花園高校
(大阪府)の
公式サイト
内のPDFをテキストに変換して表示しています。
このコンテンツは、受験生と保護者の皆様の利便をはかるため取得されました。
取得日:2024年03月20日
[
更新
]
最新コンテンツは、下記の公式サイトURLにて、ご確認ください。
志望校の選定など重要な判断の際には、必ず最新の情報をご確認ください。
https://www2.osaka-c.ed.jp/hanazono/0a601623510501a8841deef1b1d6b60e.pdf
検索ワード:生徒数
[ 0 ]
分割ワード:生徒
[
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
]
分割ワード:数
[
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
]
[
検索結果に戻る
]
No.309
府立花園高等学校
校長 中須賀 久尚
令和3年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
「誠実・努力・協調」を校訓として掲げ、
生徒
1
も教職員も健康で生き生きと学び続ける自分にとっての「最高」の学校。与えられた生命の可能性を伸張し、能力を最大限に発揮する知
性と感性を育み、国際社会の中で適切な判断、意思決定、社会参画ができ、人とつながり、心豊かに次代を生きる力をはぐくむ教育を実践する。
1. 学び続ける意欲と態度を養い、確かな学力を身につけ、高い志を持って将来を見据えた進路を切り拓き、自らの人生を創造する力をはぐくむ。
2. あらゆる教育活動を通して人権感覚を高め、「誠実に生きる力、努力し続ける力、協調する力」を身につけた豊かでたくましい人間性をはぐくむ。
3. 豊かな国際感覚と優れた外国語運用能力を身に付け、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となる人材を育成する。
2 中期的目標
1.学び続ける意欲と態度、確かな学力の育成
(1)授業力向上の取組み
ア 新学習指導要領や高大接続改革を踏まえた「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業の研究・開発・実践を組織的に進める。
イ 「観点別学習状況の評価」を進め、
生徒
2
を中心に据えたビジョンを共有し、計画・実践(指導)・評価・改善(PDCA)を繰り返し、不断の授業改善に取り組む。
ウ 1人1台端末を利用した学習環境を整備し、これまでの教育実践に ICT を取り入れ、一斉学習、個別学習及び協働学習を効果的に組み合わせた学びを開発・実践する。
エ 授業アンケートの結果を踏まえた改善を進め、互見授業・公開授業・校内外の研究授業等を通じて組織的な授業力向上の取組みを進める。
(2)学習到達度の把握と学力伸張の取組み
ア 1年次から学力生活実態調査、模擬試験等を利用して学習到達度を把握し、教科・学年・分掌が協働して基礎学力定着と応用的学力伸張に取り組む。
イ 1年次から自学自習が学力伸張に繋がる実感が持てるような個別の学習到達目標を設定し、組織的に継続した学習支援を効果的に行う。
(3)自学自習の習慣を確立する取組み
ア 授業において、「復習・予習→授業→復習・予習」のサイクルを日々行う意識を根付かせ、学び続ける力をつける。
イ 小テスト・朝学・補習・講習・週末課題など、これまでの教育実践がより効果的な学習になるように ICT を取り入れ、学習動画配信やオンライン学習の開発・実践に取り組む。
ウ 学校経営推進費事業(R3)「花園高校図書学習情報センター」を設置。授業、補講指導、オンライン学習支援など、
生徒
3
の学びを包括的な改革を進める。
1「情報発信スタジオ」を整備し、教員によるオンライン教材の開発に資するとともに、国内外複
数
1
地域との同時接続による交流、本校舎普通教室へのライブ配信などの機能を
授業等で積極的に活用し、
生徒
4
の思考力・判断力・表現力及び主体態度を養う。同時に撮影した動画をアーカイブ化し学習教材として活用する。
2「校内教育資料横断検索システム」を構築し、図書館や各教科準備室保管の書籍、探究発表や学校行事の映像や文書、各教科等の学習動画をアーカイブ化し、本校での
日々の教育活動の全容を横断的に関連付けて、検索・閲覧できる「情報センター」をつくる。また、各資料には資料管理者や教員が付ける検索タグの他に、
生徒
5
が記述可能
なタグ領域を用意し、資料の有機的な結合を促進する。
3「
生徒
6
が読みたい本」「
生徒
7
に読ませたい本」を整備し、読書活動を啓発し、読書によって教養を身につける経験をさせ、自主的な読書活動を支援する。
※外部機関の客観的学力診断テストにおける学力(2年次2回め)B2以上 40%、B3以上 80%
「
生徒
8
向け学校教育自己診断(以下
生徒
9
自己診断)」において、令和5年度までに「授業などで自分の考えをまとめたり、発表したりすることがよくある」78%以上(R2:75%)、
「教え方に工夫をしている先生が多く、授業は分かりやすい」78%以上(R2:75%)、「コンピュータ等の ICT 機器が授業などで活用」90%以上(R2:89%)、「授業・補習を通じ
て、進路に必要な学力を得ることができる」90%以上(H30:85%、R1:88%、R2:86%)、「態度よく集中して授業を受ける」86%以上(H30:86%、R1:83%、R2:83%)、
