遅くなりました。総合商社勤めの友人の件ですが、先日会って話しました。彼は中四国地方の出身で今は東京で働いてます。まとめたものを彼から許可とったので載せます。
高校受験期から入社まで―――地元の公立中学に通っていて、3年の秋に部活と生徒会を引退後、近所の進学塾に通い始める。受かることが目的よりも塾内で上位を目指すことを目標にしていた。無事、地元の公立高校に合格(その市で最も
偏差値の高い高校です)。出身の中学校に愛着を持っていて、卒業式の日がとても名残惜しかった。あどけなさの残る中学生時代に築いた友達が、今でも心からの親友である。高校に入学し、陸上部に所属しながら、生徒会にも携わっていた。文系に進み、受験期には友達や塾仲間と勉強会を開いたり、週刊誌の大学や学歴に関する記事を読み合ったり、互いの将来のことを議論し合った。両親も学校も面倒をよく見てくれながらも自主性に任せてくれた。現役で一橋、早大、慶大を受けたが浪人へ。一浪で東大、いくつか私大を受け、慶應にも受かったが、早稲田大学政治経済学部に入学。最初の1年は寮に入った。大学では様々なサークルやバイトを掛け持ち、何度か海外にも行った。彼の父は物流会社勤めだったこともあり、勧めもあってか流通業界に興味を示した。総合商社各社を受け、今の会社から内定を得た。採用の決め手は大学のゼミなど学生の本分を頑張ったからでは、と。
商社の採用は競争が厳しいから、最初の段階で最終学歴で選別されるのは、残念だけど仕方ないと言ってました。なお、高校名を見るかは会社によって尺度に違いがあるが、気にすべき程度ではないそうです。ちなみに、躍進している高校で学べることは羨ましいとのことです。そして、中学高校時代で、誇りや愛するもの、勉強や部活など頑張ってきたものがあるかどうかが大切だそうです。また、大学生からでいいので商社だけでなく、産業全体を見通せる力を身に付けてほしいとのことです。
自宅で勉強するときは、自分の机で学習するのを基本としながら、たまにリビングで勉強する感じだったそうです。「リビング学習って今流行ってるらしいね」という話になって、彼にもその習慣があったようです。実際には、勉強するフリを見せ親を安心させて、親子ゲンカを減らすのが目的だったそうですが(笑