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                                                                    2023         2
 
                                                                            第 10 号
                                                                    広島女学院中学高等学校
 
 
 
 
 聖書のことば
       命の泉はあなたにあり
       あなたの光に、わたしたちは光を見る。
                                                                    詩編 36 編 10 節
 
 
   中高間の道路に並ぶ桜の木の芽が大きく膨らんでいます。朝の寒さには冬の厳しさが
 残っていますが、陽の光に春を感じる毎日です。神様から与えられた光に照らされて、自然
 の営みを見たり感じたりできているように、神様から愛され、私たちも愛することができる
 ことを覚えたいと思います。
   さて、私は 2 月 18 日から 24 日の期間、ニュージーランド(NZ)に学校視察に行って
 まいりました。初めて訪れた彼の地での出会いについて皆さんと共有したいと思います。
 視察した学校は3校で、いずれもイギリス式の教育を実践しています。まず制服があり、
 上級生と下級生でネクタイの色が異なる点を始め、本校と共通する点が意外にたくさんあり
 ました。授業は日本よりずっと少人数ですが、真剣に学ぶ姿勢は本校と同じで安心感を
 得ました。どこの学校でも歓迎して下さっただけでなく、多くの時間を割き、懇切丁寧に様々
 なことを教えていただきました。私は初めての NZ 訪問で緊張していましたが、むしろ心が
 落ち着くような素晴らしい出会いでした。
   一方でニュージーランドの学校でも抱えている問題は日本と似ている面もありました。
 訪問した3校の校長先生はどなたも SNS 対応に苦慮しているとおっしゃっていました。国は
 違えど、自律することの難しさは変わらないようです。
   さて、NZ では先住民族であるマオリ族が大切にされています。しかし、民族だけに
 限らず、あらゆる場面ですべての人の人権が大切にされていることを実感し、またそのこと
 をNZの人々は誇りに思っていることも今回感じることができました。
   赤道を対称の軸としてほぼ線対称に位置する国にもかかわらず、道行く車に目を転じると
 半数くらいが日本車でした。そのためか、どことなく落ち着くような、外国にいることを
 忘れさせてくれるような風景が印象に残っています。一方で、季節は逆です。夏の終わりと
 いうより初秋の気候で、さわやかな風が吹いていました。さわやかなのは風だけでなく、人々
 もそして国自体もさわやかです。そんな素敵な国の学校と本校がつながることで、広島
 女学院でも新しい宝物を育てていけるのではないかという新たな希望を抱いた視察でした。
 
 
                                                                               (校長)
 
 
 
 
                                          -1-
 中学入試、オリエンテーションについて
   1月 21 日(土)に、中学入試が行われました。新型コロナウイルス感染症への対策など心配もありま
 したが、無事に終えることができました。
   中3・高2の生徒たちは入試準備で教室をきれいに掃除してくれ、気持ちの良い環境を整えてくれ
 ました。また、入試当日、朝早くから受験生が安心して試験に臨めるよう働いてくれた補助生徒
 の皆さんにも心から感謝します。
   合格発表の後、2月4日(土)第1回新入生オリエンテーションで制靴やカバン等の購入、18 日(土)
 の第2回オリエンテーションを終え、新入生はいよいよ4月7日(金)の入学の日を待つばかりとなりま
 した。在校生の皆さん、新しい女学院生を笑顔で歓迎しましょう。                     (中学教頭)
 
 
 
 
 2023 年度中学生徒会役員          選挙結果
   来年度の生徒会五人委員は次の人たちが選出・承認されました。
     五人委員      2年2組    K.S
                   2年3組 K.M
                   2年5組 G.S
                   1年4組 K.T
                   1年5組 F.K
   選出された五人委員には、女学院中学校生徒会の伝統を守りつつも、さらに発展し続ける
 生徒会であるよう、それぞれの力を十分に発揮していってくれることを期待します。
                                                                (中学選挙管理委員会顧問)
 