「宿題・予習・復習など、家庭学習の習慣がついている」60%以上(H30:49%、R1:42%、R2:56%)、また、令和5年度に読書を年間 10 冊以上の
生徒
10
80%を達成。
2.将来を見据えた進路を切り拓く力の育成
(1)進路指導体制の構築
ア 新学習指導要領や高大接続改革を踏まえた3年間の進路指導計画を策定し、教科・学年・分掌の協働による全教職員が一体となって取り組む進路指導体制を構築する。
イ 大学や企業など外部の様々な職業人を講師として招聘し、または、訪問して学ぶ機会を安定して供給できる体制を整える。
(2)探究的学習の推進
ア 「第4次大阪府子ども読書活動推進計画」に則り、SDGs 探究活動や進路探究学習に読書活動を積極的に取り入れ、インターネットによる情報のみに頼らない、確かなエビデ
ンスに基づく探究的学習を実践する。キャリアパスポート等に反映し、自らの進路を切り拓く力を育成する。
イ 「総合的な探究の時間」や「花園進路探究プログラム」等で自発的に学び探究する能力を引き出し、全生徒が探究活動を通じて成長した実感が持てるよう指導する。
ウ SDGs に係る探究活動において、当事者に共感し、真に当事者意識を持って課題解決する能力を養い、未来を創造する力を育成する。
※生徒自己診断において、令和5年度に「将来の進路や生き方について考える機会がある」85%(R2:85%)以上、「探究的な学習を積極的に取り組む」80%以上(R2:68%)、
「自分の進路についてしっかりと考えている」80%以上(H30:77%、R1:77%、R2:75%)、また、第一志望進路実現率 75%以上、国公立大学及び難関私立大学合格者 120
名を達成する。
3.人権が尊重された教育の推進と社会性の育成
(1)自己とあらゆる他者の人権を尊重し、多様性を認め、高め合う感性の育成
ア 互いに理解し繋がる力を育成し、誰もが自分の居場所がある集団育成に取り組む。
イ 関係教科と連携し、組織的・継続的な指導を行い、情報リテラシーを育成する。
(2)社会性の育成
ア TPO に応じ、責任感を持って行動できる生徒を育成する。
イ 校内美化を推進し、落ち着いて学習に取り組むための清潔で快適な学習環境を保つ。
(3)自主的な活動への参画
ア 生徒会活動やボランティア活動に協調性を持って積極的に取り組む生徒を育成する。
イ 部活動に所属し、目標を持って継続して取り組む生徒を育成する。
※生徒自己診断において、令和5年度に「本校で人権を尊重することについて学べている」90%以上(H30:83%、R1:89%、R2:89%)、「HR 教室は居場所として快適である」
88%以上を維持(H30:88%、R1:88%、R2:88%)、「本校で友好的な人間関係を築けている」90%以上を維持(H30:94%、R1:95%、R2:93%)、「本校の校則や決まり
をよく守っている」90%以上を維持(H30:96%、R1:95%、R2:92%)、「教室や廊下などは清掃がいきとどき授業をするのにふさわしい環境である」70%以上(R2:65%)、「H
R 活動や生徒会行事に積極的に参加」85%以上(H30:83%、R1:83%、R2:83%)、「部活動が活発」90%以上を維持(H30:90%、R1:91%、R2:92%)」を達成する。
4.豊かな国際感覚と優れた外国語運用能力の育成
(1)多文化理解教育の一層の充実
ア 留学生や姉妹校との交流(WEB を含む)や多文化理解に係る体験的学習を推進し、多文化共生について深く考え、課題の解決に協働して向かう姿勢を養う。
イ 英語や第二外国語(韓国朝鮮語・中国語・フランス語)の授業等を通して、異国の文化や伝統等を学び理解し尊重する態度を養う。
(2)英語4技能を総合的に伸ばす英語教育の充実(国際文化科・普通科)
ア ICT を活用し、4技能を総合的に伸ばす指導方法を開発するとともに、ネイティブ英語教員を最大限にいかした英語教育を実践する。
イ スピーチコンテストやインターナショナル・フェスティバル等で発表する機会を積極的に取り入れる。
ウ GTEC4技能の CEFR-J の A2.2 以上をめざさせるとともに、第二外国語の語学検定試験、英検準1級等資格取得に挑戦させる。
エ 国際理解教育を推進し、生徒の視野を広げ、海外語学研修や留学に挑戦させる。
※生徒自己診断において、令和5年度までに「国際交流・国際理解教育が充実」95%以上(H30:95%、R1:94%、R2:91%)を達成する。
※令和5年度までに、2年次 GTEC 検定版において、CEFR-J の A2.2 以上の生徒 27%以上(R2:23.1%)を達成する。
No.309
府立花園高等学校
5.学校力の向上
(1)組織で課題に取り組む体制づくりの推進
ア 教科・学年・分掌の協働体制を確立し、すべての教職員が学校経営参画意識を持つ教職員集団を組織する。
イ 人権や防災、生徒の健康と安全、オンライン学習や観点別学習状況の評価、大学入試改革に応じた進学指導、綱紀保持等、さまざまな研修の機会をつくる。
ウ 一斉退庁日の徹底、会議のオンライン化や掲示板を活用した情報の共有に取り組み、働き方改革を推進する。
(2)広報活動の充実、開かれた学校づくりの推進
ア 学校説明会等における「花園 PRESS」活動や WEB ページの充実、及び、地域・中高・高大の連携を推進する。
※教職員自己診断において、令和5年度に「組織が有効に機能」70%以上(H30:64%、R1:59%、R2:67%)、「各組織の連携」55%以上(H30:53%,R1:47%:R2:48%)、
