親和女子高校
(兵庫県)の
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令和 4 年 9 月 12 日
生徒の皆さん
親和中学校 親和女子高等学校
学校長 中村 晶平
「学校評価アンケート(生徒)」結果と改善に向けた学校の姿勢
蝉の声が、賑やかだったクマゼミからいつの間にかツクツクボウシへと移り変わり、朝夕が少し涼し
くなりました。新型コロナウイルスの第 7 波の感染
状況
1
は未だ厳しい様子ですが、保護者の皆様、生徒
の皆さんのご協力のおかげで2学期を開始できていますことを嬉しく思っています。
さて、生徒の皆さんと保護者の皆様の満足度向上を目的として、5 月に保護者対象、7 月に生徒対象の
学校評価アンケートを実施いたしました。7 月に保護者の皆様による学校評価アンケートの回答を速報
として報告いたしましたが、この度は生徒の皆さんのアンケート結果がまとまりましたので、それらを
報告いたします。
なお、アンケート結果から浮き彫りとなった課題やいただいた自由記述のご意見等については、短期
的対応が可能な課題は直ぐにでも対応してまいります。中・長期的な対応が必用な課題は、計画的に実施
してまいります。ただ、多額な経費を伴うもの等については、研究を進めてまいります。すぐに改善に取
組むものにつきましては、アンケート結果の後ろに記載しています。ご覧ください。
自由記述のご意見に対する回答も含めて、詳細な回答は別途報告させていただくこととし、取り急ぎ
速報といたします。
2022 年度 学校評価アンケート(生徒)報告
■ アンケート実施目的と実施概要は以下のものです。
・実施目的 生徒の満足度向上
・実施期間 2022 年7月9日(土)19 日(火)
・調査対象 中 1 から高 3 までの生徒全員
・質問項目 20 問 中学と高校で問い方を変えている質問や
保護者アンケートおよび教員アンケートと共通質問もある。
■ 回答者数・回答率は次のようになりました。
・回答者数 中 1:135 件 中 2:158 件 中 3:119 件 高 1:141 件 高 2:141 件 高 3:151 件
・回答率 中 1:94.4% 中 2:85.9% 中 3:70.8% 高 1:73.8% 高 2:79.2% 高 3:89.3%
■ 各質問について、1 から 4 の選択肢で回答をいただきました。
・選択肢は「1 そう思う 2 ほぼそう思う 3 あまりそう思わない 4 そう思わない」であり、
「1」が評価の高い項目で、
「4」が評価の低い項目となる。
・【分析】は、保護者アンケートとの比較や自由記述の意見を参考にしている。
1. 中学:本校の校訓を意識し行動している。 (中学平均=2.19)
高校:本校の教育目標、教育方針を理解している。 (高校平均=2.14)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 34 80 16 5 1.94
中2
中学 2 年 19 75 51 13 2.37 中3
中学 3 年 22 57 32 8 2.22 高1
高2
高校 1 年 30 80 25 6 2.05
高3
高校 2 年 23 77 35 6 2.17
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 32 70 37 12 2.19
【分析】中学生は「校訓」高校生は「教育目標、教育方針」と少し違う内容で、
「行動している」
「理解
している」という異なる問い方をしているので、単純比較はできないが、中 1 と高1の評価が比較的
高い。ともに入学年であるので生徒の意識が高いことが考えられる。他学年(中2・3、高2・3)の
評価はやや低い。学年進行につれて意識が薄れる傾向があるので、意識づけを継続して行うことが必
要である。保護者評価(項目1:学校平均 2.2)との間に大きな乖離は見られない。
【対策】本校の教育の根幹である「教育目標」
「教育方針」の周知徹底は、様々な学校活動・学年活動・
学級活動の場面で行っていますが、さらに丁寧に工夫して、生徒に伝えていく必要があります。
2. 中学::本校の学校行事は充実しており、多様な経験や体験ができる。 (中学平均=1.75)
高校::本校の学校行事は充実しており、将来に役立つ経験や体験ができる。 (高校平均=2.00)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 87 39 9 0 1.42
中2
中学 2 年 46 81 22 9 1.96 中3
中学 3 年 44 52 22 1 1.83 高1
高2
高校 1 年 38 70 30 3 1.99
高3
高校 2 年 35 76 23 7 2.01
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 48 61 36 6 2.00
