、生徒が集
中して学べる学習の取組みを進める。 ・生徒学校教育自己診断「授業
はわかりやすく楽しい」肯定
的評価(授業満足度)70%以
上継続[73.9%]
(2) (2) (2)
エンパワメントタ ア 1人1台端末の積極的利活用等、エンパワメ アイ
イムにおける授業 ントタイムをはじめとした参加体験型(主体 ・生徒学校教育自己診断「教え方
内容の充実 的・対話的で深い学び)授業を充実させる。 に工夫している」肯定的評価
80%以上維持[86.9%]
イ 1年生のインターンシップと2・3年生のデ
・教員学校自己診断「参加体験
ュアル実習を中心としたエンパワメントタイ
型の学習等指導の工夫改善
ムを通して、自己実現を図ろうとする意欲や態
1 度を育む。
を行っている」肯定的評価ア
ップ[84.8%]
学
習 ・インターンシップ出席率の維
活 持[99.4%]
動 ・デュアル実習出席率の維持
の [94%]
充
実 ウ 外部や地域の教育力を活かした授業展開を ウ
積極的に実施する。 ・生徒学校教育自己診断「授業や
部活
1
動などで、保護者や地域
の人と関わる機会がある」肯
定的評価アップ[49.1%]
(3) (3) (3)
教職員の授業力の ア テーマを決めて、計画的に授業公開週間を設 ア
向上 定し、授業の工夫や授業方法・指導方法につい ・教職員学校教育自己診断「指導
て、法定研修の研究授業等を活用しながら、教 方法等についての検討」「授業
科会等教職員が互いに学び合う場を増やす。 内容について」「指導方法の工
夫・改善」に関する項目の肯定
的評価平均のアップ[53.6%]
イ
イ 1人1台端末の利活用を推進する等、「主体
的・対話的で深い学び」の深化を図る。 ・生徒学校教育自己診断「コン
ピュータやプロジェクター
利用・端末の利用」肯定的評
価 90%以上継続[91.2%]
ウ 観点別学習状況評価導入2年めにあたり、昨 ウ
年実施学年の気づきや改善点を共有する機会 ・授業公開週間等を活用し、教
を増やす。 科会議で検討・共有する機会
を持つ。
(1) (1) (1)
ア 丁寧な遅刻指導、頭髪指導や服装指導等によ アイウ
一人ひとりの生徒
る規範意識や基本的生活習慣、生徒の自主性を ・懲戒生徒人数の減少[57 人]
をしっかり把握し 醸成する。 ・中途退学者率5%以下
高校生活に定着さ
[4.3%]
せるための生徒指 イ 丁寧な家庭連絡や家庭訪問等、保護者との連
携により信頼関係を築き、生徒理解につなげ ・欠席延人数の減少[6968 人]
導と外部連携の充
る。 ・遅刻延人数の減少[5064 人]
実
ウ 中高連絡会の開催や入学当初の随時迅速な
中高連携を実施し、一人ひとりを大切にする生
徒指導やキャリア教育に活用する。
No.1206
府立布施北高等学校
(2) (2) (2)
ア 要配慮生徒や課題を抱える生徒の状況把握と アイウ
生徒を受け止める
情報共有に努め、教育活動全般に活かす。専門人 ・生徒学校教育自己診断「担任
教育相談の機能充 材(SC 及び SSW 等)との連携を強化し要配慮生徒 以外にも気軽に相談できる先
実と生徒の居場所 のケース会議を実施する。また、生徒の状況やニ 生がいる」肯定的評価 70%以
となる学校づくり ーズに応じた学習支援等、支援体制や学習環境を
上[69.7]
充実させる。
・教職員学校教育自己診断「教
2
育相談体制が整備している」
イ 子ども家庭センター等、外部機関との連携を
人 拡充し、教育相談を充実させる。 肯 定 的 評 価 80 % 以 上 継 続
権 [89.1%※R3:63.0%]
教 ウ 学校生活等で悩みを相談できる居場所の設置 ・専門人材や外部機関とも連携
育 や専門人材(SC・SSW)等による生徒や保護者への したケース会議の迅速実施
を 支援を拡充し、学校生活をサポートする教育相談 ・教育相談室の定期的な開室(週
基 体制を充実させる。 3回程度)
盤
エ 学校行事、生徒会行事、
部活
2
動等、生徒活躍の エ
と
場(自主的活動の場)を活発にし、生徒の高校生 ・生徒学校教育自己診断「学校・
し
活の充実につなげる。 自クラスが楽しい」の肯定的
た
丁 評価 75%以上継続[79.3%]
寧 ・生徒学校教育自己診断「学校
な 行事は楽しく行えるよう工
生 夫」肯定的評価アップ[78.0]
徒 ・体育祭、文化祭の生徒の出席
指 率 90 % 以 上 継 続 [ 体 育 祭
導 96.6%・文化祭 90.0%]
と (3) (3)
(3)