「校内研修は役立つ」75%以上(R1:55%、R2:74%)、「中学生への情報発信」90%以上(R1:88%、R2:91%)、「保護者や地域に対して十分な情報を伝えている」90%
以上(R1:88%、R2:91%)、保護者自己診断「保護者への連絡や情報提供を積極的に行っている」90%以上(R2:89%)を達成する。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和3年 12 月実施分] 学校運営協議会からの意見
学校生活をより充実したものとするため、生徒・保護者の皆様と教職員に対して、学校教育活動や取組みに関するアンケート「学 【第1回(R3/7/9書面開催)】
校教育自己診断」を 12 月上旬に実施。昨年度と同様多くの保護者から回答が得られた。(865 名:回答率 92%)。 ・進路状況は昨年度より好結果だが、この結果が
【学校満足度】 学校のどのような取り組みの結果なのか、単に入
・生徒・保護者ともに「本校に入学してよかった」は7年連続 90%超と高い水準を維持している。「学校に行くのが楽しい」も生徒・保 試動向の変化によるものなのかをしっかりと分析し
護者ともに高い満足度が得られている。また、「国際交流や国際理解教育が充実している特色がある」はコロナ禍の影響で実施で て次へとつなげてもらいたい。
きなかった取組みが多く、生徒 87%、保護者 80%と上記2項目より若干低い結果であったが、WEB 交流や留学生との交流を積 ・授業力の向上には観点別評価をいかに有効に使
極的に行った成果が一定認められる。一方、「施設・設備の整備」は生徒 76%、保護者 56%と今年度も低い。校舎等の老朽化に えるかが重要。評価軸が増えることはよいが、教員
の負担が大きくなりすぎないように注意が必要。
よる印象もあるが、図書館の大規模改修や生徒の安全安心を第一に各所の修繕等を行っているところである。また、充実した
・探究学習については、以前より取組み方に変化
ICT 学習環境設備等の改善を着実に進めている。
が見られるが、評価及び総括があまり見えてこな
【学習・進路指導等】
い。教職員が組織としてスキルを蓄積していく取り
・生徒の「興味・関心・適性・進路などに応じた科目が選択できる」は、1年生は 91%、全体でも 88%と高い水準を維持し、教職員
組みも必要。
も 73%と昨年度より9ポイント回復した。今年度は選択科目の決定時期に余裕を持たせて十分なガイダンスと指導ができたことが ・1人1台端末が貸与されることは素晴らしいが、宝
教職員の肯定感の上昇につながったと分析する。 の持ち腐れにならないようにするとともに情報リテラ
・「態度良く授業に集中」は生徒 84%(+1)に対して、教職員 78%(+9)とまだ差はあるもののこの2年間で 18 ポイントと上昇、教職 シーを学ぶ良い機会にしてもらいたい。また各家庭
員から見た生徒の授業態度への評価が大きく上がった。予復習や学習支援クラウドサービスによる学習課題にも真面目に取り組 のネットワーク環境にも配慮をお願いする。
む生徒が多くなったことが反映されている。 ・カリキュラムの改編が、受験に向けてのものだけに
・「家庭学習の習慣がついている」の肯定的回答は、生徒 60%(4)、保護者 54%(2)と2年連続で上昇した。10 月に配備した1 ならないように、観点別評価を活かせるものなるこ
人1台端末を利用した取組みが定着しつつあると分析する(教育産業や本校教員による授業の配信動画の視聴、毎日の学習支 とを期待している。
援クラウドサービスによる学習課題配信など)。しかしながら、より一層の学習習慣の定着を促す必要がある。
・「ICT 機器が授業等で活用されている」は、91%(+2)と高い評価を得た。多くの授業で ICT 機器が有効に活用されていることを見 【第2回(R3/11/29)対面開催】
学していても同様に感じる。今後も Cromebook の有効性を取り入れた授業改革を組織的に進めていく。 〇授業見学を通して
・3年体育の授業では45 種目に分かれて、毎時
・「自分の考えをまとめたり発表したりすることがよくある」は、78%(+3)であった。大学進学を保障するための問題演習の時間が多
間、生徒が当番で授業者となり、予め授業計画を
い3年次は 64%(-2)と昨年度同様に低いが、今年度新たに LETS 合同発表会への取組みを行った2年次は 86%(+7)と大幅に
立てて鮮やかに行っていた。素晴らしい取組みだ。
上昇しその成果が伺える。また、「探究的な学習を積極的に取り組む」も 76%(+8)と上昇、特に2年次では 82%(+19)と飛躍的に
・どの教室でも生徒たちは真面目で熱心に授業を
上昇した。LETS合同発表会に向けての GOAL が明確になり、主体的な学習に対する自己評価が高まったと言える。
受けていたことに感心する。この
数
2
年間で最も良い
・「将来の進路や生き方について考える機会がある」は 90%(+5)の高い肯定的回答を得た。「授業や補習で自分の進路に必要な 姿勢だと感じる。
学力を得ることができる」88%(+2)、「成績・評価は適切」92%(+2)と、「進路指導はきめ細かい」85%(+9)、「将来の生き方を考 ・1人1台端末の活用が低調であった。活用を促進
える機会がある」90%(+5)と高水準をさらに伸ばした。このように生徒の学習や進路指導に係る意識はほぼ全ての項目で肯定的 する組織的な取組が必要ではないか。今後に期待
回答が上昇した。 する。
