下松工業高校
(山口県)の
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取得日:2024年03月23日
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令和3年度 山口県立下松工業高等学校(全日制) 学校評価書 校長( 松本 理 )
1 学校教育目標
技術革新やものづくりを支える将来の専門的職業人の育成及び社会に有為な職業人の育成を実現するため、次の重点目標を設定する。
1 生徒の進路希望や特性に応じた教育の推進
2 旺盛な気力、強靭な身体、豊かな人間性を備えた逞しい技術者の育成
3 正しい職業観や勤労観、創造性や勤労意欲に富む専門的職業人の育成
2 現状分析(前年度の評価と課題を踏まえて)
【学校運営】昨年度は新型コロナ感染症により、行事の大幅な縮小が余儀なくされた状態で様々な行事を行った。今年度は学校創立100周年
の年となる。この100周年を契機に学校の活性化と広報活動につなげていきたい。また、入学志願者について向上しつつあるが一部学科にお
いて定員割れが発生しており、行事や地域との連携、ボランティア活動など平時に戻しながら「下工ブランド」を向上させることで志願者
の増加につなげていきたい。
【学習指導】普段の家庭学習の取組については、生徒の意識や学習時間の不足について課題が残った。授業以外の個人指導や補習を継続す
るとともに、授業改善や家庭学習支援の具体的な手立てを示すことで、生徒の学習意欲の向上や家庭学習時間の増加を図りたい。また、昨
年度に導入された一人一台端末の有効な活用方法を研究・検討し、生徒の学習意欲の向上と確かな学力の定着を図りたい。
【生徒指導】生徒の自己指導能力の育成を目標とし、面談等をとおして生徒理解に努めたが、問題行動件数は減少に至っていない。また些
細なものも含めいじめと認知された事案も数件発生した。何れの事案についてもSNSによるトラブルが原因となっており、ネット上での
トラブル回避や生徒間のコミュニケーション力を高めるための指導について、外部機関等との連携を図りながら未然防止を含めた対策を講
じていきたい。
【進路指導】コロナ禍で求人数の減少や大学入試の対応が危惧されたが、昨年度の3年生については概ね希望どおりの進路が決定した。就
職試験では一部の企業で、オンライン面接が実施され今後も拡大する可能性もあることから、対応できる環境の整備や、面接指導の充実を
図っていきたい。また、大学や高専編入希望者に対し、十分な情報提供や受験対策についての指導を充実させ、引き続き、高専編入希望者
の合格を目指したい。
【健康安全教育】健康診断結果による治癒率の更なる向上を目指し、保健体育課、学級担任、部活動顧問、保護者が連携し生徒自身が健康
管
理に対して適切な生活習慣や行動をとることで、治癒率100%を目指したい。また、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症予
防
【特色づくり】100周年を機会に学校のHPを充実させ、これまで以上に学校行事や生徒の活動を掲載することで、学校の特色や良さをアピー
ルしていきたい。また、本年度より他の工業高校に先駆けてドローン実習を導入し、既存の取組と合わせて、地域との連携も深めていきた
い。
【業務改善】教職員の意識改革や「下松工OSD」の浸透、効率的な部活動運営により、時間外業務時間の大幅な減少など働き方改革が進行し
ている。引き続き業務分担の適正化を図りながら、働きやすい職場環境の構築に努めたい。
3 本年度重点を置いて目指す成果・特色、取り組むべき課題
1 重点努力目標・・・・・・地域産業を担う人材の育成 『 凡 事 徹 底 』
(1)【学習指導】基礎的・基本的な知識及び技能の確実な習得
・学習意欲の向上と学習習慣の確立、ICTを活用した授業改善
・多彩なカリキュラムによるキャリア教育の充実
・外部人材活用による技能の向上と資格取得指導の充実
(2)【 生徒指導等 】人間力の向上
・百周年を迎え、下松工生の誇りの醸成
・自己肯定感、自己有用感、自己指導能力の育成
・意気高うして穢れなく、自ら治めて己に克つ