 
 中学英語オラトリカルコンテスト
   2月7日(火)に第 47 回オラトリカルコンテストが行われました。中1、2は暗唱を、中3
 とインターナショナル部門の生徒はそれぞれのテーマでスピーチを発表しました。
   各クラスの代表者は本番前こそ緊張していましたが、ひとたび登壇すると堂々と練習の
 成果を発揮していました。中1、2は単に暗記した英文を読み上げるのでなく、その
 ストーリーがうまく伝わるように様々な工夫を凝らしていました。中3は自分で書いた
 スピーチの発表です。自分の思いや経験を通して考えたことや、社会的な話題に対する意見
 を流ちょうに発表していました。すべての発表がオラトリカルコンテストの伝統に
 ふさわしいものとなっていました。聞く側の生徒も真剣に各々の発表に聞き入り、発表者が
 全力を出せる雰囲気を作っていました。また、MC(進行役)の中3生はコンテストを円滑に
 進めただけでなく、クイズなどで会場を盛り上げてくれました。
   受賞者は以下の通りです。
  中1     1位      T.Y (12)            中3     1位 O.Y (35)
           2位      S.M (11)                     2位 K.K (31)
           2位      I.A (14)                     3位 S.J (34)
           3位      I.W (15)                     敢闘賞 Y.A (33)
 
 
 
                                             -2-
  中2    1位      K.R (21)         インターナショナル部門
          2位      W.M (23)                 1位 S.M (21)
          3位      T.N (23)                 2位 N.A (32)
          3位      N.K (22)
                                                                           (英語科)
 GECの活動について
 1タイの学生とのオンライン交流
   2月9日(木)に、タイにあるモンフォート高校の学生たちとオンラインで交流をしました。
   モンフォート高校は、今女学院に留学生として来ているMさんの出身校です。この
 高校では日本語の授業があり、そこで日本語を学んでいる生徒さんたちが参加してくれ
 ました。女学院からはMさんを含め高校1年生の生徒 11 名が参加しました。最初に
 お互いの学校を紹介し合い、その後グループに分かれて文化の紹介を行いました。初めての
 交流に緊張気味でしたが、グループでの交流を行ううちに打ち解け合い、学校生活の様子や
 趣味など質問し合っていました。1時間ほどの短い間でしたが、お互いに楽しい時を過ごす
 ことができたようでした。Mさんは3月に帰国しますが、これを機に、つながりを深めるこ
 とができればと思っています。
 
 
 2GI高1生 九州研修
   高1GI 生は、2月上旬に研修旅行に行きました。初めに、特攻隊員たちの写真や遺書が
 保管されている、鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れました。知覧市は、沖縄戦の際に日本
 で最も多くの特攻機が飛び立った基地がある場所です。教科書には載っていない、特攻隊員
 の心の声を聴いたような気持ちになりました。また、熊本県水俣市では、高度経済成長の
 裏側で起こった公害病について、現地の方からお話を聞かせて頂きました。目先の利益に
 とらわれず、弱者の声に耳を傾けることの必要性を感じました。二日間の研修を通して、
 五感で歴史を体験することの重要性を再認識しました。歴史から学び、未来を想像していく
 ことが、私たちに託されています。貴重な経験を、今後の活動に活かしていこうと決意を
 新たにしました。                                                        (高1GI 生)
 
 
 3フェリス女学院高校との碑めぐり交流会
  2月8日(水)午後、フェリス女学院高校1年生(175 名)との碑巡り交流会を平和記念公園・
 国際会議場で開催しました。3年ぶりの対面形式での交流となり、広島女学院からは中3
 高3まで 79 名の希望者が参加しました。約半年間の準備は決して楽ではありませんでした
 が、参加した生徒の全員が「自分も平和活動に携わりたい」という使命感をもって毎週熱心
 に集まり、準備を進めてきました。当日は天候も良く、フェリス生と女学院生が混合した
 20 のグループに分かれて9つの慰霊碑を巡りました。交流会では礼拝の後、フェリス女学院
 の有志生徒5名による調べ学習の報告、広島女学院生による平和活動や平和学習の紹介を
 行い、各グループに分かれて短時間のディスカッションを行いました。現在進行形で戦争が
 起こっている中での議論ということもあり、同世代で真剣に話をしたことは両校の生徒に
 
