美原高校
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取得日:2024年03月22日
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大阪府立美原高等学校
令和4年度 学校運営協議会(第1回)議事録
1 日 時 令和 4 年 6 月 21 日(火) 14:1515:40
2 場 所 本校 会議室
3 参 加 者 協議会委員 : 地域住民、学識経験者等4名
本校教職員 : 校長、教頭、事務長、首席、教務部主任、生徒指導主事、
保健主事
4 内 容
(1) 自己紹介
(2) 委員長選出
(3) 委員長挨拶
(4) 校長挨拶
(5) 授業見学
(6) 議 事
◆令和4年度学校経営計画について
・学校経営計画は昨年度大幅に変更し、今年が2年目。経営計画は3年ごとに見直す。
・設立当初からの理念・方針を踏まえつつ、生徒にとって分かりやすい具体的な文言に書き換えた。
・
「めざす学校像」として以下の3つを掲げている。
1「社会人としての素養」を育む
2「確かな学力」を育む
3「未来を拓く力」を育む
・昨年度、生活指導の決まりごと、進級・
卒業
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についての決まりごとについて見直しを行った。
・支援が必要な生徒が増えていることから、組織的に支援するための制度づくりを進めている。
◆スクールミッション・スクールポリシーの策定について
・国の方針として、スクールミッション・スクールポリシーを策定し、令和6年度以降の入学生に対
して明示することになった。令和5年度の秋ごろに公表する。
・スクールミッションは、学校経営計画の「めざす学校像」、
「校訓」
、学校の存在意義や社会的な役割
などを踏まえた内容となる。
・スクールポリシーでは、スクールミッションを果たすための指針を3つに分けて示すことになる。
・スクールミッションは10年をスパンとし、スクールポリシーは5年ごとに見直す。
・別紙に本校のスクール・ミッション案を示している。これについてご審議をいただきたい。
スクールポリシーについては、第3回の学校運営協議会でお示しできると考えている。
⇒スクールミッション案は学校運営協議会により承認
◆令和4年度学校教育計画について
<昨年度から変わっている部分>
・校内組織運営の合理化のため5分掌から4分掌に変更。生徒会部がなくなり、その機能が生活指導
部に組み込まれている。
・体育大会、文化祭の企画・運営については、今年度より実行委員会方式にしている。
・新1年生から新課程となり、
「現代の国語」、
「歴史総合」、
「公共」など新しい科目の授業が始まって
いる。
<学習活動について>
・基礎学力の向上のため、多くの科目で定期的に小テストを実施。また、定期考査の前などに、成績
が伸び悩んでいる生徒に対して、特別課題を配ったり講習をするなどして、基礎的な内容の定着を
図っている。
・成績不振の生徒については、保護者にも学校に来ていただいて担任と懇談をし、生徒が進級・
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できるよう支援している。
・
「わかる授業」の実現のため、1年生では国語、数学、英語、2年生では数学、3年生では国語と英
語で少人数展開の授業を実施し、手厚い指導を行っている。
<部活動について>
・テニス部、家庭科部は現在部員がおらず休部中であるため、現在顧問の分担を再編成している。
・生徒数の減少に伴って、部活動に元気がなくなってきていることは否めないが、入部している生徒
は意欲的にがんばってくれている。生活指導部としても部活動加入率を上げたいと考えている。
<生活指導について>
・4月より成人年齢が18歳となったため、契約行為等について注意をし、自主自律を促している。
・頭髪指導の基準を一部緩和し、ツーブロックやかぶせについては指導しないこととした。
・免許証取得の申請制度を廃止した。免許取得については保護者とよく相談するように指導。
・遅刻については、昨年度782件であり、大阪府全体でみても少ない。1人当たりに換算すると
1.5回であり、ほとんどの生徒は1年間遅刻0回である。この4月、5月は増加傾向にあるので、
気を引き締めて指導にあたっていく。
・欠席は、昨年度 3,484 件。出席停止が 3,777 件。新型コロナウイルス感染症の影響下で、少しでも
体調の悪い生徒は登校しないよう指導するため、欠席、出席停止が増加している。これがきっかけ
で不登校につながらないかとの懸念がある。生活習慣の乱れから体調不良になっているケースもあ
るので、見きわめながら適切な指導を行っていく。
・頭髪に関して、地毛を直させるような指導は行っていない。
・服装に関しては、スカートの巻き上げが数件報告されている。
・携帯電話指導については、4月当初に専門家を講師に招き、SNS に個人情報を上げることの危険性
等について講話をしていただいた。例年、SNSでのトラブルから懲戒までつながるケースがある
ので、継続して注意喚起を行っていく。バスの運行状況をQRコードで読み込んだり、遅延照明を
ウェブでとることが増えているので、バス停での使用制限は緩和している。
・通学指導については、交通事故を減らすことが肝要。専門家を招くなどして、年2回交通安全指導
を行っている。昨年度は39件の事故報告があった。今年もすでに3件起きている。時間に余裕を
もって安全に登下校するよう促していきたい。
・近年、ブラックバイトやJKビジネス、パパ活・ママ活、また薬物乱用についても高校生にとって
身近なものとなってしまっているので、それについても注意喚起をしていく。
・生徒の問題行動は昨年度大幅に減少した。今年度も問題行動を未然に防止できるよう規範意識や
マナーの意識を徹底していきたい。
・就職、進学に向けて挨拶や言葉遣いの指導にも力を入れていく。
<進路指導について>
・令和3年度
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生の進路結果については、