(3)【 校務分掌・その他 】教職員の協働体制による組織力の向上
・各分掌や各学科、各学年の目標管理による共通理解と協働実践
・コミスクを活かした諸課題の解決への協働と外部評価を生かした学校改善
2 チャレンジ目標 「 皆勤(遅刻・欠席0)7割以上」
「ステップテスト平均点8割以上」
1
4 自己評価 5 学校関係者評価
評価 達成
重点目標 具体的方策(教育活動) 評価基準 重点目標の達成度診断・分析 学校関係者からの意見・要望等 評価
領域 度
コロナ禍で諸行事、創立100
周年記念行事への多様な対応
を評価する。修学旅行や各種
HPの更新回数 ・ホームページについて 行事が中止や制限されたこと
・学校ホームページ は、適時更新を行った。 から、今後の生徒の思い出づ
・保護者との信頼 のタイムリーな更新 4:年50回以上 コロナの関係で、行事が くりやモチベーションの向上
総 関係の確立 により、学校からの 実施できずに更新ができ などお願いしたい。
現行のホームページ(HP)は
情報発信に努める。 3:年40回以上 なかったことがある。
務 2 検索性もよくわかりやすい構
・100周年で同窓会からの 成であったが、新しいHPもス A
部 ・地域との連携教 ・学校開放日の設定 2:年30回以上 寄付により、ホームペー マートフォン等にも対応し、
育の実践推進 や、地域の行事等へ ジを新しくして、より閲 色合いもよく見やすいものと
積極的に参加する。 1:年20回以上 覧しやすい環境を準備し なっている。HPの更新が大切
ている。 であるので、組織体制をしっ
かりと整えていただき、今後
の伝統校の訴求力発信に期待
する。
学習時間の平均値は、1年
考査期間の授業以外の学習 110分、2年105分、3年82
・授業を大切にし、 時間の1日あたりの平均 分であった。目標として
家庭学習に取り組む が、 いた2時間に各学年とも届 コロナ禍で家庭にいる時
よう指導する。まず いていない。特に3年生に 間は多くなってきていると
は、考査期間中は 4:3時間以上 おいては、進路が決定し 思われる。生徒の一定数は
学習習慣の確立と しっかりと学習に取 た2学期以降に学習時間が 意欲的にしっかりとした取
基礎学力の向上 り組むよう、家庭学 3:2時間以上 2 組をしていると思われる B
減る傾向が顕著である。
習時間調査や考査発 昨年度に比べると学習時 が、目標の学習時間2時間
表中の学習計画表配 2:1時間以上 間は増加しているので、 に向けて学習への取組を進
付などにより、学習 生徒の学習意欲が向上す めてほしい。
習慣の確立を図る。 1:1時間未満 るよう引き続き取り組み
たい。
教
務 1月21日までの
公開授業
1
の
部 回数は7回であり、各科・
・ICTを活用した 各教科1回以上の
公開授業
2
公開授業
3
(研究授業)の実施
り授業評価アンケー を行うことには届いてい 授業方法の工夫や変更な
回数が、
トを有効利用するな ない。 ど対応が大変だったと考え
どして、授業改善に ICTの活用ということで られる。Withコロナ、
4:12回以上
取り組み、生徒の学 は、様々な授業で、タブ Afterコロナを考えながら
学習意欲の向上 習意欲の向上を図
3: 8回以上 2 レットやプロジェクタを ICTの更なる活用を期待し B
る。 利用した授業やグループ ている。特に自学自習への
・教員同士がお互い 学習、アンケート、自宅 活用と定着にはICTは有効
2: 4回以上
の授業を参観するこ 学習用の課題等に利用さ だと考えられるので、利用
とにより授業改善を れ始めている。 を促してほしい。
1: 4回未満
図る。 ICT利用の有効性等を見極
め、さらなる活用を検討
したい。
・ホームルーム等に 生活アンケート結果におい ・コロナウィルスの関係
おける適切な役割分 て「学校に誇り」、「自分 で、年度前半は思うよう
自己指導能力の育 担と、活躍の場の設 のことがすき」の割合が な活動ができなかった
定を行う。 が、100周年記念行事 創立100周年記念式典の
成、自己有用感、
・面談等を通して生 4:7割以上 や体育祭・文化祭等では 運営に主体的に携わる生徒