・保護者の「学力向上をめざした教育活動に取り組む」81%(-1)、「進路に関する情報提供ときめ細やかな指導」72%(-3)、「保 ・コロナ禍でグループワークなど対面形式の授業が
護者に対する進路説明会や懇談会が積極的」71%(-10)と、生徒とは逆に昨年度より下がっている。進路選択等に係る必要な できないことが多くあったのでは。どのように工夫さ
情報は、学年通信やホームページ等でこまめな情報提供に努めてきたが、1年を通して保護者が来校する機会を十分に持つこと れてきたか。
ができなかったことが結果に表れていると捉える。コロナ禍の中でも工夫して、今後も、進路指導部、学年、教科が協働し、生徒 〇GIGA スクール構想の推進について
一人ひとりの進路を保障する指導をより丁寧に進めたい。 ・欠席者への授業配信のために全教室に配線工
【生徒指導等】 事を行ったと聞いた。ICT 化に向けた環境整備工
事や物品の調達が計画的に進められているのはよ
・生徒の「クラスは居場所として快適」89%(+1)、「本校で良好な人間関係を築けている」94%(+1)、「人権を尊重することについて
い。運用面で教員が大変ではないか。府立高校の
学べている」90%(+1)、「先生はいじめについて真剣に対応してくれる」84%(1)と、生徒一人ひとりを大切にする教育が定着した
SE 配置計画はあるのか。
結果、すべての項目においてさらに伸ばすことができた。一方、保護者については、「いじめについて真剣に対応」76%(-12)、「一
〇観点別学習状況の評価について
人ひとりの人権を尊重する姿勢で指導」79%(-7)、「生命を大切にする心や社会のルールを守る態度を養う」79%(-9)といずれも
・昨年度から計画的に検討を重ねて、いいものがで
評価が下がった。生徒の学校生活に対する高い肯定感とのギャップが生じた原因がコロナ禍に係る要因の他に何があるか分析 きようとしている。生徒の学力向上に実際的な効果
し、究明する必要がある。 が表れるように固定的でない運用が必要になるで
・「生徒指導の方針に共感・納得」は、生徒 57%(-1)、保護者 76%(-3)と昨年度並みであった。これは、「花園高校=頭髪も服 あろう。引き続き研鑽を重ねられたい。
装も自由な学校」というと誤った印象を持って入学する生徒が一定の割合でいることと、改善を促す指導は個別に実施するため、 〇学校経営推進費事業について
改善の期日が生徒によって異なり、同じ基準で実施していることが見えにくく不平等感があるものと捉えている。保護者の「生徒や ・「図書学習情報センター」の設置に向けて図書館
保護者の気持ちをよく理解し、適切な生徒指導を行っている」は 78%(-5)、「学校の規則やきまりをよく守っている」は生徒 94% を改修して着々と準備を進めていることは大いに評
(+1)、保護者 90%(±0)と高く、指導に一定の支持を得て協力的であると言えることから、生徒の主体態度を育みつつ、方針を 価できる。図書は「なまもの」なので定期的に入れ
変えることなく指導を進めていきたい。 替えるのがよい。ぜひ続けてもらいたい。
・生徒の「担任以外に気軽に相談できる先生やスクールカウンセラーがいる」は、59%(-4)、特に1年次で 48%(-12)と大きく落ち ・生徒や教職員の端末から検索・閲覧可能な教育
込んだ。昨年度からスクールカウンセラーに加え、スクールソーシャルワーカーも配置して定期的に「相談室だより」等の発行をす 活動の動画や教材等のデジタルデータベースを構
築する壮大な計画をぜひ実現してほしい。
るなど取り組んでいるが、生徒への情報の伝達が弱かったと振り返る。「いつでもだれにでも相談しに来てくださいね」と、門戸を広く
〇エレベータの設置について
開けてさらに積極的に呼びかけることが必要である。〈参考〉教職員の「教育相談体制が整備され、担任以外と相談することがで
・令和 4 年度にエレベータ設置工事がなされると聞
きる」87%(+4)。
いた。地域にとっても素晴らしいことだ。
【行事・部活動・コミュニケーション】
〇働き方改革について
・「生徒会行事に積極的に参加」は生徒 84%(+1)、保護者 89%(-6)と、コロナ禍で行事を大幅に縮小せざるを得なかったが、生 ・コロナ禍に係る対応だけでも大変なのに、様々な
徒は少ない機会でも積極的に参加していたことが伺える。 新たな取り組みがなされているが、教職員の多忙
・「部活動が活発」は生徒 94%(2)と、コロナ禍の中でも高い肯定感が得られた。保護者は 81%(-7)と昨年度より下がった。ここで 化が問題になっていないか。様々な取組みのラン
も生徒と保護者とのギャップが認められる。 ニングを余裕を持ってできるように注意されたい。
No.309
府立花園高等学校
・「中学生に必要な情報を十分行っている」は、生徒 87%(2)、保護者 76%(-6)、教職員 87%(-4)と、コロナ禍の中でもまずまず 【第3回(R4/3/15)書面開催】
の肯定的回答が得られた。感染拡大防止のため、1年生による母校訪問ができなかったことや、教員による中学校訪問が容易で ・「図書学習情報センター」や「情報発信スタジオ」
なかったことがあるが、ホームページや公式ブログでの情報公開に努めてきたことが結果に反映されていると思われる。 の設置は素晴らしいことだと思う。STEAM 教育の充
・保護者の「担任や教職員の対応は保護者に対して誠実である」は 85%(-6)とここでも評価が下がっている。コロナ禍に係る問い 実とともに生徒の読書離れが続いている傾向を阻