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生 192 名の内、64.6%が進学(前年度は 63.8%)。
その内訳については、四年制大学がやや減少。短期大学が前年度並み。前年度と比べると、専門学
校への進学者の割合が増えており、中でも医療系への進学者が 9 名から 25 名に激増した。
・就職した者は
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生全体の 26%。学校紹介就職の一次内定率は過去 3 年間で 1 番高かった。
◆令和4年度授業アンケートについて
・ここ 2 年間は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、7 月と 12 月に実施していたが、今年度
は従来通り 5 月と 10 月に実施し、結果のフィードバックを早く行えるようにする。結果の分析に
ついては、第 2 回学校運営協議会で報告させていただく。
□協議委員からの意見
・授業見学をさせていただいが、少人数授業で、先生方が創意工夫をしてわかりやすい授業をされて
いた。欠席している生徒に対してはリモートで授業をしていると聞き、我々の時代とは全く違う方
法で効率よく授業をしているという印象を受けた。
・公立高校をとりまく環境として、全国でも4割以上の学校が定員割れをしているというデータがあ
る。本校に限らず全国的に公立高校が抱える問題であるが、本校の特徴をどういふうに活かして、
それをどうアピールしていくのかということを、同窓会もいっしょになって考えていかなければな
らないと思う。
・この近くで大きな商業施設がオープンする。周囲が発展していく中、生活指導等でどのような対策
を取っていくのかも聞かせていただきたい。
・1年ぶりに授業を見学させていただいた。プロジェクターを使った授業で生徒は集中しており、理
解しているような感じは受けたが、前で講義をしている先生方が生徒の理解度をどれだけわかって
いるのか。対話が非常に少ない。生徒が自分の感情を素直に言葉にできる状況をつくってほしい。
プロジェクターは視覚で入ってくるので非常に理解しやすいと思うが、あの少人数のクラスでだれ
一人取り残さないような授業をやってほしい。全員に理解させていると自信を持って手を上げるこ
とのできる先生がどれだけいるか、それが美原高校の特性となるようにしていってほしい。
・新しい商業施設もでき、美原地区は今後20年間で大きく変わる。そこで育った生徒が故郷愛を育
むような教育を行っていってほしい。
・新しく防災センターもできたので、是非足を運んでいただいて、その感想もお聞きしたい。
⇒避難訓練等で活用できるよう、この夏にまず職員で見学に行き、少しずつ活用を広げていきたい
と考えている。
⇒中学校では1学年4クラスが、2クラス(80人)ずつ前半後半に分かれて体験させてもらった。
・授業を見せていただいて、もう少ししんどい生徒がいるのかと思っていたが、そんなことはなかっ
た。どちらかというと、支援の必要な生徒が増えているのかもしれない。授業のやり方や参加して
いる生徒の姿を見ると、少人数を活かしていていいと思う。
・将来的には、
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した生徒にもっと自信をつけさせる、1人で生きていけるんだという力をつけさ
せる学校にしていってほしい。
・周りに大型商業施設ができ、それに伴う問題も発生するだろうが、地域が元気になっていくと思う
ので美原高校も元気になってほしい。できることがあれば協力したい。
・授業を見学させていただいて、居眠りをしている生徒がほぼいないことに感心した。中学校でも
より対話のある授業形態をめざしているが、このコロナ禍の中で停滞していた。今年度は制限もか
なり取れて、ペア学習や班学習を再開している。そういう方向の取組みが高校でも必要であると感
じた。
・近年、地域性や交通の便、今の中学生が求めている校風などが相まって、大阪府全体で定員に満た
ない高校が増えている。安心して授業を受け、学校生活を送れるということが美原高校のメリット
であると常々思っている。その点を広報においてうまくアピールしていってほしい。
・令和3年度
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生の進路結果の資料で、外食産業への就職が0となっているが、これは求人がなか
ったのか、それとも生徒の希望がなかったのか。
⇒求人がないわけではないが、そういう職種を希望する傾向の生徒が少ない。
◆閉会の挨拶(校長)
・昨年度末に教務の進級・
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規定を変えた。開校以来、全単位の履修・修得を
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条件としてきた
が、それをやめて学習指導要領に載っている
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に必要な最低単位数である 74 単位を卒業条件と
することにした。それにより、生徒たちがどのように学習に対してくいつき粘るのか見守っていか
ないといけない。
・今後の志願者の動向、美原高校の存続については、教育庁の幹部も来校し、定員割れしている学校
を単に数合わせでなくすべきではない、地域に必要とされている学校があるということを話してい
る。
・今年少人数授業がたくさんできているのは、教員加配がついているからであり、それが手厚い支援
につながっている。府立学校全体でのバランスを考えて、小規模な学校であってもどうのように残
していくのかという議論が、府において進んでいる。統廃合の対象となる可能性がなくなったわけ
ではないが、府の方針は変わってきている。
・本校としては、生徒の支援に力を入れ、それをアピールしていく。
※第2回は11月下旬を予定。