                                         -3-
 とって内面を大きく揺さぶる出来事だったようです。参加した生徒の皆さんには、自分の
 こととして戦争や平和のことを考えられる人になってほしいと願っています。
                                                                      (碑めぐり係)
 
 
 
 
 じょがく in Love
   2月 11 日(土)に小学35年生を対象とした冬のオープンスクール「じょがく in Love」
 を開催し、352 名の参加がありました。今回はゲーンスホールでの共通プログラムに加え、
 複数のプログラムからひとつ選べる体験プログラムも準備しました。
   共通プログラムは「女学院らしさ」満載の内容でした。礼拝体験(中2生が感話担当)を
 通して、女学院生の一日の始まりの雰囲気を感じてもらったり、英語のスピーチ(中3生
 担当)やマンドリン部の演奏に耳を傾けるひと時を持ってもらいました。
   体験プログラムでは授業体験、部活動体験、校内ツアーなど全部で 13 のプログラムの中
 から、1つを選んでもらいました。どのプログラムでも、小学生の皆さんと女学院生や先生
 とが楽しそうに交流している姿が印象的でした。女学院の日常の雰囲気を感じてもらえる
 プログラムとなりました。
   昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響でやむなくオンラインでの開催となったため、
 対面での開催は2年ぶりとなりました。実際に足を運んでいただき、体感してもらうことで、
 小学生の皆さんに広島女学院の魅力をより多くお伝えすることができた オープンスクール
 になったと思います。また、事後アンケートも大変好評で、今後のイベントも更に工夫を
 凝らし、魅力発信に貢献できればと思っています。
 
 
 
 
         マンドリン部による演奏                      理科の体験授業の様子
                                                                            (広報部)
 
 
 保健室だより(10)
   学期末の慌ただしい時期ですが、心は元気に過ごせているでしょうか。
   病気やケガの予防と同じように心の健康も予防しましょう。心の健康を予防するためには、
 自分なりのストレス解消法を知ることや身近な人に相談すること、問題が起こった時に解決
 法を考えられることです。疲れていたり、モヤモヤしている時には、自分から目を
 そらすのではなく、なぜモヤモヤしているのかを調べることで、自分が大切にしたいことや
 必要にしたいことが見えてくるでしょう。時には、ワガママになることも大切です。
 
 
                                         -4-
 ワガママの中には自分自身を成長させ、新たな原動力に繋がるものもあります。自分を切り
 捨てずに自分らしさを発揮することで、周りも自分自身も幸せになります。
   高校3年生は卒業1を迎えました。女学院で過ごした6年間はどうでしたか?きっと
 たくさんの思い出がそれぞれの心に輝いていると思います。明るく周囲の人のことを大切に
 考えられる皆さんの周りには、たくさんの絆があります。心身ともに健康に過ごすために
 周りの家族や友人を大切に新たな一歩を踏み出してください。きっと今近くにいてくれる人
 は自分の生活をよりよいものにしてくれます。                               (保健室)
 
 
 
 
 心の健康(10)
   3月となり、今年度も終わりです。この1年もカウンセリングルームで心理相談を中心に
 面接をしてきました。定期的に継続する相談も1回きりや短期の相談も多く、生徒の来室は、
 年々、多くなってきています。
   心の健康を保ったり、心のバランスを維持していくのがしんどかったりする場合は、継続
 面接が必要ですし、自分の考えや気持ちの整理をしたり、確認をしていくのには、1回
 あるいは短期の面接がいいようです。話をして人に聞いてもらい安心をし、納得して心の
 バランスを立て直します。
   3月は1年間のまとめをしたり、日頃のことを振り返ったりします。そして、ひと区切り
 をつけます。ひと区切りをつけることによって心は整理され、次への意欲が湧いてきます。
   3月でひと区切りをつけて、新しい意欲を秘めて新年度・新学期の4月を迎えましょう。
                                                                    (カウンセラー)
 