合わせ等、保護者との連絡は昨年度よりさらに増えたが、昨年度と同様に、学校としての方針や対策、行事予定の変更を迅速に 止し、良い学びの支援になると期待している。
・志願者
数
3
の減少について分析が必要。花園高校
決定し、日常の教職員が丁寧に対応してきた。しかし、不十分だと捉えている保護者の割合が増えたと推察する。原因を究明し
の強みを売る広報戦略も必要ではないか。
たい。
・コロナ禍については、依然収束の見通しが立たな
【学校運営等】
い状況で、困難かもしれないが行事予定について
・教職員の「分掌・教科の会議は有効に機能」は 51%(-16)、「各種委員会の取組みが有効に機能」は 49%(-15)、「学年、分
余裕を残して組むほうが望ましい。
掌、教科等が連携し取組みが有効に機能」は 40%(-8)と大きく昨年度を下回った。一方、生徒の「先生はお互いに協力してい ・これからの教育においては、情報リテラシーと国際
る」は 86%(+2)と教職員の協力体制が整っているとみているようであるが、度重なる新型コロナ感染に係る臨時休業の対応や行 感覚の涵養が特に重要になると考える今の取組み
事予定の変更、教科指導計画の修正等に加え、観点別学習状況の評価の導入に向けた準備や 1 人 1 台端末の配備及び活用 をさらに発展させて行ってほしい。
の推進等、新たな業務や課題が山積しており、分掌・学年・教科等の組織内外の情報共有や相互連携に努める余裕がなく、結 ・ICT の積極的な取組みはますます増えてくる。快
果として相互連携が希薄な「ぶつ切り」状態で業務遂行するケースが増えたと分析する。本校の大きな課題として捉え、「働き方 適なネットワーク環境と堅牢なセキュリティを保つた
改革」の視点も持って、個々の教職員の生産性向上を図り、スマートでシャープな学校運営体制の構築を果たすよう精力的に取 めにも専属の SE を配置することが必要である。
組む。 ・自由な校風の中、文武両道を実現できる素晴ら
・教職員の「校内研修は教育実践に役立つ」は 58%(-16)と一昨年度並みの低い評価になった。オンライン授業や観点別評価の しい学校だと思う。コロナ禍が落ち着けば、さらに保
試行実施に係る研修の喫緊の課題に対応するものを多く実施したが、結果として教員の「多忙感」を増幅させる要因になったので 護者と協力して学校を盛り立ててほしい。学校の指
はと振り返る。必要な研修を厳選し、動画視聴等の研修方法や時期を考慮して実施していきたい。 導の表面的な部分しか見ていない意見をネットで
見ると、とても残念に思う。
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的 今年度の重点目
目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R2年度値] 自己評価
標
(1) 授 業 力 向 上 ア 「主体的・対話的で深い学び」を実現する ア・授業アンケート総合 3.35 以上[3.30] ア・授業アンケート総合 3.33、「授業計画」3.44、
の取組み 授業研究・実践を教科内で共有し進め ・「授業計画」3.40[3.43]、「知識・技能が 「知識・技能が身についた」3.35 と概ね達成(〇)
る。 身についた」3.30[3.31]以上を維持 ・「なぜ学ぶか」「学ぶことによって何が変わるか」
を授業で明示し、「考える」学びに重心を置くことを
授業力向上のポイントとして共有した。
イ 観点を明示した考査の試行、パフォーマン イ・1、2学期末考査での試行・検討会の実施 イ・2学期末考査の全科目で観点別評価の試行
ス課題や振り返りシート等の試作・実施、 ・3観点に対応した教務内規の改訂 を実施。隔週で検討委員会、各学期末に全体研
1
各観点を評価する取組みの配点の決 ・生徒自己診断「授業はわかりやすい」76% 修会を実施、年度末に教務内規を改訂。全教員
学 定、試行・検討を重ね、生徒にとって公正 [75%] が課題意識をもって取り組むことができた。(〇)
び
続 かつ有意な評価ができるよう準備する。 生徒自己診断「授業はわかりやすい」77%(〇)
け
る ウ ICT を活用した効率の良い授業開発・実践 ウ・生徒自己診断「ICT 機器が活用されてい ウ・生徒自己診断「ICT 機器が活用されている」
意
を進める。 る」90%[89%] 91%(〇)。
欲
と 全教室後ろ側に電源を設置。全授業の欠席生徒
態 への Web 会議システムでの配信、Chromebook の
度 エ 互見・研究授業を活発に行い、「花園高校 エ 教職員自己診断「校内研修は教育実践に 配備等、年度進行に伴い加速的に充実した。
、
確 の授業スタンダード」の確立に努める。 役立つ」75%[74%] エ・教職員自己診断「校内研修は教育実践に役
か 立つ」58%、コロナ禍に係る対応等で業務量が膨
な
学 らむ中で研修を実施したことが内容の必要性より
力 多忙感を増幅させた結果になった。動画閲覧にす
の (2) 学 習 到 達 度 ア・1・2年次各2回学力生活実態調査及び分 ア・分析会2回実施、職員会議等で報告、教 る等の工夫が必要である。(△)
育
成 の把握と学力 析会を実施し全体化する。 科会を経由して授業等に反映(国
数
4
英) ア・分析会2回実施、職員会議で報告。課題を共
伸張の取組 ・外部機関の客観的学力診断テストにおける 有し、教科会で確認した。目標を達成する3年間
み 学力(2年次2回め)B2 以上 30%[25%]、 の進路指導計画策定を進めている。(〇)
