美原高校
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大阪府立美原高等学校
令和5年度 学校運営協議会(第3回)議事録
1 日 時 令和6年2月20日(火) 14:1515:30
2 場 所 本校 会議室
3 参 加 者 協議会委員 : 地域住民、学識経験者等4名
本校教職員 : 校長、教頭、事務長、首席、教務部主任、生徒指導主事、保健主事
4 内 容
(1) 校長挨拶
・3年生に関しては、現在在籍している生徒が全員卒業予定。1・2年生に関しては、来週の水曜日
から学年末考査が始まる。しっかりと力を出してもらって進級、そして将来の進路に向かって少し
でもいい成績が取れるようにがんばってもらいたい。先生方にもそのための指導をお願いしている。
来年度は、3学年から2学年になり、教員数がかなり減る。そのため令和6年度の学校経営計画で
は、無理をせずに、今やっていること、今あるものをどのように積み上げていくかということに主
眼を置いている。
(2) 議 事
◆ 令和5年度 学校経営計画及び学校評価(案)について
・今年度の学校教育自己診断の生徒結果では、22 項目中 17 項目で肯定的な回答の割合が上昇してい
る。生徒数が減っていく中でも、子どもたちは満足した学校生活を送ってくれているのだととらえ
ている。
・一方、保護者においては、22 項目中 11 項目で肯定的回答の割合が下降している。中身を詳しく見
ると、生徒の満足度が高い項目であっても保護者では逆に下降しているということが多々見られる。
保護者に対して学校がきちんと情報発信できていないということが、改善すべきポイントとして挙
げられる。
・学習指導について、生徒からは比較的いい評価を得られている。
「学校で勉強するのは大切なことだ
と思う」の項目については、過去3年間を通じてポイントが上昇しており、子どもたちがしっかり
と学校の意義を認めてくれている。
・教職員の「生徒の実態をふまえ、指導方法の工夫・改善を行っている」の項目は、肯定的回答が
100%であり、先生方が子どもたちの状況を踏まえて、少しでも理解してもらおうと学習指導に取り
組んでいることがわかる。
・今年度は、教務部が中心となって観点別学習状況の評価についての研修、また、授業改善のために
教員間の授業見学会を行うなど、新しい学習指導要領に向けての取組みが着実に進んでいる。
・生徒指導等については、
「学校は生活指導をきっちりと行っている」の項目で生徒の肯定的な回答が
97%となっており、ほとんどの生徒が本校の生徒指導を肯定的にとらえていることがわかる。先生方
が苦労しながらも生徒たちに寄り添った指導をしていることの賜物であると考える。保護者の肯定
的回答は 81%であり、生徒の回答とは差があるものの非常に高い評価をいただいている。
・
「部活動は盛んである」の項目はかなり低くなっている。来年度から新入生が入ってこないという
こともあって、特に運動部において入部率が上がらなかった。
・
「文化祭など、学校行事に主体的に関わりたいと思っている」の項目では、生徒の肯定的回答が昨年
度より 12 ポイント上昇した。コロナが明けて色々な規制がなくなり、また先生方の取組みや熱意
が伝わった結果であると考える。教職員の「学校行事が生徒にとって魅力あるものとなるよう、工
夫・改善を行っている」の項目は、昨年度より 39 ポイント上昇した。コロナウイルスの影響がなく
なって、学校活動が活発になっていることがわかる。
・「校長は自らの教育理念や学校運営について考え方を明らかにしている」の項目は、昨年度より 15
ポイント上昇しており、先生方より評価をいただいている。
・学校教育自己診断で、「勉強することは大切」の生徒の肯定度は 89.5%で目標を達成している。
一方、「授業がわかりやすい」の肯定度は 81.6%で、83%以上とした目標を達成できなかった。
学習評価や授業改善に係る研修の実施や、授業改善 PT の立ち上げなど、校内での取組みを着実に
に進めている。次年度は教育センターの支援も受けながら授業改善に向けた取組みを進めていく。
・ICT の活用度についても肯定的回答率が上昇している。ほとんどの教員が授業で ICT を活用してい
る。それをどう発展させて、生徒にとってわかりやすい授業に結び付けていくのかという段階に入
っている。ICT 活用による働き方改革、業務改善も積極的に進めている。
・学校教育自己診断の「教え方の工夫」の項目、授業アンケートの評価ともに目標を達成している。
