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平成31(令和元年度) 第3回 泉鳥取高等学校 学校運営協議会 議事録
 
 
 学校運営協議会次第
 日時 令和2年1月24日(金) 15:0017:00
 場所 泉鳥取高等学校 A 棟1階 会議室
 〇校長室
   1.学校長 挨拶
   2.本日の時程及び協議内容について(打ち合せ)
 〇会議室
   1.報告事項[近西教頭]
     (1) 進路指導状況について (進路指導部長)
     (2) 学校の近況報告について
       〇全体(イズトリだより等) (近西教頭)
       〇各部 (各部長)
     (3) 学校教育自己診断について (近西教頭)
     (4) 今年度の学校経営の振り返り (峯近校長)
     (5) その他
       ・学びに向かうアンケート
       ・基礎力診断テスト結果による泉鳥取高校の特徴分析
   2.協議事項[司会:運営協議会委員長(比嘉芦屋大学1学長)]
       (1)次年度に向けて(経営計画の骨子や案について)
             次年度への提言等
       (2)募集定員割れの解決に向けて
     本日のまとめ
 
 
   3.諸連絡 次回:令和 2 年 6 月を予定
 〇会議室
   1.報告事項[近西教頭]
     (1) 進路指導状況について (進路指導部長:安田教諭)
        今年の 3 年生(42 期生)の進路状況の報告をする。在籍者 195 名中、大学2合格1したのが
      18 名、短大が 10 名、専門学校が 65 名、就職で内定が決まっているのが 70 名、未定が 32 名で合
      計 195 名である。就職については、今年も、本校から生徒を採用したいという求人やハローワーク
      の求人票などから、生徒のニーズを考え、こちらでピックアップした。紹介求人数について、昨年
      度が 700 件あったのが、今年度は 800 件程度あり、数のみで考えれば、生徒も数ある中から選べる。
      1 次内定率が昨年度 72%から今年度 83%に、10 月以降の就職試験を含めると、今年度の学校紹介内
      定率は約 88%となった。学校紹介による内定者は 66 名で、継続して指導中が 9 名である。就職率
      は 36%だった。生徒たちが頑張り、1 次合格2率が上昇した。
    進学希望者は 6 月から AO 入試のエントリー、オープンスクールへの参加、9 月の指定校推薦決
  定、10 月には専門学校の出願、11 月には各校の推薦入試が行われました。大学3については、入学
  者数の厳格化の影響で一般入試の倍率が上がり、推薦の枠も減るのではと予測していたが、本校の
  推薦の枠にはあまり影響はなかった。短大・専門学校については、ほぼ希望通りの学校に合格3して
  いる。看護学校については、放課後に残って勉強を続けていた生徒たちのうち、2 名が看護学科に、
  3 名が准看護学科に合格4した。短大、専門学校も合わせた進学者は 93 名(48%)となった。就職と進
  学は約半分ずつという結果となった。
    現在「進路未確定」の生徒が、32 名(16%)います。昨年度の 23 名より少し多いが、ハローワー
  クに相談に行くなど、まだ継続的に指導中である。進路指導部としては、担任と相談しながら、進
  路先未定の生徒を減らして卒業していくように指導していく。
 