B3 以上 70%[54%] ・外部機関の客観的学力診断テストにおける学力
(2年次2回め)B2 以上 20.8%、B3 以上 59.7%と
伸び悩んだ。1年入学時から平日90分の学習時
イ・パフォーマンス課題・振り返りシートの試行 イ・本格実施に向けた課題・シートの試行実施 間確保を強く促す必要がある。(△)
実施を通した個別の学習支援を進める。 ・生徒自己診断「授業・補習を通じて進路に イ・実施に向けて、各教科で生徒の学力向上に効
必要な学力を得ることができる」88%[86%] 果的な課題の内容や取組みを検討した。(〇)
・生徒自己診断「授業・補習を通じて進路に必要
(3) 自 学 自 習 の ア・予習・復習の習慣を定着させ、授業に意欲 ア・生徒自己診断「態度良く集中して授業を受 な学力を得ることができる」88%(〇)
習慣を確立 的な生徒を育成する。 ける」84%[83%] ア・生徒自己診断「態度良く集中して授業を受け
する取組み る」84%、教職員の評価も9ポイント上昇した(〇)
イ・オンライン学習を導入した講習・補講の実 イ・生徒自己診断「自学自習の習慣がついた」 イ・生徒自己診断「自学自習の習慣がついた」
施 55%以上を維持[56%] 60%、予習復習を怠らず地道に努力を重ねる生
徒が増えた。学習支援クラウドサービスの活用を
進め、さらに効果的な個に応じた学びができるよう
ウ・各学期に1冊以上の読書啓発を行う。 ウ・年間10冊以上本を読んだ生徒 40%以上 に努める。(◎)
ウ・図書館の図書貸出冊
数
5
は昨年度の10倍以上
と画期的に増加したが、環境整備に係る物品購入
に予想以上に時間がかかり、読書啓発を組織的
に取組むことができなかった。次年度より図書学
習情報センターを組織的に運用し、全校的な読書
啓発の取組みを計画的に行う。(△)
No.309
府立花園高等学校
(1) 進 路 指 導 体 ア・3年間の進路指導計画を新たに策定する。 ア・高大接続改革を踏まえた進路指導計画及 ア・進路指導部が中心となって高大接続改革に
制の構築 ・教科・学年・分掌一体の指導体制を構築。 び目標を策定し、全教職員で共有 係る有用な情報を教職員で共有し、学年だよりな
・3年次当初第一志望大学に進学できる指 ・第一志望進路実現率 65%以上、国公立 どで生徒や保護者に情報提供を行った。(〇)
2 導を組織的に行う。 大学及び難関私立大学合格者 80 名 ・学年主催の3年対象集中勉強会を夏期休業中
将 の4日間に校外公的施設を借用して実施、72 名
来 が参加し好評であった。
を
見 ・第一志望進路実現率 65%、国公立大学及び難
据 関私立大学合格者 235 名(◎)
え
た イ・大学や企業等と連携したキャリア教育を イ・進路指導計画に沿った外部連携進路学習 イ・外部連携進路学習1・2年次各2回実施(〇)
進 拡充する。 1・2年次各2回実施 ・関西大学等の大学訪問や本校初の大阪大学教
路
を 授による
数
6
学セミナー教室や ICU で働く看護師講
切 演会を実施し、高い進路目標を志す意欲を向上
り
拓 させる取り組みを行った。取組みを進めたい。
く (2) 探 究 的 学 習 ア・「総合的な探究の時間」の学習計画を練り ア・進路指導計画と並行した「総合的な探究の ア・「総探 WG」が中心になって「総合的な探究の
力
の の推進 直し、効率よく遂行する内容と体制をつくる。 時間」の実施 時間」の学習内容を進路指導計画に沿って策定
育 ・生徒自己診断「自分の進路についてしっか しなおし、生徒のニーズにマッチした学びを実践す
成
りと考えている」77%[75%] ることができた。(〇)
・生徒自己診断「自分の進路についてしっかりと考
えている」82%(◎)
イ・生徒が自発的に探究し、まとめて発表する イ・生徒自己診断「将来の進路や生き方につ イ・探究の時間に限らず、各教科の授業に探究学
学習活動をキャリアパスポートに反映させ いて考える機会がある」85%以上[85%] 習を取り入れた。生徒自己診断「将来の生き方に
る。 ・「花園進路探究プログラム」100 名参加 ついて考える機会がある」90%(◎)
・「花園進路探究プログラム」は大学教授等を招
聘し、講義やフィールドワーク等を実施したが、コロ
ナ禍のため規模を縮小したため、人
数
7
を集めるこ
とができず、参加者は 30 名程度であった。(△)
ウ・SDGs に係る探究活動を通して教科横断的 ウ・生徒自己診断「探究的な学習を積極的に ウ・SDGsに係る探究活動を、1,2年次で取組み、
・包括的思考力及び共感力を育成する。 取り組む」70%[68%] 2年次は LETS 合同発表会に向けて意欲的に取り
組む主体的な探究学習ができた。1年次は3学期
臨時休業等で困難だったが、オンライン実況中継
により課題研究発表会を学年全体で実施した。生
徒自己診断「探究的な学習を積極的に取り組む」
76%(◎)
(1) 自 己 と あ ら ゆ ア・誰もが生まれながらにして持っている、人間 ア・生徒自己診断「人権を尊重することについ ア・多文化共生、障がい者理解など人権を尊重す
る他者の人権 として幸せに生きていく権利を尊重する心を て学べている」88%以上を維持[89%]、 る教育を積極的に行った。生徒自己診断「人権を
を尊重し、多 育み、互いに認め合う集団育成を進める。 「HR 教室は居場所として快適である」88% 尊重することについて学べている」90%(〇)、「HR
様性を認め、 ・同和問題について学習し理解を深める。 以上を維持[88%]、人権について考える機 教室は居場所として快適である」89%(〇)、人権