魅 ア 生徒対象の人権学習を系統的に実施する。
人権教育の推進 ア
力 また、薬物乱用防止、性に関する指導、がん教 ・生徒学校教育自己診断「人権
あ 育等の講演会を計画的に実施する。
る について学ぶ機会がある」肯
学 定的評価 75%以上継続[83.6
校 ※R3:76.9]
づ
く イ 人権教育やカウンセリングマインドによる イ
り 生徒指導、教育相談、支援教育をテーマとした ・教職員研修年間3回以上
教職員研修を実施する。 [5回]
ウ 外国にルーツがある生徒のアイデンティテ ウ
ィを大切にしつつ、他の生徒との交流を進め ・生徒学校教育自己診断「渡日
(多文化研究部の発表等)、ともに学ぶ多文化 生の交流や多文化理解の機
理解教育を推進する。 会が多い」肯定的評価 60%以
上継続[65.2%※R3:50.9%]
(1) (1) (1)
卒業後を見据えた ア 職業適性検査、インターンシップ、進路説明 アイ
会、社会人講話や、企業・専門学校・大学など ・進路未定率 20%以下継続
体系的なキャリア
見学や体験の機会を設け、生徒個々人が夢や志 [20.1%]
教育の取組み
を持って自己の可能性を広げたり、進路設計へ ・学校斡旋就職内定率 80%以上
の主体的意識を高めたりできるよう支援する。
継続[89.0%]
・生徒学校教育自己診断「将来
イ 進路講演等体系的なキャリア教育を通じて、
の進路や生き方について考
進路決定及び定着に向けた取組みを継続する。
3 える」肯定的評価 80%以上継
キ 続[85.6%]
ャ
リ (2) (2) (2)
ア ア コロナ禍後に備え、デュアルシステム協力企
教 地域等との連携強 アイ
育 化
業・施設等との連携を継続し、持続可能な本校 ・地域協働本部と連携したデュ
・ のデュアルシステムを追求していく。
進 アルシステム意見交換会の
路 開催[1回]
指 イ 地域資源を活用する等地域とのつながりを
導 ・デュアル地域協働本部の開催
の 発展させ、教育活動における地域とのかかわり
充 年間3回以上[3回]
を深める。
実 ・教員学校教育自己診断「デュア
ルシステム等地域連携を教育
活動に生かしている」肯定的
評価 85%以上維持[89.1%]
ウ 地域の外部機関(東大阪市や中小企業家同友 ウ
会や商工会議所等)や小・中・大との連携を強 ・教員・生徒による地域の外
化する。 部機関のイベント、会合へ
の積極的参加[4回]
4 (1) (1) (1)
教育活動の充実 ア HR 活動、学年行事や課外活動を、生徒が主 アイ
エ
体的に活躍できる場を多くし、エンパワメント ・生徒学校教育自己診断におけ
ン
パ スクールの教育活動を充実させる。 る「エンパワメントスクール
ワ イ キャリアコーディネーター(CC)等外部人材 に入学してよかった」肯定的
メ の活用を進める。 評価(エンパワメントスクー
ン
ト ル 満 足 度 ) 80 % 以 上 維 持
ス [83.6%]
No.1206
府立布施北高等学校
ク (2) (2) (2)
│ ア 中学校及び中学生、保護者向けにエンパワメ ア
ル 積極的な情報発信
ントスクールの教育内容とその特色・魅力につ ・広報を目的とした、全職員に
の
教 いて発信する。 よる中学校訪問の継続[53 校]
育 ・学校説明会参加者総数アップ
活 [479 人]
動
充 イ 本校の活動状況を、ホームページ(HP)や様々 イ
実 な媒体を活用し、中学生・保護者・地域への魅 ・様々な媒体を活用した学校の
と 力的でわかりやすい情報発信を充実させる。 魅力発信
積
極 ・HP のブログ更新 60 回以上
的 [95 回]
な ウ PTA・同窓会との連携を充実するとともに、 ウ
情 学校行事への参加や PTA 活動への参加を呼び ・保護者学校教育自己診断にお
報
発 掛け、活性化させる。 ける「授業参観や学校行事に
信 参加」評価 40%以上[未実施]
5 (1) (1) (1)
働き方改革 ア 全庁一斉退庁日・夏冬の学校休業日の実施 アイ
教
職 の徹底等、働き方改革を常に教職員に意識を ・職員会議のペーパーレス化、
員 させ、仕事の効率化を図る。 デジ楽採点、校務の情報化等
の を実施
働 イ 時間外勤務の多い人の状況を把握し、声掛け
き ・時間外勤務の年間平均時間
するとともに、時間外勤務時間個票の配付を継 360 時間以下[321 時間 35 分]
方
改 続して健康管理への留意を促す。 ・月 80 時間超過者の延べ人数
革 の減少[15 人]
を
進
め
る