授業改善 PT を中心に、来年度も授業改善及び授業力の向上に取り組んでいく。
・図書館の利用に関しては、昨今読書離れということが言われているが、今年度は教務部が中心とな
って、学校支援クラウドサービスに図書館の項目を作って情報を発信するなどの工夫をして、少し
利用数が増えた。
・進路指導については、学校教育自己診断の「適切な進路指導」の項目では目標を達成した。しかし、
学校斡旋就職の1次内定率は目標に達しなかった。進路指導部の分析では、基礎学力の不足が影響
しているのではないかということであった。10 月の教員研修でそのことを共有し、次年度、基礎学
力向上のための新たな取組みを行うこととなった。
・SC、SSW の活用については、目標の回数を達成できなかったのは件数が少なかったから。生徒は色々
な悩みや相談事を抱えているが、それがなかなか外に出てこない。今後、もう少し相談しやすい環
境づくりが必要。次年度、情報発信も含めて検討していく。
・外部機関との連携については積極的に頻繁に行っている。
・平均遅刻回数に関しては、1 昨年は 1 人当たり平均 1.2 回であったが、昨年は 1.9 回に増えた。コ
ロナの影響が大きく、学校生活を普通に続けるのが難しい生徒が増えている。今年度に関しては、
目標回数を低くしすぎると子どもに対して適切な指導がしにくいことから、目標を少し高めの 1.7
回にしている。配慮が必要な生徒には無理をさせずに学校に来させるようにするなどの対応をして
いる。結果として順調に目標を達成できている。
・新入生の部活動加入率の目標を 40%以上としたが、ぎりぎり達成することができた。
・「人権教育」に関する肯定度は、元々の目標設定が 90%と高いこともあって、今回の結果は 89.1%で
目標は達成できなかったが、取組み内容は充実していた。その中身を精査して、次年度また検討し
ていく。
・「HP・メール」利用度については、目標を 70%以上に設定していたが、64.3%と目標を達成できなか
った。大きな災害はいつ起こるかわからないので、何かあったときに連絡が取れるよう、利用度が
100%に近づくようにしていきたい。
・
「施設・設備」の満足度については、目標を達成していない。色々なところが老朽化していてなかな
か改善ができていない。PTA、同窓会に校内の環境整備にご尽力いただいている。
・体育専門コースについては、生徒の満足度が 97%と非常に高い。すべての生徒が自ら立てた目標を
達成するなど、実質的な満足度が高い。ただ、来年度に関しては、希望者数が少ないため、専門コ
ースは閉じることになる。
・教員の時間外労働月平均時間は、目標を 30 時間以下としていたが、今年度は 23.8 時間で目標を達
成している。教員の最終退勤時間を 18 時 30 分と定めている。
□ 協議委員からの意見
・SSW の活用の実態について教えてもらいたい。
⇒経済的に厳しい家庭の生徒のヒヤリングや福祉資源の発掘、また、保護者との面談にも入っても
らったり、家庭訪問に同行してもらったりもしている。
・家庭が厳しいという情報がどこかから入ってくるのか。
⇒生徒の話や様子から気になってヒヤリングをすることもあるし、進路についての相談の中で上
がってくることもある。週 1 回開催する支援会議で情報が集まってくる。
・SSW の来校回数はもっと必要か。
⇒生徒が自分から困っていることを発信することは少なく、こちらでキャッチした事案に対応し
ているのが現状。月 1 回来ていただいているが、対応していただくのは 1 件か2件。これ以上
回数が増えても、活用が増えることにはつながらない。
⇒本校は年間 12 回来てもらっているが、24 回を希望すれば来てもらえるような状況に大阪府はな
っている。状況によって、スーパーバイザーが定期的に訪問するという形をとる学校もある。
・SSW は継続的に関わっているのか。
⇒継続して関わってもらっている生徒が多い。
・この制度がないときは、直接福祉課に行ってやりとりをするなど大変であったので、その点助かる
のではないか。
・外部機関との連携が 100 件を超えているとあるが、具体的にどういう機関と連携しているのか。
100 件というのは多いのか少ないのか。
⇒連携する外部機関は、警察、各市の子ども支援の部署、子ども家庭センター(児童相談所)など。
学校とそうした関係機関が相談しながら支援を行っている。同じ件で継続的に何度もやりとり