自己肯定感をもた
せ、百周年に向け 徒理解を深める。 3:5割以上 3 責任感を持って活動して に好感を持った。100周年を A
・あたりまえ向上委 2:3割以上 いた。 機に学校への誇りの醸成を
て下工生としての
員会と協力し、生徒 1:3割以下 もっと進めてほしい。
誇りの醸成
の資質向上を目指 ・年三回の面談を行い生
す。 徒理解に努めた。
・いじめに対する体 4:いじめ防止基本方針の ・年間3回のいじめアン
制づくりを強化す 見直しを行い、研修会を実 ケートや、担任による面
る。 施した。 談を通して、いじめの未
・いじめアンケート 然防止、早期発見に努め
の内容を見直し、早 3:いじめ防止基本方針の た。
新型コロナウイルスへの
期発見に努める。 見直しを行い、職員や生
感染者、濃厚接触者などが
・いじめのとらえ方 徒・保護者に周知した。 ・いじめ事案について
開発的生徒指導に いじめの対象とならないよ
や認知について教職 は、教育相談係やスクー
よるいじめ未然防
員の共通理解を図 2:いじめ防止基本方針の 3 ルカウンセラーと連携
う配慮してほしい。 A
生 止 る。 見直しを行った。 し、迅速に対応した。
また、引き続きいじめの
徒 未然防止に向けた体制の強
化も図っていただきたい。
部 1:いじめ防止基本方針の ・学校ホームページにい
見直しを行っていない。 じめ防止基本方針を掲載
し、学校外にも周知し
た。
・担任やアンケートから
4:面談や情報共有が十分 あがった情報を教育相
に行われ、生徒理解・指導 談、生徒から相談があっ
・ 担任からの情報を に役立った。 た事案など、SCを中心
もとに気になる生徒 とした関係教員で共有 コロナ禍で我慢する場面
を早めに把握し、関 3:一応の取り組みが出 し、ケース会議を積極的 も多くストレスを抱え他人
係教員と連携して面 来、ある程度成果があっ に行い、組織的な対応を にあたることも多々あるの
教育相談(特別支 談やケース会議等を た。
援)体制の充実 行う。 3 することができた。 ではないかと思われる。ス A
クールカウンセラーや教職
・ SCとの面談を仲 2:面談や情報共有はあま ・SCによる教職員研修 員の適切かつ迅速な対応は
介し専門的な助言を り出来ず、状況把握が不十 を行い、生徒支援のため 評価できる。
得られるようにす 分 の資質向上に努めた。
る。
1:面談や情報共有が全く
出来なかった。
2
4:自己ベストを3回更新
した生徒が60%いた。
毎回記録をとることによ 運動機会の減少、及び、
3:自己ベストを3回更新
・2000m持久走 り、生徒に見える化し、 近年の体力の減退は大き
した生徒が50%いた。
を実施することによ 特に1・2年生について い。今後も個人差を踏まえ
体力の向上
り、持久力忍耐力を 3 は更新できた。3年生の た基礎体力作りに取組み、 A
2:自己ベストを3回更新
つける。 3学期以降については、 体力の向上を目指していた
した生徒が40%いた。
難しい面は残る。 だきたい。
1:自己ベストを3回更新
保 した生徒が30%いた。
健
体
育 担任等や部活動顧問等と
・治療率の向上を目
部 連携したり、保健だより 昨年度より治療率の向上
指す。
で生徒や家庭に啓発した は評価できる。心身の健康
4:治療率が60%以上
りして、受診勧奨を積極 維持の観点からも早期発
・保健だよりを発行
的に行い、昨年度より治 見、更なる治療率の向上を
し、心身の健康管理 3: 〃 50%以上
療率が上昇した。 望む。
心身の健康の自己 ができるように啓発
管理 する。 2: 〃 40%以上 3 *治療者率64.2%:1年 保健室が生徒の心のより A
55.0%、2年59.8%、3年 所となっている。また、保
78.8% 健だよりの定期的な発行に
・他の分掌や学年・ 1: 〃 30%以上
*疾患別:視力1.0未満 よる持続的な啓発と保護者
保護者等と連携を心
70.8%、眼疾患72.7%、耳 との情報の共有化を評価す
がけ、保健指導の充
鼻科疾患58.3%、う歯 る。
実を図る。
54.4%、歯石46.4%
達成はできたが、基本的
・キャリアライフや にどの企業も人手不足で 就職も早期に100%決定