 
 (2) 学校の近況報告について
   〇全体(イズトリだより等) (近西教頭)
     今年度、新しい制服になった、国際交流委員会として、韓国の生徒と国際交流を行った。救護
   法講習会では、地元自治会や PTA 役員の参加もあり、地域と連携しながら行った。NIE・教育に
   新聞を活用しよう、ということで、新聞に取り上げられている海洋プラスティックゴミ問題につ
   いて、生徒は調べたり、意見をまとめたりした。本校初の海外への修学旅行としてベトナムへ行
   った。生徒は、英語で現地の人と交流したり、買い物したり、英語に触れながら、日本との違い
   や文化について学んでいた。来年度もベトナムへの修学旅行を計画しており、観光大学4留学生と
   の交流、ベトナムについての紹介を聞いた。文化祭でも留学生が本校に来て、キャンドルインス
   タレーションというイベントを見ながら交流を行った。イングリッシュ・ルームを実施し、地域
   の方の協力を得ながら、英語を生徒に学ぶ機会を増やそうと尽力した。その後、英語を使ったハ
   ロウィンパーティーやクリスマスパーティを実施した。和歌山大学5から、英語専攻の学生が教育
   ボランティアとして来ていて、連携して英語教育に力を入れていきたい。新聞コンクールに本校
   の 1 年生が応募し、数ある中から、奨励賞を受賞した。3 学期になり、卒業・進級に向けて全力
   で指導していきたい。
   〇各部 (各部長)
   (教務部:宮教諭)
     自己診断分析の結果について報告する。生徒用アンケートについて、
                                                                 「内容がわかりやすい授業
   が多い」、「教え方に様々な工夫をしている先生が多い」という項目については、ここ数年 67
                                     「自分の学力の向上を実感している」には、例年 6 割前後
   割の肯定的意見が出ている傾向にある。
   の肯定的意見が出ていたが、今年度は、49.2%と半数を切るという結果になった。学年別にみる
   と学年が下がるごとに低下している。1 年生については 40%を切っており、内容についても高校
   に進学し、内容も難しくなり、学力がついたと実感しにくい面があるのかもしれない。教員も授
   業において様々な工夫をして臨んではいるが、このような数字が出ているということは、真摯に
   受け止め、原因を考えたいと感じる。
                                   「学習の評価はテストの点だけでなく、生徒の努力や授業に
   取り組む姿勢などを含めて行われている」や「学習の評価は、客観的であり、納得できる」とい
   う項目については、75%程度の高い数値で安定してきている。
     保護者用アンケートについて、「本校ではわかりやすい授業が多いようだ」は 5 割程度であり、
   生徒に比べ、低い数値がでている。
                                 「こどもの基礎学力は向上したと感じる」は以前より高くなっ
           「こどもの学習評価は納得できる」については 7 割程度で安定をしている。全体を通じ
   ているが。
   て、保護者の結果は生徒自身のアンケートよりも低い数値となっている。学校から保護者へ、様
   子が伝わりにくいことが原因かと感じている。保護者用については、返答率が低いのもしれが原
   因だと考えられる。なんとか生徒自身が、学力が向上したと感じられるような対策を考えたい、
   保護者の方へもそれがしっかり伝わるように工夫していきたい。
 
 
 (3) 学校教育自己診断について (近西教頭)
   肯定的意見の高い項目:授業のわかりやすさ(近年も上昇傾向)、教え方の工夫、生徒の努力をみと
 めてくれる、体育祭、文化祭の工夫。
   低い項目:生徒相談室の利用法を知っている。→直ちに生徒へ紹介する。部活動をしている。→
 本校としては部活動生が少ないというのは悩ましい問題であり、運動部よりも文化部の方が盛んな
 傾向がある。
   全体として、授業などで工夫をして授業をしているのは生徒に伝わっているが、それらが生徒の
 学力が向上したという実感までは届いてはいない。また、それが保護者へ伝わっていない。
 
 
 (4) 今年度の学校経営の振り返り (峯近校長)
 ・学校の経営について
   保護者からのアンケートの回答数 196 は生徒(500 後半)に比べて少ない。アンケート項目について
 保護者がどれほど目にして理解されているのか。学校公開の日も来ていただいている保護者の数も
 少ない。学校へ来て頂けるような環境を工夫したい。生徒を通じた保護者へのプリント連絡が届い
 ていないときがある。メールや HP 等を活用して、web を使った連絡も積極的に行っているが、さら
 に密に連絡を取っていきたい。遅刻者を減らすために、始業のチャイムが鳴る前にメロディチャイ
 ムを鳴らして、教室に時間が来たことを知らせて、教室に入るよう促した。結果遅刻者は減ってき
 ている。PTA の協力の元、HR 教室に ICT をつけることができた。今後活用内容の充実化を図りたい。
 本校は若い教員が多く、研修を積極的に行っている。初任者については、2 学期末に研究授業を行っ
 た。中堅の教員の研究授業を行った。食堂を地域の方々が来られるように開放し、1 日 10 人程度食
 事をするために来られている。
 ・今後の方向性
   昔は「せめて高校は出ときなさい」から今は「大学6や修士課程を出た方がいい」へという世の中
 になってきている。大学7の情報について、今までよりもさらに深い内容について伝えていきたい。
 単元テストの導入について考えていきたい。橋本教頭が作成した学校スタンダードを活用したり、
 積極的に地域の方と関わったりして学校をオープンにして、学校のことをもっと知ってもらいたい。
 イングリッシュ・ルームについては、今後は食堂で行う予定であり、生徒の多く集まる 2F の一室を
 使って英語を学習できるスペースとしていく予定。生涯を健康で生きていくために、体力・学力・
 人間性ということを次年度の学校経営計画に取り入れたい。
 (5) その他
   ・学びに向かうアンケート
   (宮坂様)
      1 年生の自己肯定感が低く、学年が上がるごとにそれが高くなっている傾向がある。これは、
   しっかりと指導をされているということだと思う。全体的に学年が上がるごとに上昇傾向にある。
   ただ、学校以外の基本的生活習慣が、学年が上がるごとに低くなっている。これはアルバイトを
   始めているなど様々な要因が考えられるが、気をつけていきたいところである。学習習慣が全体
   的に低い。学習時間の確保も低い。それらをどのようにするのかを考えていくべき。地域活動を
   する時間も少ない。地域活動は自己肯定感向上に効果的である。今、力をいれて交流活動をやっ
   ておられるが、それらは効果的だと思う。他校と比較すると、全般的にアンケート結果の数値が
   低い。ただ、部分的に逆転して良いところがある。我慢強さ、規則を守る、いじめは許さないと
   いう部分は他よりも高い傾向にあり、これは生徒の良い部分である。
 
