泉鳥取高校
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取得日:2024年03月23日
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令和2年度 第2回 泉鳥取高等学校 学校運営協議会 議事録
学校運営協議会次第
日時 令和3年1月22日(金) 14:0017:00
場所 泉鳥取高等学校 A 棟1階 会議室
〇会議室
1.委員長挨拶
2.報告事項
学校の近況報告について
1 学校教育自己診断について (安田首席)
2 学校近況報告(広報活動等) (池田教頭)
3.授業見学
4.協議事項[司会:運営協議会委員長(観光大学副学長)]
1令和2年度学校運営計画まとめ
2次年度に向けて(経営計画の骨子や案について)
3 次年度への提言等
5.諸連絡 次回:令和3年6月を予定
〇会議室
1.報告事項
1学校教育自己診断について(安田首席)
12 月に学校教育自己診断を保護者・生徒・教員を対象に実施した。生徒の診断結果で「学力の向
上を実感している」「生徒相談室の利用法を知っている」
「学校は、部活動が活発になるように取
り組んでいる」の項目において否定的な意見が過半数を越えた。
〈分析と今後の取り組み〉
・「学力の向上を実感している」について
自己診断の結果からわかりやすい授業や教え方を工夫している教員が多いのに実感に繋がって
いないことから、実感できる場面が少ないことがあげられる。特に今年はコロナの影響もあり、
実力テストの回数が少なかったことも要因の1つであると考えられる。漢検などの外部の資格を
取ることを普段の授業に取り組み、より一層実感に繋がるようにしていく。
また成績上位者と成績が急上昇している生徒の表彰・掲示を行い実感しやすい環境を作っていく。
・「生徒相談室の利用法を知っている」について
65%近い生徒が使い方を知らないという結果が得られたので、もっと周知をする。また生徒相談
室以外にも保健室・図書室を相談に利用する生徒がおり分散されている。
・「学校は、部活動が活発になるように取り組んでいる」について
例年部活動に入る生徒が少ない。部活で得られる人間関係や楽しさを伝えていきたい。今年はコ
ロナの影響もあり1年生が体験入部する機会がなく、大会も中止が相次いで、部活動紹介動画を
作るなどしたが生徒が集まらなかった。
2学校近況報告(池田教頭)
・新聞取材について
文化祭
1
で生徒会中心に行った医療従事者を応援するブルーライトアップが朝日新聞に取材され
記事になった。J:COM でもこのブルーライトアップを取り上げられた。
・IZU カフェについて
広報はんなん1月号の表紙を IZU カフェが飾った。生徒だけではなくコロナがなければ地域の方
も利用することができる。
・オープンスクールについて
2 月 20 日土曜日に3回目のオープンスクールを実施する。
・MIND プロジェクトについて
泉鳥取高校の経営理念である「豊かな人間性」「確かな学力」
「将来を生き抜くための体力」を達
成するために 2021 年から掲げられた目標である。MIND とは心・精神を表すが、M はマナー、礼
儀正しく、そして挨拶をできるようにしよう。I はインデペンデンス、自立しよう。N は高潔、
正しい行動をとろう。D は品格。誰からも尊敬される人になろうという意味が込められており、
この4つについて取り組んでいく。
〇近況報告について質問・回答
(質問)
学校教育自己診断の内容は毎年同じですか?同じならば去年のデータなどがあればわかりやす
く、より深い協議ができる。
(回答)
次回から昨年度のものものせるなどして経年比較でき、よりわかりやすいものを作る。
2.授業見学
主に3年生の授業を30分程度見学
3.協議事項[司会:運営協議会委員長(観光大学副学長山田様)]
1令和2年度学校運営計画まとめ