4:1次試験の合格率
LHR、ガイダンス あり、求人数が多いこと しており、県内就職率も県
が95%以上
を利用し、個々の特 が影響したと思われる。 目標の85%に対して87%に
性や適性を理解さ 達していることはよい。
3:1次試験の合格率
生徒の個性、能 せ、企業情報の提供 求人数の減少を危惧して
が90%以上
力、希望に応じた を行う。 いたが求人数はとても多
適切な就職指導の 4 く、本校教育への信頼に基 A
2:1次試験の合格率
実施 ・積極的に個人面談 づくものであり評価した
が85%以上
や三者懇談を行い、 い。生徒の希望する就職先
意識を高め、希望す に合格するように今後も指
1:1次試験の合格率
進 る就職を実現させ 導を継続していただきた
が80%未満
路 る。 い。
指
進学希望の生徒は進路
導 変更の者も含め全員、希
部 ・自らが希望進路先 4:希望進学先への
を明確にできるよう 決定が100% 望の進学先に合格を果た
に、個人面談、三者 した。1年次より進学の目
懇談、進学説明会な 3:希望進学先への 的を明確にし計画的に学
生徒の個性、能 習を進めるよう指導を継 9割以上の希望進学先へ
どで適切な情報を提 決定が90%以上
力、希望に応じた 続したい。 の進学を評価したい。今後
適切な進学指導の
供する。 3 も計画的な進路指導をお願 A
2:希望進学先への
実施 いしたい。
・進学課外などを実 決定が80%以上
施することで、希望
の進学先に進める能 1:希望進学先への
力を高める。 決定が70%未満
4:シ゛ュニアマイスター2500点
以上
・コロナ禍ではある 資格取得の実績の高さは
3:シ゛ュニアマイスター2200点 ・現在、2746点であ
が、臨機応変に日 先生方の補習への取組、各
以上 り、2月に実施される
資格取得指導の充 程を調整し、資格 種調整の賜だと考え、評価
実 検定に向けての補 4 検定もあるので、年度
したい。 A
2:シ゛ュニアマイスター1900点 末には更に得点が伸び
講を実施していき 今後も更なる取得向上と
以上 るものとみられる。
たい。 指導をお願いしたい。
1:シ゛ュニアマイスター1900点
未満
工
業 4:3種類以上の講習会に
参加した。
3:2種類の講習会に参加 ・3種類の講習会に延べ
・各種指導者講習会
した。 10名の教員が参加し
教職員の指導力向 に参加することに 教職員の講習会への参加
上 より教職員の指導 4 指導力の向上に努め
数の多さを評価する。 A
2:1種類の講習会に参加 た。
力向上を計る。
した。
1:1度も講習会に参加
しなかった。
3
2学期末時点で皆勤率は
全国的に不登校傾向の生
・「あたりまえのこ 58.6%である。全体
4:皆勤が65%以上 徒が増加している。要因は
とがあたりまえにで 的には基本的な生活習慣
様々だが、コロナの影響で
きる」ことを基本 は身に付きつつあるが、
3:皆勤が55%以上 学校行事等が制限され、生
基本的な生活習慣 に、「時間を守る(5 新型コロナウイルスなど
の定着 分前行動)」「決ま 3 の影響により登校できな
徒同士のコミュニケーショ B
2:皆勤が45%以上 ンが減っていることも要因
りを守る」「挨拶応 かったり、保健室へ行く
の1つだと考えられる。生
答」がしっかりでき 生徒もいるため、そのよ
1:皆勤が45%未満 徒の心のケアに注意してほ
るように指導する。 うな生徒には継続的な心
1 しい。
のケアが必要である。
年
部 ・日々の授業を大切 4:ステップテスト平均8割
にするよう指導する 以上 第6回終了時点で学年平
とともに、資格試験
均は35.0点(50点満 1年次の学習習慣の定着
取得を奨励・支援す 3:ステップテスト平均7割
点)である。基礎学力に は、非常に大切なので習慣
基礎学力の向上 る。 以上 3 ついては身につきつつあ 化するよう指導を続けてほ B
・家庭学習の時間が 2:ステップテスト平均6割
以上 るが、さらなる向上が求 しい。
増すように指導する
められる。
教科書類はすべて持
ち帰らせる。 1:ステップテスト6割未満
・「あたりまえのこ
4:皆勤が70%以上