3 高め合う感性 会 各学年3回以上 について考える機会、1年 7 回、2年4回、3年6回
の育成 ・同和問題に係る人権学習を実施(3年次) (◎)
人
権 ・当事者の同和問題に係る講演会は生徒の心の
が 琴線に触れるかけがえのない学びを導いた。(〇)
尊 イ・情報リテラシーの学習を進める。 イ・教科と連携した情報リテラシーの学習を各 イ・情報科の授業や総合的な探究の時間等全学
重
さ 学年で実施する機会をつくる 年で実施できた。(〇)
れ
た (2) 社 会 性 の 育 ア・ 規範意識を持ち、自主自律の 精神を育 ア・年5回以上遅刻者
数
8
1%減[17.8%] ア・コロナ禍で指導が十分にできなかった。年5回
教
育 成 み、基本的生活習慣を確立する。 ・生徒自己診断「私は本校の校則や決まり 以上遅刻者
数
9
は 0.2%減に留まった。17.6%(△)
の ・挨拶運動、遅刻防止週間の実施 をよく守っている」92%維持[92%] ・生徒会による挨拶運動2回、生徒自己診断「私
推 は本校の校則や決まりをよく守っている」94%(〇)
進
と イ・日常の清掃活動の推進 イ・生徒自己診断「教室や廊下等は清掃が行 イ・日常の清掃活動の徹底を学校全体で取り組ん
社 ・クリーンアップキャンペーンの実施 き届いている」66%[65%] だ。生徒自己診断「教室や廊下等は清掃が行き
会 届いている」69%(〇)
性 (3) 自 主 的 な 活 ア・生徒が企画・運営する花高祭を実現する。 ア・生徒自己診断「HR 活動や生徒会活動に積 ア・コロナ禍で生徒会主催行事が十分にできなか
の
育 動への参画 ・ボランティア活動等の地域連携を深める。 極的に参加」84%以上[83%] ったが、できることを積極的に取り組んだ。生徒自
成 己診断「HR 活動や生徒会活動に積極的に参加」
84%(〇)
イ:部活動を頑張る生徒を応援する。 イ・生徒自己診断「部活動が活発」90%を維 イ・コロナ禍で大会の中止や出場を辞退することが
持[92%] あったが、ダンス部で全国大会出場を果たすなど
・生徒会活動、ボランティア活動、部活動等 卓越した活躍をする部もあった。生徒自己診断
自主的な活動で活躍する生徒を公式ブログ 「部活動が活発」94%(◎)
等で紹介する(年 30 回以上)。 ・生徒会活動やボランティア活動など中止になっ
た取組みも多かったが、部活動や花高祭で活躍
する生徒たちを校長ブログで 88 回行った。(◎)
No.309
府立花園高等学校
(1) 多 文 化 理 解 ア・姉妹校等との WEB 交流を推進する。 ア・姉妹校等との WEB 交流 10 回以上[10 回] ア・コロナ禍のため姉妹校が休校になる等、日程
教育の一層 ・多文化理解に係る体験的学習を進める。 ・多文化共生について考える機会5回以上 調整に困難を極めた。諦めずに他のオーストラリア
の充実 の高校やタイ北部在住の卒業生等との WEB 交流
を行ったが 10 回には至らなかった。(△)
4 ・ドイツや中国から長期留学生を受入れ、多文化
共生について考える機会を1、2学年は5回以上
豊
か 持ったが、3学年は進路実現に向けた取組み及び
な 臨時休業に係る授業補填の時間確保を優先した
国 ため、持つことができなかった。(△)
際
感 イ・語学教育を通して、他国の文化や伝統、習 イ・生徒自己診断「国際交流・国際理解教育 イ・、有機的な交流が1年を通して困難であった
覚 慣等について学ぶ機会を充実する。 が充実」90%以上を維持[91%] が、様々な国の外国人や留学生を招聘して母国
と ・文化国際部を中心に多文化理解教育を推 の文化や生活等について学び交流する機会を持
優
進する。 ち、事前研究発表を行い主体的な学びを実践す
れ
た ることができた。コロナ禍の収束とともに生徒の活
外 動を外に広げ目標値を達成したい。生徒自己診
国 (2) 英語4技能を 断「国際交流・国際理解教育が充実」87%(△)
語
運 総合的に伸
用 ば す 英 語 教 ア・新たな CanDo リストに基づく4技能を総合的 ア・実力診断テスト英語(10 月実施)において ア・実力診断テスト英語(10月)学習到達度
能 育の充実 に伸長する教育を実践する。特に今年度は 学習到達度の人
数
10
1年次 A3以上 13.6% B3以上 79.4%(◎)
力
・高いレベルの会話能力を育成する。 1年次 A3以上 8.0%以上[9.2%] 2年次 A3以上 9.4% B3以上 72.8%(〇)
の
育 B3以上 76%以上[81.3%] ・NET との T.T.による授業改善の取組みの充実を
成 2年次 A3以上 9.0%以上[9.2%] 図り、発表の機会を増やすなど努めた。10月に1
B3以上 70%以上[67.0%] 人1台端末が配備され、より効果的な指導ができ
るように英語科教員が意欲的に進めている。
イ・1年レシテーション及び2年スピーキングコ イ・レシテーションやスピーキングコンテストで生 イ・2月に予定していたスピーキングコンテストはコ
ンテストやインターナショナル・フェスティバル 徒が発表する機会 年1回以上 ロナ禍のためできなかったが、クラスでの予選会は
等を機会にスピーキングスキルを育成する。 ・インターナショナル・フェスティバルへの参加 実施。(-)
・インターナショナル・フェスティバルに代表が参加
し入賞した(〇)