をしている。昨年は 80 件程度で今年は約 130 件なので、かなり今年は多い。積極的に相談をす
るので、他校と比べてかなり件数は多い。
・色々な性格、家庭状況の生徒がいる中、それに応じた支援体制がうまく機能しているように思う。
・一般の会社でも病む人は多い。親がしんどくて子どもにあたってしまうということがあるので、親
もケアしていかないと、この対応件数の数字は減っていかない。
・教育の方針に対する生徒の満足度と保護者の満足度がかけ離れているのは、保護者がこの学校の教
育内容や教育方法のよさを見る機会がないからではないか。家で生徒から保護者にこの学校のいい
ところを話してもらうのが、それを解消する一番の近道なのでは。
・保護者と生徒の満足度の乖離については、家で話ができているのかどうかいうことが大きいので、
その点もアンケートで聞いてみてはどうか。
・1月に授業改善 PT を立ち上げたということであるが、それについて教えていただきたい。
⇒これまでに2回集まって活発な議論ができている。教員29名の内9名が参加。それ以外の
教員についても、今年実施した教員間の授業見学にはほとんどが参加した。その後に行った
全体研修では教育センターの指導主事に指導助言をしていただいたが、本校の先生方の意気込
み、教育にかける熱意に感心しておられた。
・そうした努力が生徒のアンケートの結果にあらわれていると思うので、ぜひ今後も続けていただき
たい。
・令和5年度 学校経営計画及び学校評価は、学校運営協議会により承認された。
◆ 令和6年度 学校経営計画及び学校評価(案)について
・ポイントは4つある。1つは保護者向けにきちんと色々な情報発信をすること。2つ目は、子ども
たちに社会に出たときに必要な基礎学力をしっかりとつけてやること。3つ目に、体育専門コース
の「地域のリーダーを育成する」という理念を、今後は探究活動を通じて、地域の方々と関わりな
がら色々な取組みを行っていくことで実践する。そして4つ目に、授業改善 PT の取組みを通じて、
先生方のスキルアップを図る。
・中期目標については、昨年度とほとんど内容を変えていない。
・生徒の実態に応じた「わかる授業」という文言を、現行の学習指導要領に沿って「主体的・対話的
で深い学び」に基づいた「わかる授業」に変更。すでにそれに即した授業を行っている先生の授業
を見学したが、生徒たちが非常に生き生きとして楽しそうであった。
・授業改善について、
「授業アンケートの結果を活用する」という文言を除いて、教員間のコミュニケ
ーションを基にして「よい授業」を追求していくこととする。
・
「キャリア教育の充実と希望進路の実現」の内容に、基礎学力の育成・向上についての1文を追加。
具体的な取組みとしては、次年度より全生徒を対象にほぼ毎日10分間の朝学習を実施する。
・
「地域に貢献できる人材の育成」の内容に、体育専門コースに関する記述に替えて、
「『総合的探究の
時間』を中心に、地域の様々な課題に取り組むことで連携強化を図るとともに、地域に貢献できる
人材を育成する。
」の1文を追加。美原区の政策会議への参加をきっかけに、地域との連携に向けた
取組みを進めつつある。
・大阪府学校教育審議会で普通科高校の改革が提言されており、その方向性の一つが地域社会に関す
る学科の設置である。本校がこれから進める取組みはその内容にも合致している。
・「わかる授業、魅力ある授業」をめざした授業改善については、授業改善 PT が中心となって推進す
ることを明確に位置付けた。
・進路実現に向けた取組みとして、全学年対象の始業前「朝学習」の実施を追加。
・部活動の加入率については、40%以上を維持することを目標とした。
・
「安全・安心で魅力ある学校づくり」については、
「個人情報の適正管理を徹底する」という文言を
追加。学校教育自己診断(生徒)における「個人情報の適正管理」の項目の肯定度を成果指標とす
る。
・
「総合的な探究の時間」で地域が抱える課題に取り組むが、本校は地元からの入学者が多いので、卒
業して就職した後も地元に目を向けて、地域を大切にする大人になる一助になればと考えている。
・「校務の効率化と働き改革の推進」の内容に、大阪府の「部活動方針」を順守する旨を追加する。
□ 協議委員からの意見
・全体として、今年度様々な取組みをしてそれが成果として表れているので、それを踏襲するものと
とらえている。その方針でよいと思う。
・教員数が減っていくが、美原高校では部活動の外部指導者は活用しているのか。