2次年度に向けて(経営計画の骨子や案について)
3次年度への提言等
12令和2年度学校運営計画まとめと次年度に向けて(学校長)
〔目指す学校像(地域やグローバルな社会を「たくましく生き抜く力」の基となる「豊かでたくま
しい人間性」の涵養)(地域やグローバルな社会を「たくましく生き抜く力」の基となる「確か
な体力と学力」の定着)(将来の生き方をデザインし、自ら学び続けることができる生徒の育成)
(自ら学び続ける教師集団の確立)について〕
・遅刻対策としてのメロディチャイムの導入
・体育祭や修学旅行などの行事の多くが中止になり、1学期の授業日数が多くなっている。
・1学期の中間テストは休校中であったので2学期に実施
・その結果、3年は定期テストを5回、1・2年生は定期テストを6回実施することになったが
テストが増えたことで範囲が狭くなり、良い結果が得られたので、来年以降も精査しながら検
討していきたい。
・研究授業もあまり行えなかったので、休校中の対策も兼ねて授業を動画に残し、データを貯め
て、いつでも見返せるような自学自習ルームを作ることを考えている。
・初任者研修の一環で保護者対応のシミュレーションを実施したが、回数を増やしていこうと考
えている。
・ボランティア活動への取り組みとして休校中にマスクを生徒に作ってもらい、1000 枚にのぼる
手作りマスクを寄付した。
・地域や異文化との交流はコロナの影響もありなかなか難しいなかで異文化交流の機会であるイ
ングリッシュカフェを例年8回程度実施しているが今年度は3回ほど実施した。
・学校説明会の実施が難しく、テレビ岸和田や J:COM に協力していただき放送したり、映像を中
学に送ったりした。
・海外修学旅行は中止になり、国内修学旅行も計画したが中止になった。
・卒業式は工夫しながら実施する予定
4 次年度への提言
(意見1)
:PTA 会長 安川様
メールでの連絡などは保護者も予定を把握できて助かっている。
(意見2)
:阪南市福祉協議会 坂上様
布マスクは福祉の場面でも地域と関わりを持つことができ大変素晴らしい取り組みであった
(意見3)
:地域代表 大久保様
学校教育自己診断の結果より、学校の授業や先生の評価は良いのに、学力の実感に繋がっていな
いので、どうすれば実感してもらえるかが課題。
(意見3に対して)
:学校長
実力テストの結果を掲示(上位者・急上昇者)、英検漢検などの資格を複数所持している生徒にイ
ズトリマイスターとしてバッチを与えてつけてもらい、意欲向上に繋げていく。
(意見4)
:阪南市立鳥取東中学校長 田窪様
経年比較したときにどうなのかがわかるようにしたほうがよく、2022 年の目標を達成するには現
在はすこし厳しいので今からの取り組みが大切である。一番シンプルな質問(学校が楽しいか)の
数字がもうひと伸びあると良い。
(意見5)
:ベネッセコーポレーションより江田様
成績上位者などの表彰と掲示によって生徒の実感がどのように変わるか、今後の動向に注視して
いきたい。授業見学では生徒がとても楽しそうにしており、また ICT を活用した授業が多く ICT
活用の目標は達成されているのではないかと感じた。
(意見6) :ベネッセコーポレーションより荻堂様
授業見学で生徒と先生が楽しそうにしているのはすごく伝わったので、成績上位者の掲示表彰だ
けでなく、その過程を褒めて自信を持てれば学校が楽しいと思う生徒の割合が増えると思う。
(意見6に対して)
:学校長
授業データをとり貯めることで、自分自身の研究にもなり学び続けられる教師集団の確立に繋が
る。そうなればより良い授業が生まれ、生徒の楽しみに繋がる。
食堂のメニューもバリエーションを増やすなどして、学校が楽しい、早く学校に行きたいと思え
る学校を作っていきたい。
(質問1と意見7) :観光大学副学長 山田様
Google のクラスルームはどう活用していますか?