【分析】中学生・高校生ともに全体的な評価はよい。新鮮さもあり特に中学1年生の満足度は高い。高
校生は問い方(将来に役立つ経験や体験)の影響もあってやや評価が低くなったと思われる。入学以
来、様々な行事で、コロナ禍の影響を受けた中学生の評価が意外と高かった。逆に高校生は、コロナ禍
以前の学校行事を経験しているので、やや評価が低くなったと思われる。保護者アンケート(項目2:
学校平均(2.1)では、学年による大きな差は見られない。
【対策】コロナ禍の影響は今後も続きますが、できる限り本来の形式での学校行事の実施・再開を計画
しています。
3. 学校は部活動に活発に取り組んでいる。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=1.80)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 81 34 9 11 1.63
中2
中学 2 年 63 67 12 16 1.88 中3
中学 3 年 49 46 14 10 1.87 高1
高校 1 年 64 60 14 3 1.69 高2
高3
高校 2 年 49 68 18 6 1.87
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 65 55 20 11 1.85
【分析】全学年にわたり、部活動への取り組みについては高い評価である。いっぽう、保護者評価は低
く(項目5:学校平均 2.4)、生徒評価と異なっている。アンケートの表記が「学校は、部活動の活性化
に向けて適切な支援を行っている」という問い方であったので、教員側の部活動への関わりに対する評
価として、やや低い傾向になったと思われる。
【対策】保護者アンケートに指摘されていた「活動に対する計画性」
「顧問教員の部活動への関わり方」
等、改善に向けて対応する必要があると思います。
4. 授業の進度や内容は適切で、
進路
1
実現に必要な学力が身につく。: : : : : : : : : : : : : : : (平均=2.09)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 55 72 8 0 1.65
中2
中学 2 年 28 91 35 4 2.09 中3
中学 3 年 28 63 26 2 2.02 高1
高校 1 年 34 78 26 3 1.99 高2
高校 2 年 14 84 36 7 2.26 高3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 21 60 49 21 2.46
【分析】中1の評価が高い。しかし、高2高3になるにしたがって顕著に低下している。大学受験を意
識した回答であることが原因として考えられる。保護者アンケートでも「授業」に関する評価は低い
(多くの項目で 2.42.5)
。受験に向けて学力が身につく授業かどうかへの疑問が多くなっていること
に加え、大学進学実績の低迷が、生徒・保護者に不安材料を与えていることは否めない。
【対策】大学受験を意識する学年が「学力が身につく」と感じていないことは由々しきことであり、詳
細な分析を行うと共に、中学の授業も含め、できる限り生徒の実情に沿った指導体制を構築し、対応策
を考え、実行します。
5. 「探究学習」は「思考力・判断力・表現力」が身につく。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=2.14)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 57 59 7 12 1.81
中2
中学 2 年 25 75 34 24 2.36 中3
中学 3 年 26 48 35 8 2.21 高1
高2
高校 1 年 40 71 27 3 1.95
高3
高校 2 年 22 77 32 10 2.21
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 34 58 41 18 2.28
【分析】中1・高1を除いてやや低い評価になっている。他のアンケート結果より低いことから、「思
考力・判断力・表現力」が身につくという表記が、一定影響していると思われる。
【対策】中学・高校ともに探究学習にも重点を置いて教育活動を行っていますが、今後はさらに研究を
重ね、「思考力・判断力・表現力」の定着が実感できるよう改善を行います。また、総合型選抜入試等
大学入試での活用など、生徒にとって有益な活動になるよう努めます。
6. 中学:タブレットや電子機器を使った授業、アプリ学習はわかりやすく力が身につく。: : : : : : (中学平均=1.82)
高校:タブレットや電子機器を使った授業、デジタル教材はわかりやすく
進路
2
実現に必要な力が身につく。(高校=1.93)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 74 50 10 1 1.54