⇒専門的指導ができる教員がいない場合や、部活動のため時間外勤務多くなっている場合などに、
府教委に申請して外部指導者に来てもらうことになっている。本校については、専門的指導がで
きる教員がおり、また土日曜日に活動する部が少ないことから、現在のところ外部指導者には来
てもらっていない。
・生徒数が減ると教員数が減る。先生方も健康にご留意いただいて心身をいい状態に保ち、いい授業を
していい生徒を育てていただきたい。それを無理なくできるカリキュラムを組むことが大事だと思う。
⇒次年度に向けて、全体をきちんと見直して業務改善を進めていく。
・来年度も今年と同じような内容に取り組むと言っても、人数が少なくなる分大変になるはず。
⇒経営計画に載っていない部分での業務削減を行っている。最終年度については、経営計画の取組
み内容もコンパクトにせざるをえない。
・教員の数が減っても仕事量は変わらない。できるだけ負担が増えないようにご検討いただきたい。
・体育専門コースが閉講になるのは残念だ。希望者がゼロになったわけではないですよね。
⇒希望者はいたが、授業をするのに必要な人数に達しなかった。希望は2回とった。開講できるよ
う声かけを行ったが、2回目の方が希望人数が減るという結果であった。これ以上希望者は増え
ないと判断し、府教委とも相談して1年早く閉じることとなった。
・体育専門コースを希望していた生徒は残念に思っているだろうから、フォローをしてやってほしい。
・令和6年度 学校経営計画及び学校評価は、学校運営協議会により承認された。
◆ 令和5年度 学校教育自己診断の考察と自由記述に対する回答について
・昨年、教職員の回答方法をコンピュータへの入力に変えた結果、回答率が 76%に下がってしまった
が、今年度は各学年担当から声をかけてもらうことで、97%に上昇した。
・生徒対象のアンケートでは、22 項目中 17 項目で肯定的な回答率が昨年度より上昇。一方、保護者
対象のアンケートでは、22 項目中 11 項目で肯定的な回答率が昨年度よりも減少している。教員対
象のアンケートでは、今年度研修や授業見学に取り組んできたこともあり、概ね肯定的な自己評価
となっている。
・生徒と保護者で肯定的な回答率の差が顕著な項目は、「子ども自身は、『学校で学ぶことは大切だ』
と思っている」(生徒 89/5%、保護者 59.1%)
、「子どもは、『授業がわかりやすい』と言っている」
(生徒 81.6%、保護者 46.8%)。
・教職員対象のアンケートで、
「情報提供の手段として、学校のホームページやまちこみメールが活用
されている」という項目の肯定的回答率は 90.9%であるが、保護者の結果では 64.3%であり、教員側
は発信しているつもりでも思ったほど見られていないという現状がある。今後は、授業や指導の改
善を進めるとともに、学校で行っていることがよくわかり、家で生徒と保護者が話をするきっかけ
となるような情報発信を行っていく必要がある。
・生徒及び保護者が自由記述で書いていた内容に対する回答は学校ホームページに掲載する。
□ 協議委員からの意見
・生徒と保護者の肯定的回答率に大きな差があることについては、その原因を探ってほしい。
・マチコミメールについては、導入したときに受信に料金がかかることに疑問の声が上がったが
今はどうなのか。
⇒受信料がかかることについて何も声はあがっていない。
・費用が発生するということで難しい面もあるが、緊急時の必要性という点で検討してほしい。
◆令和5年度 授業アンケートの結果の分析について
・前回お示しした数値データに一部計算式の誤りがあったため、今回訂正した資料を再度お示しして
いる。
・授業に対する取組みを生徒自らが評価している観点1、点2の肯定度が高い値となっている。
・一方、授業に関する生徒の意識を問うた観点8、観点9は、相対的に低い数値となっている。
生徒に興味・関心を持たせるような授業改善が必要であると分析している。
・1回目と2回目を比較すると、どの授業に関しても「授業にまじめに取り組んでいる」という内容
の観点2において数値が低下している。授業への慣れから、2回目は1回目よりも下がってしまう
傾向がある。
・学年別のデータを見ると、2年生が他学年と比べて厳しい評価をする傾向がある。
・今回の資料には、各教科が科目ごとに1回目と2回目のアンケート結果を比較分析し、今後の改善
策を記したものを載せているのでご覧いただきたい。総体的に言うと、生徒の興味・関心という部