ウ・2年次全員を対象に GTEC 検定版を実施、 ウ・CEFR-J の2年次 A2.2 以上 25%[23.1%] ウ・2年次全員 GTEC 検定版、1年次アセスメント
1年次では継続してアセスメント版を実施、3 ・英検準1級合格者2名以上[4名] 版を12月に実施。3年次希望者に検定版を実施
年次で希望者を対象に検定版を実施する。 した。CEFR-J の2年次 A2.2 以上 48.6%(〇)
・外部講師を招聘し英検準1級対策講座を ・外部講師を招聘し英検準1級対策講座を実施。
実施、第二外国語検定にも挑戦させる。 英検準 1 級合格者2名。(〇)
No.309
府立花園高等学校
(1) 組 織 で 課 題 ア・「情報化推進部」を新設し、業務分担を明 ア・校務分掌組織及び業務分担の改編 ア・文化国際部と情報化推進部を統合し、式典・
に取り組む体 確にしつつ分掌間や学年との協働体制を確 ・設置目的の達成に有効に機能する委員会 広報等の役割を付加し、令和4年度から総務部を
制づくりの推 立し、迅速かつ確実な業務遂行を図る。 組織の構成の再編整備 新設することを決定。委員会組織の再編整備も継
進 ・新学習指導要領の実施や授業改革、校 ・月1回の学年会と教科会の実施 続して進めている。(〇)
務分担の改編等様々な喫緊の課題解決に ・「学校運営スケジュール表」の作成・共有 ・平均して月1回の学年会と教科会を実施したが、
向けて、教科・学年・分掌が連携し、各組織 ・ 教 職 員 自 己 診 断 「 組 織 が 有 効 に 機 能 」 コロナ禍に係る対応や行事予定の変更が相次ぎ、
が有効に機能するよう年間スケジュールを 68 % [67 % ] 、 「 各 組 織 の 連 携 」 53 % 「学校運営スケジュール表」の作成・共有するには
明示し共有する。 [48%] 至らなかった。(△)
・教職員自己診断「組織が有効に機能」51%「各
組織の連携」40%。ICT ソリューションを活用した
会議運営及び情報共有の効率化を図り、教職員
一人ひ と りの 生 産性が 向上 する よう 取り 組 む。
5
(△)
学
イ・「ゆまにてなにわ」を全職員に配布し、人権 イ・教職員自己診断「研修は役立つ」75% イ・教職員自己診断「研修は役立つ」58%。人権
校
力 に係る職員研修を実施する。 [74%] 研修の他、オンライン学習支援に係る研修を多く
の ・防災に係る本格的な職員研修(実働防災 ・パッケージ研修を実施し、試行実施を進め 行ったが、研修に対する肯定感の期待値は得ら
向
訓練)を計画・立案する。 ながら、令和4年度新しい評価による教科指 れなかった。検証し取組みを改善したい。(△)
上
・観点別学習状況の評価に係る研修を継続 導がスムーズにスタートできるようにする。 ・パッケージ研修を実施し、観点別評価に係る全
して実施、試行を踏まえた PDCA を行う。 体研修を3回実施し、全体化できた。(〇)
ウ・一斉退庁日を徹底する。 ウ・オンライン会議の実施 ウ・オンライン会議は教職員用端末の調達に時間
・会議のオンライン化や掲示板を活用した情 ・掲示板の活用及び閲覧の習慣の定着 がかかり、取り扱いスキルの習得が遅れたため試
報共有を定着させる。 ・繁忙期(46月)の時間外勤務平均時間 行に留まった。(△)
・超過勤務の加算時間や除外時間の入力を 数を 45 時間未満にする。[R1:46 時間、 ・ICT・NW 端末の掲示板を活用し、閲覧の習慣が
促し、正確な勤務時間の把握に努める。 R2:22.5 時間] 一定定着しペーパーレス化につながった。(〇)
(2) 広 報 活 動 の ・繁忙期の時間外勤務平均時間 43.9 時間(〇)
充 実 、 開 か ア・「花園 PRESS」活動を充実し、生徒による広 ア・「花園 PRESS」による中学校訪問の実施
れた学校づく 報を推進する。 ・学校説明会での司会執行や校内案内役を
りの推進 ・本校ホームページ及び公式ブログに、日々 務める機会3回。 ア・コロナ禍のため中学校訪問の実施を見送っ
の様々な教育活動を掲載・公開し、生徒の ・ホームページまたは公式ブログの更新を た。(-)
様子や教職員等が取り組む様子を、学校内 合わせて年 300 回以上行う。 ・学校説明会を3回実施。3回目は感染防止のた
外に発信し、信頼される学校づくりを進める。 ・保護者自己診断「保護者への連絡や情報 め「花園 Press」による校内案内は中止したが、生
・保護者に対し、メール配信サービスやホー 提供を積極的に行っている」90%[89%] 徒会による司会進行は予定通り行った。(〇)
ムページ等を利用して迅速かつ的確な情報 ・教職員自己診断「保護者や地域に対して ・校長ブログの更新 420 回。ホームページの更新
を提供する。 十分な情報を伝えている」90%以上[91%] も必要に応じて行い、情報発信に努めた。(◎)
・コロナ禍ではあるが、可能な範囲で中高連 ・「中学生に必要な情報発信を十分に行って ・保護者自己診断「保護者への連絡や情報提供
携や高大連携のプランを考える。 いる」90%以上[91%] を積極的に行っている」79%(△)。ブログ更新を
積極的にアナウンスする。メール配信サービスは
学年も積極的に活用した。
・教職員自己診断「保護者や地域に対して十分な
情報」84%と目標に達しなかった。(△)
・教職員自己診断「中学生に必要な情報発信」
87%と目標に達しなかった。(△)
上記 2 項目については、新型コロナに係る生徒対
応等に追われることが多く、取組みに係る教職員
間の情報共有が十分にできていなかったと分析す
る。より機能的な組織体制を構築する。