中2
中学 2 年 60 68 18 12 1.89 中3
中学 3 年 38 46 26 8 2.03 高1
高校 1 年 54 67 15 5 1.79 高2
高3
高校 2 年 41 71 22 7 1.96
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 48 63 28 12 2.03
【分析】全学年にわたりやや良好な評価である。特に中1の評価が高い。保護者評価(項目6:学校平
均 2.0)もほぼ同様の結果であった。
【対策】今後も ICT 教材の有効な活用方法と、その効果を検証しつつ、改善を図ります。
7. 中学:学習意欲を高める授業が充実している。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (中学平均=2.01)
高校:進学対策の講習、学力定着のための補習が充実している。: : : : : : : : : : : : : : : : (高校平均=2.26)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 58 64 12 1 1.67
中2
中学 2 年 22 88 38 10 2.23 中3
中学 3 年 31 51 29 7 2.10 高1
高校 1 年 46 67 23 5 1.91 高2
高3
高校 2 年 17 70 40 12 2.34
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 19 58 53 21 2.50
【分析】中1の満足度は高く、高1もやや高いが、学年が上がるにつれて評価が低くなり、大学受験を
意識している高2高3の評価が低く、中2もやや低い。高 3 では「そう思う・ほぼそう思う」の回答が
50%程度と顕著に低い。受験を控えている学年の評価が低いことを真摯に受け止め、高校での課題の授
業の分析を行い、対策を講じる必要がある。
【対策】進学校である本校において、学習面についての評価が低いことは看過できません。今までも講
習、補習は多く実施してきていますが、学校としての制度的実施とできていないことが課題であると受
け止めています。
進路
3
指導面でも模試データ等を活用し弱点分野対策や大学別の対策等、生徒にとって、
さらに有益なものになるように工夫する必要があります。また、ここ数年の大学進学実績の低迷もアン
ケート結果に一定影響していると思われます。また、生徒の不安を取り除くためにも、中学も含め、授
業指導力向上に努めることが必要不可欠と考えます。
8. 適切な量と質の課題・宿題が課されている。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=2.29)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 43 47 26 19 2.16
中2
中学 2 年 34 67 41 15 2.24 中3
中学 3 年 27 55 26 10 2.16 高1
高校 1 年 22 78 31 10 2.21 高2
高3
高校 2 年 15 58 46 20 2.51
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 29 54 43 25 2.42
【分析】全般に低い評価であり、高2・高3がさらに低くなっている。自由記述からは、楽をしたいと
ういう傾向は読み取れず、
「課題」の量が多すぎること、無計画に出されることへの批判があり、自分の
学習ができないとの指摘も散見される。
【対策】無計画な実施については、各教科が連携し、連絡を密にし、課題の量を把握し計画・調整する
必要があり、緊急の改善課題と考えます。また、iPad での課題配信も生徒に過度の負担にならないよう
時間制限も含め調整をはかり、計画的実施によって学習効果が上がるように工夫します。
9. 自習室、ラーニングコモンズ、イングリッシュルーム、図書館など学習環境は整っている。(平均=1.59)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 98 30 3 4 1.36
中2
中学 2 年 85 58 9 6 1.59 中3
中学 3 年 60 40 16 2 1.66 高1
高校 1 年 77 55 8 1 1.52 高2
高3
高校 2 年 67 54 14 4 1.68
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 64 72 9 6 1.72
【分析】どの学年も良好な評価であった。
【対策】さらに利用価値が上がるように工夫に努めます。