 
   ・基礎力診断テスト結果による泉鳥取高校の特徴分析
   (ベネッセ:酒井様)
   [学力]
      2 年生の特徴:義務教育段階の学び直し層に相当する生徒の割合が入学時点(70.6%)より、5%の
   減少が見られる(65.2%)。
      1 年生の特徴:義務教育段階での学び直し層に相当する生徒の割合が 1 回目(76.2%)から 2 回目
   (71.7%)と 5%の減少が見られる。
   [学習意欲]
      2 年生の特徴:生活学習力において、授業準備に関する項目が 1 回目 2.3 から 2 回目 2.4 と改善
   傾向が見られ、教科学習力では、授業外学習に関する項目が 2.6→2.7 への上昇が見られた。生活
   面においては 22 名、教科面においては 20 名の学習意欲の上昇が見られた。
      1 年生の特徴:生活学習力において、出席・授業準備・提出物すべての項目において 2 ポイン
   ト以上の上昇を確認。教科学習力では、授業理解姿勢・授業外学習の項目においては上昇が確認
   できた。生活面においては 62 名、教科面においては 39 名の学習意欲が上昇していた。
   [生徒の心の特性:自我同一性]
   2 年生の特徴:入学時点では自己肯定感が低い生徒が過半数でその中でも無気力な生徒が多いと
   いわれている途上型の生徒が 25%在籍していた。しかし、自己肯定感が高い生徒が 47%から 57
   へと上昇してきている。
   1 年生の特徴:全体傾向としては、自己肯定感の高い生徒が 47%と自己肯定感が低めの生徒が 53%
   と過半数を占めているが、途上型が 24%→19%へ減少しており、無気力な生徒が減ってきている
   ことが示唆される。
 
 
   [総括]
   2 年生:学力の底上げ、学習力の上昇に加え、希望進路決定者の増加など進路実現に向けた流れ
   としては、肯定的な変化が多く見られた。進路に関するアンケート結果から、希望先は決定して
     いるが、それに向けた取り組みについては「これから考える」、
                                                             「方法が分からない」と答えてい
     る生徒が過半数を超えている。3 年生からは、希望進路実現に向けて、具体的に何をするべきか
     を明確にする必要がある。
     1 年生:1 年生後半から 2 年前半が最も成績変動の大きい時期となる。そのため、この半年で学習
     に向かうモチベーションが下がることは、生徒の可能性を限定してしまうことに繋がる。その際、
     早めの進路希望の決定と学力には相関があることがわかっているため、早期に希望進路を意識さ
     せ準備をスタートさせる進路研究がカギと感じる。
 
 
     (生活指導部長:北岸教諭)
       遅刻者の推移について、この地域の特徴が出ている。祭礼に 9 月 10 月に参加し、それによって
     遅刻している生徒が増える傾向がある。最近は、遅刻者は減少傾向がある。最近は、駅の前で交
     通指導を行っているが、ギリギリに駆け込むような生徒は減っている傾向があり、余裕をもって
     間に合うように来る生徒が増えている。
 
 
 2.協議事項[司会:運営協議会委員長(比嘉芦屋大学8学長)]
     (1)次年度に向けて(経営計画の骨子や案について)
           次年度への提言等
     (2)募集定員割れの解決に向けて
     (1・2 含めた議論が行われた)
     (提案)
     1学力が向上したと実感できているという生徒が少ないというデータに関して、その層をブレイ
       クダウンしてはどうか。どのような生徒がそう感じているのか、特徴(朝食は食べているかなど)
       は?などを調査し、その層へボトムアップしたら改善されるかも。
     2他校は遅刻をしないように、授業終わりに次の授業の準備を徹底させることにより遅刻が減っ
       た。
     3保護者に学校の事を知ってもらいたいという事に関して、成績が伸びた生徒や成績が良かった
       生徒を表彰するのはどうか。
     4進学について、校外模試を受けさせてみる。また、進学希望の子には奨学金を送るというのは
       どうか。
     5「学校スタンダード」を十分に活かして 13 年の指導へ活かすのはどうか。
 
