学校案内
大門高校創設時、初代中村篤弘校長先生によって提唱され、大門高校の礎を築く上での旗印となった言葉。
この言葉は、宋の時代の無門慧開(むもん・えかい)という禅僧が残した『無門関』の中の、「大道無門、千差路有り。此の関を透得せば、乾坤(けんこん)に独歩せん」という禅問答から由来。大きな道路には門がない。転じて、ふところが大きく何でも受け入れる心の大きいことのたとえ。
または、大いなる道に入る門は無いけれども、その門はまたどの路にも通じており、この無門の関をつらぬいて大道に至ったならば、その人は大手をふって天地陰陽を歩くことができるであろう、という意味にも訳される。
学校長挨拶
広島県立大門高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、昭和50年4月、福山市東部の幕山台の地に、地元関係者の熱い期待の下、普通科高校として設立された学校です。初代校長 中村篤弘先生は、第1回入学式・開校式において、中国宋代の「無門関」にある「大道無門」を示され、「大きな道には門がない。障壁はない。正々堂々と大手を振って登校しなさい。」と話されました。以来、「熱意」「創意」「誠意」の三意を校是とし、地域に信頼される学校として今日に至っています。
平成15年には、理科・数学を得意とし、理数系の進路1を目指す生徒のための普通科・理数コースが設置され、以来、特色ある教育課程や教育プログラムを展開してきました。
令和元年からは、県教育委員会から「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」の指定を受け、新学習指導要領に基づいた理数カリキュラムの開発を行っています。
一昨年度からは、新たに「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」に係る学科等の特色を生かしたカリキュラム開発について3年間の指定を受け、「『総合的な探究の時間』、『特別活動』等を核として、各教科・科目等で習得した知識・技能等を活用し、現代社会の課題等の解決に取り組むカリキュラムの開発」に、学校全体で取り組んでいるところです。
また、平成28年2月に姉妹校提携を結んだオーストラリア・ニューサウスウェールズ州のミッチェル・ハイスクールと、新型コロナウィルス感染症の影響を受けながらも、様々な交流を通して異文化体験や語学力向上の機会を設けています。
本校では、育てたい(幼児・児童)生徒像を、校是を踏まえて次のように整理しています。
【熱意】を持って主体的に行動し、自己実現を図ろうとする生徒 (主体性)
【創意】を持って探究を深め、新たな価値の創造を図ろうとする生徒 (探究力)
【誠意】を持って他者と協働し、社会に貢献しようとする生徒 (協働性)
県東部で唯一、理数コースを持つ普通科高等学校として、他に与えられて学ぶのではなく、自らが主体となって学ぶ姿勢と、変化を恐れずさまざまな課題を見つけて、それに積極果敢に挑戦する姿勢の育成を目指し、本校の掲げる「参加と実行5目標」である「チャイムを厳守しよう」「服装を正そう」「全員で掃除をしよう」「予習復習をしよう」「挨拶をしよう」を基底に日々の教育活動を行って参りますので、引き続き、御支援・御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和5年4月
広島県立大門高等学校第17代校長
吉川 正貴
沿革
昭和50年 | 1月 | 1日 | 広島県立大門高等学校開校 |
昭和50年 | 3月 | 15日 | 本館・特別教室新築工事竣工 |
昭和50年 | 4月 | 7日 | 開校並びに第1回入学式 |
昭和51年 | 4月 | 1日 | 第9学区総合選抜制となる(松永・福山・福山葦陽・福山誠之館・大門) |
昭和52年 | 3月 | 22日 | 体育館兼講堂建築工事竣工 |
昭和53年 | 3月 | 1日 | 第1回卒業式 |
昭和56年 | 3月 | 31日 | 武道場建築工事竣工 |
昭和56年 | 4月 | 10日 | 校舎C棟建築工事竣工 |
昭和60年 | 3月 | 1日 | 創立10周年記念庭園造成 |
昭和60年 | 6月 | 16日 | 創立10周年記念式典 |
昭和62年 | 7月 | 29日 | 第9学区東部総合選抜校となる(大門・福山誠之館・福山明王台) |
平成5年 | 4月 | 26日 | エレベ?タ?新設工事竣工 |
平成7年 | 5月 | 21日 | 創立20周年記念式典(記念モニュメント設立) |
平成10年 | 4月 | 1日 | 総合選抜制度廃止・第9学区単独選抜校となる |
平成15年 | 1月 | 31日 | A棟・B棟校舎外部リフレッシュ工事竣工 |
平成15年 | 3月 | 31日 | 理数特別教室改修工事竣工 |
平成15年 | 4月 | 1日 | 普通科理数コ?ス導入(1学級) |
平成17年 | 4月 | 1日 | 男子新制服導入 |
平成17年 | 5月 | 14日 | 創立30周年記念式典(記念モニュメント設立) |
平成22年 | 3月 | 12日 | A棟耐震及び内部リフレッシュ工事竣工 |
平成22年 | 6月 | 15日 | グラウンド改修工事竣工 |
平成24年 | 2月 | 29日 | B棟耐震及び内部リフレッシュ工事竣工 |
平成25年 | 4月 | 5日 | 部室新築工事竣工 |
平成25年 | 5月 | 16日 | リンカーンハイスクール(ニュージーランド)と姉妹校提携 |
平成26年 | 3月 | 14日 | 屋内運動場及び武道場耐震工事竣工 |
平成26年 | 3月 | 26日 | 給水及び消火設備改修工事竣工 |
平成26年 | 9月 | 25日 | ユネスコスクールに加盟 |
平成27年 | 4月 | 1日 | 「学びの変革」パイロットハイスクールとして,「活用コアスクール」に指定 |
平成27年 | 5月 | 23日 | 創立40周年記念式典(体育館緞帳及びステージ幕新調) |
平成28年 | 2月 | 22日 | ミッチェルハイスクール(オーストラリア)と姉妹校連携 |
平成31年 | 4月 | 1日 | 「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」における理数カリキュラム開発に係る理数研究校に指定 |
令和3年 | 4月 | 1日 | 第17代 吉川正貴 校長 就任 |
校是・校章・校歌・スクールキャラクター
校是
校是の由来
新しい学校を作るなら、まず熱意がもっとも大切なのではないだろうか。そして、これからの社会ということを考えるならば、創造ということが何としても大切である。
そして皆さんが分担してやっていただくとなると、誠意をもってやるならば一つにまとまるだろうと思って、それぞれ「熱意・創意・誠意」とし、 下の一字をとって三意精神と呼んだらどうだろうかと考えたわけです。
校章
広島県の県木「もみじ」の五葉と、大門高等学校の「大」の字をもって表象とし、その上に「高」の字を配したものである。 また、大地にしっかりと立ち、熱意・創意・誠意の校是のもとに未来に向かって育っていく姿を五葉に表現している。
校歌
スクールキャラクター
2014年度、本校が創立40周年を迎えるにあたり、スクールキャラクターを決定しました。全校生徒と教職員で名前について話し合い、校名にちなんだ「だもちゃん」と決定しました。
美術部、イラスト同好会、美術選択者の生徒から原画を募集し、その後、学校と、本校OBでデザイナーの方の選定を経て、その原画をもとにデザインしていただきました。
「だもちゃん」は、校章の由来でもある、もみじの葉を図案化したものであり、緑の靴は学校周辺の自然をイメージしています。