とがあたりまえにで コロナ過で、通常よりも 「あたりまえをあたりま
きる」ことを基本 欠席者数が多い年度とな えに」「挨拶応答」など生
3:皆勤が65%以上
基本的な生活習慣 に、「時間を守る(5 り、皆勤率の向上が望め 徒・保護者・教職員が重要
の定着 分前行動)」「決ま 3 なかった。基本的生活習 性を共感できるキーワード B
2:皆勤が60%以上
りを守る」「挨拶応 慣は大半の生徒は身に付 で共有化しており、更なる
答」がしっかりでき いていると思われる。 向上に努めてほしい。
1:皆勤が60%未満
るように指導する。
2
年 4:ステップテスト平均点
部 8割以上
・日々の授業を大切 中だるみをできるだけ防
にするよう指導する 平均点が8割以上のクラ ぐような指導をお願いした
3:ステップテスト平均点
とともに、資格試験 スもあり、基礎学力の定 い。
7割以上
取得を奨励・支援す 着がみられる。資格取得 基礎学力の定着がある程
基礎学力の向上
る。 3 に意欲を持つ者も増え、 度できていることは、進路 A
2:ステップテスト平均点
・進路選択の意識を 将来の進路に向けて着実 指導などを通じた生徒の進
6割以上
高め、家庭学習の定 に成長できている。 路意識の向上の表れだと評
着を促す。 価する。
1:ステップテスト平均点
6割未満
4:希望に添った進路情報の
提供が十分出来た。 保護者による学校評価ア
ンケートの「進路指導は 計画的な面談や適切な情
・個人面談や個別指 3:希望に添った進路情報の 適切に計画・指導されて 報提供による進路指導が保
導を充実させるとと 提供が出来た。 いる」の質問があった。 護者の高い評価につながっ
希望進路の実現 もに、進路選択に関 2:希望に添った進路情報の 4 これに対して肯定的な回 ている。今後も保護者と連 A
わる情報提供の充実 提供があまり出来なかった。 答の割合が8割を超えて 携をとりながら希望する進
を図る いた。来年度も3年生の 路に向けて指導を継続して
1:希望に添った進路情報の 希望進路実現に向けて支 いただきたい。
提供がまったく出来なかっ 援していく。
3
た。
年
部 4:ステップテスト平均点8
割以上
平均点6割以上が2クラ
・希望進路実現のた
3:ステップテスト平均点7 ス、平均点5割以上が2
め、自主学習の定着 就職に向けて高い意識を持
割以上 クラスだった。8割以上
を促す。 たせ、合格後の意識の低下
基礎学力の定着
・自己有用感につな 2 のクラスがなく、自主学
を防ぐような指導をお願い B
2:ステップテスト平均点6 習の定着の大切さを身に
がるように資格取得 割以上 する。
付けさせる指導をしてい
を奨励・支援する。
く。
1:ステップテスト平均点5
割以上
4
日常的な業務 4:教職員アンケートの
分掌業務の組織的な取組
における肯定的回答が 教職員による学校評価
60%以上。 で「分掌業務が組織的に
・全教員の元気とや 行われており、成果を発
課題意識、責任感の差異な
る気の生まれる職場 3:教職員アンケートの 揮している。」という項
どから生じる業務量の偏
の人間関係づくり 分掌業務の組織的な取組 目において肯定的回答が
り、組織としての方向性の
(ラインケア)を進 における肯定的回答が 59%と、低いながらも
認識、共有の難しさは仕事
める。 50%以上。 昨年度より7%向上して
運営上の共通の課題だと認
相互に信頼できる 3 おり、業務を組織的に取
識している。地道な取組を B
円滑な職場環境づ ・業務のペアワーク 2:教職員アンケートの り組み、協力してできつ
お願いしたい。また、代休
くり 化を進め、作業効率 分掌業務の組織的な取組 つある。しかし、未だに
や年休等の積極的な利用で
の向上や人材育成の における肯定的回答が 個人に業務負担が偏って
教職員の負担軽減を図って
推進業務分担適正化 昨年並み。 いる面も否めないので、
いただきたい。
を図る。 OJTや後継者づくりと
1:教職員アンケートの 共に分掌の配置を見直し
分掌業務の組織的な取組 たい。
における肯定的回答が
昨年を下回った。
学校の組織等 ・新型コロナウイルス感
・外部講師による校 4:計画した研修や復伝を