 
 生徒の活躍
 ◇第 29 回中国地区書き初め大会 特選受賞 13 T.R
 
 
 ◇高校理科部 化学班
 令和4年度広島県科学セミナー第3回科学セミナー(発表会)優秀賞
 「太田川放水路における海水の遡上」 2B N.K 1C K.A
 
 
 ◇第 24 回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA   オンライン決勝大会(動画審査)
 中学生部門 銀賞    22    H.K
 
 
 ◇第 62 回大阪国際招待卓球選手権大会(全国オープン)カデット女子の部
 22 U.A
 
 
 
 
                                         -5-
 高1探究活動    観光甲子園・準グランプリ
   1年D組の生徒5名が観光甲子園 SDGs 修学旅行部門に出場し、見事全国2位・準グランプ
 リを獲得しました。
   これは、SDGs 課題を解決できる修学旅行プランを提案するコンテストです。昨年6月から
 2月まで、生徒たち自身で江田島の市役所や水産業者の方などにアポイントを取り、現地で
 のフィールドワークを重ねながら、魅力あるプランを練り上げてきました。作成した企画書
 と動画は高く評価され、審査員の JTB の方からは「重い課題に対して、楽しく取り組む姿勢
 が伝わってきた」と講評をいただきました。生徒たちは、江田島のみなさんと出会い、絆の
 強さを感じられたことが最も印象に残ったと語っていました。
   企画書と動画は、こちらからご覧になれます。https://www.nexttourism-contest.jp/
                                                              (探究活動推進委員会)
 
 
 
 
                                         今月の聖句
 
 
        わたしの目にあなたは価高く、貴く
        わたしはあなたを愛し
        あなたの身代わりとして人を与え
        国々をあなたの魂の代わりとする。                        イザヤ書 43 章4節
 
 
        キリスト教に出会って一番良かったこと、それはありのままの自分を好きになれた
      ということです。中高時代、傷つくことを恐れて本当の自分を隠して生きていた私が、
      弱さや欠点も含めて、自分を愛せるようになった。神様が無条件に愛して下さる自分
      なのだから OK と思えるようになった。そうやって人との出会いに自分を開いていく
      勇気が与えられると、自分には無理だと思っていたことができてしまって、その中で
      多くの喜びを与えられました。それが私の今を生きる力になっています。
        中高時代は心が柔らかいから傷つくことも多くありますが、その分、一生懸命
      考えたり出会ったりしたことが、自分らしさの土台を形作っていきます。今、暗い
      トンネルの中にいるような気持ちの人は、そのトンネルの向こうにこそ、今まで見た
      ことのない風景が広がっていることを信じて歩んでいってほしいと思います。
 
 
                                      (1月 30 日中学放送礼拝より 聖書科 T.M)
 
 
 
 
                                         -6-
               3月の行事予定
  1   水 (高)卒業2礼拝(中1・2・3、高1・2休日)
  2   木
  3   金
  4   土                                            ( L・ 総)
  5   日
  6   月       期末テスト(高1・2)
  7   火       (中1・2・3)1 限8 : 5 5 1 5 分休憩
               1 限8 : 5 5 1 5 分休憩
  8   水
               公立大学中期日程開始
               1 限8 : 5 5 1 5 分休憩
  9   木
           教科書販売(高2)
           自宅学習日     高2代ゼミマーク模試
 10 金
           新高2スタディーサポート
 11   土
 12   日 国公立大学後期日程入試開始
 13   月       テスト返却 1 限8 : 5 5 
 14   火        1 限8 : 5 5 
               特別時間割 探究フェス          [ NC ]
 15 水
                                              高2補習
 16 木         期末テスト素点確認
               中3・高1ダンス発表
 17 金
               中1・2個人写真       中3副教材販売
 18   土
 19   日
 20   月 終業の日       (中)卒業3礼拝
 21   火 春分の日
 22   水    マウントユニオン大学短期研修(4/3)
 23   木
 24   金
 25   土       カンボジア研修
 26   日
 27   月
 28   火
 29   水
 30   木
 31   金
 
 
 
 NC・・・ノークラブデイ
 ※行事予定は変更になることがあります
 
 
 
 
                                                                  -7-