 
     (意見)
       提案1については、相関を調べてみるとわかりやすい(相関係数など)。ただし、調査というの
     は、統計処理を行う際に名義尺度に配慮する必要がある。統計的にそれが有意な統計なのかをし
     っかり考えなければならない。肯定的な意見の部分だけではなく、否定的な意見の部分にも重点
     をおくべきだ。どうやったらそれらを改善できるのかを考えていくべきだ。項目の生徒相談室利
     用方法を知っているかが低いことについては、知っているかどうかの問題。自分で知ろうと思っ
     たら知ることができるが低い。なぜか?周知の仕方が悪いのではなく、そこに気持ちが向かって
 いないと考えられる。学校そのものへ気持ちが向いていない面があるかもしれない。生徒相談室
 の利用方法だけではなく、学校に向かう気持ち、所謂背景もあるのではないか。その部分からの
 解決を考えていくことがこの調査の着目点である。命の大切さを学ぶ機会がある、の肯定的な評
 価が高いことについては、高いということは学校では必ず学んでいる。No と答えた 4 割の生徒は
 聞いていないだけかもしれない。自分で認識ができていない。なぜか?学校に気持ちが向かって
 いなくて言葉が入っていない。勉強について同じでいろいろなことを工夫して授業を行っていて
 も、それが生徒の心に落ちていないのではないか。根本的な部分はどうなのか?ということにつ
 いて考えていくべきである。
 
 
 (意見)
   根本的な部分の話はすごくわかる。学力については小中学校での教育も関係はあるので中々言
 えないが、校長の言う体力・学力・豊かな人間性と言っている。確かな学力については、学校側
 の言う学力と生徒が身についたと感じていない学力は果たして同じ意味の学力であろうか。それ
 が違っていたら、目標に掲げても、達成は難しいかもしれない。中学校の現状は、中学校の教員
 の授業力で生徒の学力が伸びていると断言できる教員はわずかであると思う。学力が伸びている
 生徒の大半は塾で伸びている。塾へ行く機会というのは、こどもの学力へのこだわりが強い家庭
 が多く、そうではない子の学力は伸びてこないし、授業に集中しない傾向にある。親の意識が高
 いと点数にはシビアであるし、それなりに、勉強はする。しかし、その子たちも授業ではしっか
 り聞いているかといえば、そうではなく、授業で習った項目に関してはあまり聞いていない。み
 んなで同じ内容をやらなければならない、という中で、学力を伸ばすという大きな事を行えてい
 ないのが現状であり、これで学力格差が広がっている。その中で、自分の学校から泉鳥取高校へ
 通っている生徒は、学力段階で見れば、下の層が多い。その子たちは、学校へ行って、これをし
 たいというものは多くなく、アルバイトをせざる負えない家庭も数多い。その中で、教員が、こ
 どもたちが母校に訪れた時、勉強わかる?と聞いたら、わかる、同じ内容をやっているからと返
 答が来る。中学校の内容の学び直しをやっているため、わかる子にはわかる内容である。その部
 分を考えると、自分の学力が伸びたと実感は難しい。確かな学力とは一体なんなのか?というこ
 とを考えたときに、高校の魅力で生徒を引き付けることは難しくなってくる。成績のいい子は偏
 差値の高い高校に進学するので、ここにくる子をどうするか?ということを考えると、先ほどの
 意見は一般的な意見である。泉鳥取高校の志願者を増やすことができるかどうかと考えたときに
 厳しい。
 
 
 (意見)
   学力の向上と募集というのは違う。中学校から高校へ進学するのにどういう部分を見ているの
 か。偏差値別で高校を選択する制度を変えると可能ではあるが、この状態は変えられない。
 
 
 (意見)
   近年、学力が本校と同等程度の中学生が、この部活ある学校で頑張りたい、これに取り組みた
 いという子が専願で受けられる高校へ進むのが多い。
 (意見)
   そのような広告となることを中学校や塾に伝えていくと志願者増加に繋がるのではないか。中
 学校にもそのような生徒さんをうちに下さいと言うようなことをすれば集まるかもしれない。浸
 透させるのに時間がかかる。欲しい生徒像を各中学校や塾に流して周知するのに時間がかかる。
 高校ならではの特色、部活動での特色(このような指導者がいるため、しっかり指導できますなど)
 があるから、本校に是非来てください、と言えるような状態にしていくべき。具体的に広告の仕
 方などはまたお話しする。
 
 
 (質問・意見)
   学力とは何なのか?中学から高校へ、高校から大学9へ、進学するにあたっての大切なテーマと
 いうのは何なのか、わからない。学力というのは子どもたちは何で競争しているのか?
 