染症の影響で、外部講師
内研修を実施する。 概ね実施した。
による研修等をリモート
業 などで実施した。また、
務 ・校外研修等の復伝 3:計画した研修や復伝を コロナ禍で今までにない
綱紀保持研修や復伝講習
改 講習を行う。 6割程度実施した。 取組が必要となってきてい
なども実施した。
る。リモートなどしっかり
善 3 初任者研修等を活用し、 B
教職員の資質能力 ・全教員が年間1回 2:計画した研修や復伝を 授業参観等による授業改
と取り入れると共に、扱い
向上と人材育成 以上研究授業を参観 3割程度を実施した。 方の研修などで学んでいっ
善に向けた取組はでき
する。 てほしい。
た。特に、ICTの活用によ
1:計画した研修や復伝は
る授業形態などよい研修
・若手教員を主任等 ほとんど実施できなかっ
となったが、授業参観者
へ登用する。 た。
の増加が課題である。
4:年間の時間外在校等時
勤務状況 間 ・教職員一人ひとりの働
月45時間以内の職員の き方改革に対する意識の
・時間外在校等時間
割合が80%以上 向上や、効率的な部活動
縮減を呼びかける。
運営の推進により、時間
コロナへの対応や多様な生
3:年間の時間外在校等時 外在校等時間月45時間
・「下松工OSD] 徒への対応、ICTへの対応
間 以内の職員の割合の平均
を推進する。 など様々なことに対応して
月45時間以内の職員の は、1月末時点で87.
時間外在校等時間 いかないといけないが、無
割合が60%以上 0%と良好であった。ま
の状況を掌握し、 ・年休や代休の取得 4 た、平均の時間外在校等
理の無いように進めていっ A
月45時間以内の を呼びかける。 てほしい。
2:年間の時間外在校等時 時間も25.3時間で
時間外在校時間の 時間外勤務の状況や休み
間 あった。4月当初、休校
徹底 ・ノー残業デーの年 の取りやすい環境作りなど
月45時間以内の職員の などで部活動が中止と
5回設定と実施。 は評価できる。
割合が40%以上 なった影響もあるが、今
後もノー残業デーや年
1:年間の時間外在校等時 休・代休の積極的な取得
間 を促していきたい。
月45時間以内の職員の
6 学校評価総括(取組の成果と課題)
今年度の総括として、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、学校運営や学校行事計画の見直しを余儀なくされ
た。
全体的に学校評価アンケートを含めよいと評価をいただいた。特に、1創立100周年記念行事に伴う生徒会等のPR活動と取組状況2全体
的に問題行動が少なく落ち着いた学校生活の状況33年生の早期の100%の就職、進学の決定4志願者の増加による定員割れの回避など
は、評価いただいた。
来年度に向けて、創立100周年記念を機に生徒の誇りと帰属意識を今後も高め、同窓会や地域と連携しながら地元地域に根ざした学校
となるようにまた、地域に貢献できる学校をめざしたい。更に、志願者の増加に向けた取組について、今年度の実践を見直し工夫しながら
更なる増加に取り組んでいきたい。
1 重点努力目標・・・地域産業を担う人財の育成 「凡事徹底」
(1)【学習指導】基礎的・基本的な知識及び技能の確実な習得
基礎学力の向上に向け、生徒の意識改革や教員の授業改善に努め、欠点数は昨年度と今年は少数に抑えられている。また、家庭学習時間
も昨年度に比べて、目標の1日当たり2時間には達していないものの、全体平均が昨年度85分から本年度99分と微増ではあるが増加傾向にあ
る。これまで実施しているステップテストや資格取得による個別指導も引き続き実施していきたい。ICTを活用した授業改善の取組も徐々に
進んできており、機器の様々な活用方法を各教員が模索している。教員間のICT活用方法を互いに教え合い、情報共有も行われている。
(2)【生徒指導】人間力の向上
コロナ禍の中、感染症対策を講じた上で生徒会を中心に学校行事を実施できたことは成果と言える。今後も生徒会活動を活発化させ、生徒主役の学校運営
を行って行きたい。一方で、生徒の問題行動については昨年度と比較し減少傾向にあるものの、スマートフォンに関する事案が多数を占めている。