オンラインでは成果が分かりにくい面があるので ICT の活用も大切であるが、フェイス to フェ
イスの大切さを忘れずにうまいバランスを取る必要がある。
成績上位者の掲示は掲示されない生徒への配慮が難しく、ボトムアップの仕方について検討の余
地がある。学校が楽しいということはすごく大切であるが、満足度は重要なファクタ学校への満
足度を集計して積み重ねて検討していけば良い。
(質問1に対して) :橋本教頭
まだ双方向では実施しておらず、こちらからの一方向のみであるが2月9日に双方向を実施する。
(意見8):教育 PRO 編集委員 宮坂様
楽しいという指標が友達なのか授業なのか細分化していけば目標や対策を立てやすい。
他の似た学校と比べても学校自己診断のポイントが高いが、部活動などもっとあげていけばより
良い。
(意見18を受けて) :学校長
学校に行くことが楽しければ、学習にも身が入り、授業が楽しくなればより学力の向上の実感に
拍車がかかる。成績上位者ばかりではなく、下位層の成績をあげるための方法なども検討してい
きたい。そして二年連続定員が割れている状況を打開するためにも学校が楽しいと生徒が思えば、
中学生や保護者の方々にも安心を与えられる。だから学校の取り組みを中学や塾、教育委員会に
どんどん広報をしている。その他に生徒の意見がダイレクトに伝わるような広報の仕方などの意
見を頂戴できたらと思う。
また、一方的であったとしてもクラスルームなどを活用して保護者や生徒への周知はしてきてい
るが、まだまだ良くしていける部分があるので、改善していきたい。
コロナの影響を受けて、学校教育そのものが大きく変わろうとしており、本校も大きく変わるチ
ャンスが来ているので斬新なものを作り上げていきたい。そのときにはアドバイスいただければ
嬉しい。
(意見9) :教育 PRO 編集委員 宮坂様
広報に力を入れているのはすごく伝わった。そこに生徒が主となった伝え方、目に見える広報が
あると尚良い。それがまた地域の活性にも繋がり、泉鳥取高校の良さを伝えるために大切。
(意見10):観光大学副学長 山田様
広報戦略について、OBOG がどれだけ学校に愛着をもてるかも大切であり、生徒がどれだけ愛着を
もてるか、楽しんでいるかが重要である。
コロナという異常事態のなかで、色々な問題がでてきたが、コロナウイルス流行前よりひきこも
りなど「孤独」が大問題になっている。この「孤独」とコロナウイルスによるステイホームが重
なり、社会的にどう打撃を与え、コロナ収束後の影響も考えなければならない。これ以上大変な
ときはないので、このピンチを千載一遇のチャンスとして取り組んでいただきたい。
(意見910に対して) :学校長
マスク寄付や医療従事者への感謝の気持ちなどをマスコミを通じて広報をしている。
また、IZU カフェも地域の方々の集まる場所となっていけば広報になっていく。
緑ヶ丘の老人クラブとも連携して坂道が多いのでベンチを設置するなどして生徒が地域の課題
に対して考えて、阪南市全体を活性化させていければ良いと思っている。
PTA や同窓会にも協力を仰ぎ、教員や地域、保護者とともに、生徒を中心としてより良い方向に
進めていきたい。
(意見11)
:観光大学副学長 山田様
共同・共生の精神が MIND プロジェクトの根幹を支えていくものになるだろう。
(意見12):ベネッセコーポレーションより江田様
共同・共生するために生徒が何と共同・共生していくのか。これが決まれば新しい目標として令
和3年度も進んでいける。
(意見13):本校養護教諭 坊内
生徒自ら企画や目標を立てて実行に移すのは難しくても、教員の提案があれば、生徒がやりきる
力は十分にある。そうした達成したり体験したりすることを続ければ、学校の充足感に繋がる。
学力以外の面でも満足感を上げていければ生徒が誇れる学校になっていくと思う。
(意見1113に対して) :学校長
地域の課題に取り組みながら課題解決能力を高め、地域のリーダーとなるような生徒を育成して
いきたいので、小さなきっかけを生徒に与えて、生徒をどんどん動かしていけば生徒そのものが
変わっていく。
(意見14):観光大学副学長 山田様
日本は自己肯定感が低い子供が多いのでどうやって自己肯定感を引き出していくのか。自己肯定
する場面の設定をうまくする必要があり、人間的な部分で高めていければ良い。
諸連絡
次回:令和3年6月を予定