分の数値が相対的に低いので、そこを改善できるように取り組みたいという内容が多かった。
□ 協議委員からの意見
・アンケート結果の数値は非常に高いのでそこは安心してほしい。ただこれで満足はせずに、生徒に
しっかり働きかけてやってほしい。
◆各分掌より
<保健部> 学校保健委員会資料
・身体測定の結果を見ると、3年生の女子を除けば小柄な生徒が多い。特に1年生に体力的に弱い生
徒が見受けられる。
・視力検査の結果を全国平均と比較すると、1.0 以上は全国を下回っており、0.3 未満は全国を上回っ
ている。目の悪い生徒が多い原因としては、多くの生徒がスマホでゲームをしていることが考えら
れる。
・歯科検診の結果を見ると、3年生でも未処置の虫歯がある生徒が多い。在学中に治療をするよう学
校歯科医の先生からも働きかけてもらっている。
・眼科検診、耳鼻咽喉科検診は昨年度から実施している。ゲームで目を使いすぎて疲れている生徒が
いるので、一人ずつスマホを使いすぎないよう話をしている。
・感染症については、2月になってインフルエンザ、新型コロナウイルスへの感染者が数名ずつ出て
いるが、急激に増えて休校になるということには至っていない。
・保健室の来室状況については、在校生の人数が昨年度より 94 名少ないにもかかわらず、9月は昨年
度の数を超えている。夏休み明けに学校に気持ちが向かなくなったり、行事が苦手な生徒の来室が
ある。
<進路指導部> 第3学年 進路状況(1月末時点)
・現在受験中の生徒が
大学
1
で2名、専門学校で1名、学校紹介就職で1名いる。学校紹介就職につい
ては、今後ハローワークにつないでそちらで就職活動をしていくことになる。
・学校紹介就職の一次
合格
1
率は 82.9%で、大阪府の平均よりは高いものの、本校の例年の数値よりは
少し低くなっている。一次で不
合格
2
となった会社の多くが学力検査を課しており、作文を含む基礎
学力が年々低下していることが、一次
合格
3
率の低下に影響していると考えられる。
・例年、
大学
2
・短大3分の1、専門学校3分の1、就職3分の1であったが、今年に関してはほぼ半
分の生徒が就職を希望した。家庭の状況が厳しいということもあれば、進学して特にやりたいこと
もないので早く働きたいという生徒もいる。
・
大学
3
・短大、専門学校では、第1希望の学校に
合格
4
した生徒が 98%。
大学
4
・短大については、ほとん
どが指定校推薦での受験なので、総合型選抜や公募制推薦入試で不
合格
5
になる生徒は少なかった。
・進路指導部が中心となって、3年生の先生方と生徒が進路について相談し、また訪問してくださる
会社の方や学校の方から得た情報を担任の先生や生徒に伝えて話をすることで、学校教育自己診断
の「進路について適切な指導を受けられている」の項目の目標数値を達成することができた。
・進学希望者の動き出しが年々遅くなってきている。
<生活指導部> 令和5年度 生活指導上の統計(1月末時点)
・出席状況に関しては、生徒数の減少に伴って遅刻・欠席の総数は減少しているが、1人当たりの数
で見ると、欠席・遅刻とも1年生で多くなっている。それに関しては不登校に起因するところが大
きい。そこにどういった支援をしていくかということが課題になっている。過去には、学年が進む
につれて慣れから遅刻・欠席が増える傾向があったが、5年ほど前からそれが逆転しており、今年
はその傾向がかなり顕著になっている。今の1年生は中学校3年間をコロナ禍で過ごしてきており、
それが不登校の多さ、体調不良での遅刻・欠席の多さにつながっている。生徒たちには、学校を休
むほど体調が悪い場合には病院へ行くようにと声かけをしているが、2日休んでも「病院には全然
行ってません。
」と言うことがある。SSW や SC につないだり、指導というよりも、カウンセリング
マインドを持ちながらていねいに相談にのることが必要になってきている。
・懲戒指導に関しては、人間関係のもつれからトラブルになって懲戒指導にまで至ってしまうことが
年々増えている。人間関係トレーニングを始め、コミュニケーションに関する指導を引き続きやっ
ていく必要がある。
・時代の変化に伴って、内規・マニュアルの変更を柔軟に行っていく必要がある。
4.閉会の挨拶(校長)
・生徒たちに「美原高校に来てよかった」と思ってもらえるような形を作っていきたい。先生方の健
康管理も含めて、しっかりと環境整備をしていい学校にしていきたい。今後とも引き続きよろしく
お願いします。本日はどうもありがとうございました。