10. 保健室、ゆうルームや食堂等、安全で健康的な生活のための環境は整っている。: : : : : : (平均=1.56)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 96 36 1 2 1.33
中2
中学 2 年 87 63 5 3 1.52 中3
中学 3 年 62 45 8 3 1.59 高1
高校 1 年 70 62 8 1 1.57 高2
高3
高校 2 年 63 61 9 6 1.70
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 71 66 8 6 1.66
【分析】どの学年も良好な評価であった。
【対策】保護者からの要望も踏まえ、さらに利用しやすい施設になるよう検証します。
11. 学校は防犯、防災、安全管理対策を適切に行っている。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=1.85)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 68 60 7 0 1.55
中2
中学 2 年 46 80 22 9 1.96 中3
中学 3 年 46 55 14 3 1.78 高1
高校 1 年 49 68 17 7 1.87 高2
高3
高校 2 年 40 66 23 10 2.02
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 52 76 13 10 1.87
【分析】中1はかなり高く、他の学年も良好な評価であった。
【対策】防災訓練の適切な実施や、防災教育をさらに徹底して行います。
12. あいさつやマナー等、基本的な生活習慣が身についている。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=1.81)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 69 58 6 2 1.56
中2
中学 2 年 69 73 11 4 1.68
中3
中学 3 年 36 65 14 3 1.86 高1
高校 1 年 48 64 24 5 1.90 高2
高3
高校 2 年 48 74 14 3 1.80
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 43 70 21 17 2.08
【分析】生徒も評価は全体にやや高めである。保護者評価(項目 11:全体平均 2.1)は生徒よりやや低
いがまずまず良好といえる。教員による評価(項目 11:全体平均 2.69)は、かなり低い。生徒や保護者
が自身のことを評価しているのに対し、教員が集団の傾向としてみるため評価が低いと思われる。
【対策】まず、教職員が相互に、また、生徒に対しても率先して挨拶を行うことを徹底する必要がある
と思います。保護者からの指摘を踏まえ、さらに評価が高くなるように努めます。
13. 将来の
進路
4
選択についての情報提供、指導や相談対応は充実している。: : : : : : : : : : : : : (平均=1.93)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 53 64 15 3 1.76
中2
中学 2 年 31 84 36 6 2.11
中3
中学 3 年 34 62 20 2 1.92 高1
高校 1 年 53 69 15 4 1.79 高2
高校 2 年 41 76 18 4 1.89 高3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 41 70 26 14 2.09
【分析】生徒からの評価結果はまずまずで、中2・中3がやや低い。保護者アンケート結果(項目 13:
全体平均 2.5)は非常に低く、差異がみられる。相談の実態が伝わっていないことや、大学進学実績の
低迷が影響していると考えられる。教員自身の評価(項目 13:全体平均 2.02)は高い。
【対策】相談体制をオープンにすると共に、学年をこえた相談体制の整備を含め、日頃の教員の指導内
容について、どう保護者に伝えているかを検証し、改善する必要がある。
14. 成績向上のためのアドバイス、学習面についての指導や相談対応は充実している。: : : (平均=1.98)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 58 66 9 2 1.67
中2
中学 2 年 36 82 32 7 2.06 中3
中学 3 年 27 60 26 4 2.06 高1
高校 1 年 44 72 23 2 1.88 高2
高3
高校 2 年 34 69 32 4 2.04
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 34 74 26 17 2.17
