現在,全世界が新型コロナウイルス感染症という予想もしなかった困難に立ち向かっています。SDGs(持続可能な開発のための目標)を基盤に据え,課題発見・解決能力や思考力・判断力・表現力を育成することに力を入れてきた本校においては,こうした困難の中にあっても前向きに,未来を見据えていく教育活動を展開しています。
困難の中でも,本校の生徒は,高校生らしいアイデアを出し,生き生きと,高校生活を充実させる活動をしています。
生徒一人に一台のタブレット端末を活用した教育活動を導入し,広島県教育委員会の支援による充実したI CT環境のもとで,学習活動の幅と質を大きく高めています。
海外交流にも力を入れており,姉妹校のニュージーランドのスポッツウッド・カレッジとの相互交流を深めるとともに,留学1の促進,さまざまな交流・学習の機会の提供を通して,国際性,多様性への理解を体験的に進めています。コロナ禍の影響により,相互訪問ができない状況にありますが,オンライン交流など,継続的な交流を続けています。
課外活動においては,多くの生徒が部活動に所属し,学習と課外活動のバランスのとれた学校生活を楽しみながら送っています。県大会,中国大会,全国大会への出場を果たし,優秀な成績を収めている部活動もあります。
このような学習環境のもとで,「広い視野 高い志 確かな実践力」を基底に「礼節 勤勉 協同」の精神を身に付けた未来社会の担い手を育成してまいります。
今後とも,ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和5年4月
広島県立廿日市高等学校
校長 吉 迫 基 全
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