また、複雑な家庭環境や生育歴に起因する不適応が発生している。問題行動の未然防止に努めるとともに、保護者やSCと連携しながら、
生徒の安心・安全な学校生活の為の環境整備や対応を行って行きたい。
(3)【校務分掌・その他】教職員の協同体制による組織力の向上
学校行事や生徒指導など全教職員で対応する意識は徐々に向上している。しかし、どうしても業務分担で一部の教員に負担が偏ったり、
時期的に仕事が重なってしまう期間が出来てしまう。今後も、仕事分担の適正化を図ると共に、教職員が協働で物事に取り組む意識の醸成を
更に進めていきたい。
また、ジョブローテーションを行うことで多くの教職員が多様な役割を担えるような組織作りを行って行きたい。
2 チャレンジ目標 「皆勤(遅刻・欠席0)7割以上」「ステップテスト平均点8割以上」
皆勤については、新型コロナウイルス感染症のため、発熱等の風邪症状のある生徒はすべて出席停止になったが、同時に出欠席に対する
意識や皆勤への意欲も低下し,皆勤率が低下していることは憂慮すべき事態である。今後、言葉がけや意識付けなどの注意喚起を意欲的に行って行きたい。
ステップテストの得点については、家庭学習時間の不足が結果に反映しているため、学力向上を含め継続した指導が必要である。
5
7 次年度への改善策
【学校運営】今年度、学校創立百周年を迎えた。本校の伝統やこれまでの実績に誇りを持たせ、自己有用感や自己肯定感を高め
る教育を行ってきた。ものづくりのまち下松を支える人材を育成し、地元の発展や活性化に貢献できる学校づくりをめざした
い。
【学習指導】家庭学習の取組については、生徒の意識や学習時間の不足について課題が残った。昨年度からの増加傾向が来年度
も続いていくよう、授業以外の個人指導や補習を継続するとともに、授業改善や家庭学習支援の具体的な手立てを示すことで、
生徒の学習意欲の向上や家庭学習時間の増加を図りたい。また、タブレット端末等のICTを活用し、新たな学び方を浸透させ、生
徒の学習意欲の喚起に繋げていきたい。
【生徒指導】生徒の自己指導能力の育成を目標とし、問題行動の未然防止やいじめ対策を行ってきた。問題行動件数は昨年度と
比較し減少傾向にあるが、根絶には至っていない。また些細なものも含めいじめと認知された事案も発生した。人間関係づくり
の重要性を再確認した。今年度は新型コロナウィルスの関係で、新1年生のAFPYを年度当初に実施することができなかっ
た。次年度も、生徒のコミュニケーション能力の向上を図っていきたい。
【進路指導】コロナ禍で求人数の減少や大学入試の対応が危惧されたが、本年度も3年生については概ね希望どおりの進路が決
定した。就職試験では一部の企業で、オンライン面接が実施され今後も拡大する可能性もあることから、対応できる環境の整備
や、面接指導の充実を図っていきたい。また、大学や高専編入希望者に対し、十分な情報提供や受験対策についての指導を充実
させ、引き続き、高専編入希望者の合格を目指したい。
【健康安全教育】新型コロナウイルス感染症の流行により、1学期間を通して健康診断を実施したが、治療率が昨年度より上昇
した。今後も関係者(教職員・家庭)と連携しながら受診勧奨し、心身の健康を自己管理できるよう働きかけていきたい。ま
た、新しい学校の生活様式を徹底し、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症予防対策に取り組むことで、安心して登
校できる環境を確保したい。
【特色づくり】百周年を機に、学校HPをリニューアルすることができた。今年度志願者倍率が1.2倍と大幅な志願者増を達
成することができた。今後も学校行事や生徒の様子の掲載を頻繁に更新し、学校の良さや特色をアピールすることで、今後の志
願者の確保に努めたい。
また、異校種間の学校との交流を推進し、開かれた学校づくりをめざしていきたい。
【業務改善】教職員の意識改革、効率的な部活動運営により、時間外在校等時間の減少など働き方改革が進行している。引き続
き業務分担の適正化を図りながら、働きやすい職場環境の構築に努めたい。
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