【分析】生徒の評価はまずまずだが、高3がやや低い。高3で学年任せにしない全校的サポート体制が
必要である。いっぽう、保護者アンケートの結果(項目 14:全校平均 2.6)は非常に低い。効果的な相
談に課題があると共に、大学進学実績の低迷が「不安」要因になっていると考えられる。
【対策】相談方法について改善を図ると共に、保護者に対する情報提供に問題がないかを検証し、改善
を図ります。
15. 先生は生徒の学習意欲を引き出す努力をしている。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=2.09)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中学 1 年 65 61 7 2 1.60 中1
中学 2 年 33 76 28 20 2.22 中2
中3
中学 3 年 31 53 27 5 2.05
高1
高校 1 年 37 70 28 6 2.02
高2
高校 2 年 24 69 38 8 2.22
高3
高校 3 年 24 71 36 20 2.34
0% 20% 40% 60% 80% 100%
【分析】生徒アンケートの結果は、中2・高2・高3で低い傾向にある。別途実施している授業評価ア
ンケートよりかなり低いため、要因を分析すると共に、主体的な学びについて掘り下げて検討する必要
がある。保護者アンケートの結果(項目 15:2.4)はさらに低い。いっぽう、教員自身の評価(項目 15:
全体平均 1.86)は高く、保護者の認識とずれがある。
【対策】
「授業評価アンケート」のデータを分析し、より良い授業の実施のために検証する必要がある。
評価の高い授業を生徒目線、教師目線の両面から検証すると共に、全教員の授業の課題を明確にし、授
業改善に向けた対策を取る必要があると考えます。
16. 担任や教科担当は親身になって対応してくれる。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=1.84)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中学 1 年 67 61 6 1 1.56 中1
中学 2 年 46 68 32 11 2.05 中2
中学 3 年 44 50 17 5 1.85 中3
高1
高校 1 年 51 71 19 0 1.77
高2
高校 2 年 46 67 16 10 1.93
高3
高校 3 年 56 72 10 13 1.87 0% 20% 40% 60% 80% 100%
【分析】生徒の評価はまずまずだが、中2でやや低い。
【対策】生徒が相談や質問をしやすい環境・雰囲気作りに努める必要があると考えます。相談は学習面
から生活面、
進路
5
相談までと多岐にわたっているので、多面的に対応できる教員の研修が必要と考えま
す。保護者とのコミュニケーションのあり方・取り方にも課題があり、面談のあり方などを見直す必要
があると思います。
17. この 1 年間で自分は成長できた。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (平均=1.97)
1 2 3 4 平均 1 2 3 4
中1
中学 1 年 47 61 19 8 1.91
中2
中学 2 年 46 69 24 17 2.08
中3
中学 3 年 45 46 19 6 1.88 高1
高校 1 年 43 73 22 3 1.89 高2
高校 2 年 38 61 32 7 2.06 高3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校 3 年 50 67 24 10 1.96
【分析】全体にまずまずの評価であった。ただ、20%程度の生徒の評価が低いことは、自己肯定感の
点から見ても学校の課題である。
【対策】成長できていないと回答した生徒の
状況
2
把握を行い、対策を考える必要があると考えます。
18. 中学:学校生活は楽しく充実している。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (中学平均=1.55)
高校:この学校に入学してよかった。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (高校平均=1.86)
1 2 3 4 平均
1 2 3 4
中学 1 年 90 36 7 2 1.41 中1
中学 2 年 88 48 12 9 1.63 中2
中学 3 年 67 35 9 5 1.59 中3
高1
高校 1 年 60 62 15 4 1.74
高2
高校 2 年 40 65 25 8 2.01
高3
高校 3 年 67 52 22 10 1.83 0% 20% 40% 60% 80% 100%
【分析】概ね良好な評価であったが、高2でやや低い傾向が見られる。