 
 
 
 (意見)
   見える学力は点数である。見えない学力は人間性だと思っている。点数だけとってきた子は高
 校に入ってから伸びない場合ある。今まで課された課題のみをこなしてきた子は受け身であるこ
 とがある。点数を取ることができるだけでは限界があると感じる。自分で考えて、何をしたいか、
 何になりたいのかを考えて行動していくべき。このような見えない学力が大切だと考えている。
 一般的には競争しているのはテストの点数である。昔は研究をする学生が多かったが、今は教育
 を必要とする学生が増えてきているので大学10での課題となっている。
 
 
 (質問)
 見えない学力(人間性)と点数の学力は関係があるのか?
 
 
 (回答)
   相関を示す明確なデータはない。ただし、自己肯定感の高まりやすい時期や下がりやすい時期
 という全体的なデータはある。どのような自己肯定感を持っている子が、学力が伸びやすいかな
 どの相関を示すデータもある。学力の議論について、時代によって異なる。総合的な探求の時間
 というものが設定されたが、この時間では、テストの点ではわからない学力を高めることができ
 る。しかし、テストの点だけを伸ばすことを考えて授業をされているわけではない。新たな学力
 観というのは、繰り返し出てきている。人間力や探求心に基づく学力が出てきたところで、格差
 がなくなるわけではない。結論、何かに挑戦したいとき、それはできる環境があるかないかの話
 になってくると考えられる。学校は、組織的に全体で取り組んでいくと良いと感じる。
 
 
 (意見)
 学年が上がるごとに学力がついたと感じているというデータについては、1 年生のときに教わっ
 た内容がその場ではわからなくても、
                                 「あのことはこういう意味だったんだ」と後からわかってい
 る場合が多いのかもしれない。教育的効果が 1 年生のほうが低いのではなくて、数字に表れにく
   い成果が読み取れる。部活動に打ち込んでいない学校については、生徒が部活を求めていないの
   かも。本校に部活を求めて来ているわけではないのかも。そうだったとしたら、少ないからとい
   いて、そこまで気にする必要はないのではないか。
 
 
   (意見)
     次年度計画について話す。生徒表彰については面白い考えであるので取り入れても良いかもし
   れない。生徒たちの個性を見つけたり、伸ばしたりすることができる可能性がある。定員割れに
   ついては泉州の子どもの数も少なくなってきていることも要因の 1 つだと思うのでどうしようも
   ない部分はあると思うが、その中で、泉鳥取高校と言えば、○○だ!ここが強みだ。みたいなの
   が 1 つでもあれば良いと思う。今行っている様々な取り組みをブラッシュアップしていけば強み
   になると感じる。
 
 
   (意見・PTA 副会長:安川様)
     協議会に参加して勉強になった。自分の子から感じることは、学校に楽しく行っているという
   ことである。クラスでも楽しそうにしていて毎日充実している様子である。先生方も前向きに色々
   な事を行っているので、安心している。
 
 
   (質問)
     府立高校は、
               「このような生徒が欲しい」と言ってはダメなのか?
 
 
   (回答)
     大丈夫であり、府立高校はそこで宣伝を行っている部分もある。
 
 
   (意見)
     府立高校は特に、偏差値の違いがあるだけに見えてしまう。よって学校独自の強みがあればほ
   かの学校との違いを際立たせることができ、志願者も増えるかもしれない。
 
 
   (意見)
     高校は出口である。このような目標があるから、この高校に進学しようというようにどのよう
   に成長するのか、という出口をしっかりと整える必要がある。そうすれば、周りの人々にはわか
   りやすい。また、具体的なデータを示すと良い。本校に入ったら学力がどのように伸びるかとい
   うことをグラフで明確に見える形で見せる。一般的には 2 年生が中だるみという現象で学力が一
   番低くなるが、本校では、学年を追うごとに学力は伸びる場所である、と宣伝したら良い。本校
   に来たらどのように成長できるのかを具体的に、グラフやモノを使って示すことが効果的だと思
   う。
 
 
 本日のまとめ
   特色の示しにくい公立高校という立場の中で、工夫を凝らしていき、他の高校とは違う独自な面
     を磨いていき、さらに良い泉鳥取高校をめざしていけたら良いと思う。着実に成果が見られている
     取り組みはあった。今後も引き続き尽力していきたいと思う。
 
 
 3.諸連絡
    次回:令和 2 年 6 月を予定