【対策】生徒の学校生活での満足度について、低い評価項目の改善をはかることで、さらに満足度を上
げていくことが生徒の学校生活と学習の向上に繋がると考え、改善に注力します。
19. 現在、学習塾・予備校に通っていますか。
週3日 週2 日 月数回 期間講 通って
週3日以上 週2日まで 月数回程度 期間講習のみ 通っていない
以上 まで 程度 習のみ いない
中学 1 年 17 36 4 1 77 中1
中学 2 年 11 41 14 1 90 中2
中3
中学 3 年 7 38 4 0 67
高1
高校 1 年 15 46 8 4 68
高2
高校 2 年 34 47 8 2 48
高3
高校 3 年 90 32 5 2 22
0% 20% 40% 60% 80% 100%
【分析】中学の間は、学校の学習を優先し、学年が上がるにつれて、塾・予備校に通学する生徒が増加
している。高 3 では 60%の生徒が週 3 日以上通塾している。
【対策】通塾の割合は、他校と同様の
状況
3
です。学校としては高 2 高 3 になって通塾を始めた生徒の生
活リズムを注視し、適切なアドバイスをしていきたいと思います。また、学校の勉強を中心に努力を続
けている生徒への対応については、学習面・生活面も含めた
進路
6
指導体制を整え、生徒の夢の実現をサ
ポートし、伴走していけるよう、学校全体で取り組んでまいります。
20. 平日、自主学習時間をあなたはどのくらいとっていますか。
3 時間 23 12 1 時間 自習
以上 時間 時間 未満 しない 3時間以上 23時間 12時間 1時間未満 自習していない
中学 1 年 18 39 60 16 2 中1
中学 2 年 14 30 64 40 9 中2
中3
中学 3 年 4 24 40 39 9
高1
高校 1 年 4 41 64 22 10
高2
高校 2 年 23 47 51 8 9
高3
高校 3 年 89 37 15 4 6 0% 20% 40% 60% 80% 100%
【分析】中 2 から高 2 での学習時間がかなり少なく、「中だるみ」状態が想像以上に進行している。
【対策】家庭での学習習慣を身につける指導を中学段階から丁寧に行っていきたいと思います。中学受
験時に、塾で与えられた勉強に取組んできた生徒が多いので、教科の特性に応じた学習方法を示し、自
主的な勉強に切り替えるサポートをしていきます。また、中 2 中 3 での「実力テスト」改革、高校入学
時の「意識」改革などの対策を講じていきます。
学校評価アンケートを受けて
生徒の皆さんの「選択回答」に対する学校のコメントは前述のとおりですが、「記述回答」も含め、多くの
要望や意見が寄せられました。すべての要望や意見に答えることはできませんが、学校としてすぐに改善に取
り組んでいこうと考えていることについて、お知らせします。
(1)「小テストが同日に重なり、取り組みが難しい」
→ 小テストの内容にもよりますが、教員間で日程調整をするなどして、同日での多種類実施をできるだけ
避けるように努めます。内容・期日の周知にも工夫しますので、勉強の計画をたてて臨むようにしてください。
(2)「さまざまな
進路
7
相談ができるように、
進路
8
相談の先生を増やしてほしい」
→ 「
進路
9
お助けカード」制度を準備中です。
進路
10
指導部以外の教員も、受験勉強、小論文指導や志望書の
アドバイス等を担当します。協力できる学部学科や学問領域をまとめ、整い次第、高校生にロイロノートでお
知らせします。皆さんは個々の先生のカードを見て、相談や質問をするようにしてください。
(3)「課題・宿題が多すぎて、自分のやりたい勉強ができない」
「ロイロノートで夜遅く課題を配信するのは止めてほしい」
→ 教科の特性によって違いはありますが、課題自体は大切なことと思います。しかし、意欲の高い人にと
って「自分の勉強にマイナス」になるようなら逆効果ですので、教員側でも点検し、締め切り時期の調整も含
めて改善していこうと思います。
また、ロイロノートでの配信は、質問・課題配信ともに19時までと決めています。教員間でも徹底をはか
っていきます。
(4)「試験範囲が不明確だったり、ギリギリに発表する先生がいるので改善してほしい」
→ 重要なのは、皆さんの学習環境をより良くして、しっかり取り組んでもらうことです。そのためにも試
験範囲の周知は早めに行い、計画的に取り組むことができるようにしていきます。
(5)「ズボンの制服も可能にして、スカートと選択して着用することを認めてほしい」
→ 親友会からも要望を受けていて、ズボン制服導入の準備を進めています。制服業者・総務部・生徒部で
検討を進め、10月始めには皆さんに提案する予定です。
すぐには改善できないまでも、上記以外に「シラバス(年度学習計画)
」の公表のように、次年度から改善
を考えているものもあります。今回は、学校評価と授業アンケートを同時期に実施しましたので、主に学習面
での取り組みについて改善点を示しました。また、引き続き検討してお知らせします。