様式1
令和5年度 学校評価報告書1 ( 計画段階 ・ 実施段階 )
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学校名 福岡市立 福岡女子高等学校 学校経営方針・学校教育方針 今年度の重点目標 評価(総合)
ふりがな おおす りゅういちろう
1 教育目標 学校自己評価 学校関係者評価
学校長 1 本校独自の特色化・魅力化の推進
氏 名 大洲 隆一郎 教育基本法の精神に則り、急速に進展する国際化・情報化などの社会的変化に対応し、
【家庭科】社会の変化に対応し、ヒューマンサービスに関わる生活産業のスペシャリストを育成するために家庭科改革を推進する。
生涯にわたって主体的に生きるための人間力を培う。
校長本校在校年数 2年 2 めざす学校像・生徒像
【国際教養科】アジアのリーダー都市に相応しい国際感覚に富む人物の育成をめざし、国内外での語学研修や国際交流等の拡充を図る。
【普通科】看護・医療系への進学希望に対応する看護進学コースの充実とともに、多様な進路1希望に対応する個別指導や少人数指導等により希望進
B B
【学校像】校訓である「自立」「共生」「創造」を柱とし、個々の個性や能力を伸長し、
路の実現できる学力の定着を図る。
ふりがな こんどう あつひこ 豊かな心と未来を生き抜く力を育てる学校
2 キャリア教育の充実と男女共同参画社会で活躍できる人物の育成
学校関係者 【生徒像】自他を重んじ、生涯にわたって主体的に生きるための人間力を身につけた生徒
・キャリア教育融合型総合的な探究の時間の充実
評価委員会 3 スクールポリシーに基づく取組の推進
3 人権尊重の精神と生命に対する畏敬の念を育む人権教育の推進
委 員 長 氏 名 近藤 敦彦 校内での共通理解、共通実践とともに、中学校への広報や個別の説明等に努め、スクー
・組織的ないじめの未然防止 ・互いの人権を尊重し合う学校づくり
ルポリシーの浸透と実現にアプローチする。
・新学習指導要領に基づく初年度として観点別評価の校内研修を実施し、指導と評価の一体化に向けた授業改善と授業力向上の取り組みを推進した。今後は、ICTを活用した授業改善の取り組みを推進する。
昨年度の成果と課題 ・地域との連携プログラムである福女×能古プロジェクトに取り組んでいるが、さらに地域との連携を推進するための教育活動を検討する。また、学校行事等を見直し、生徒の主体性を育む教育活動の充実を図る。
目標及び具体的な方策等 学 校
評価
学校自己評価 取組状況・成果・課題 関係者 学校関係者評価委員会からの意見等 今後に向けての方針・改善点
項目 目標 具体的方策
評 価
ICTの効果的活用のためのスキルアップ研修等の更なる充 ・観点別評価の実践例や、ICT活用による学習評価について職員研修 まず、7月に授業を観させていただいた中 ・ICTスキルの充実にむけて、複数の実践
実を図り、指導と評価の一体化による授業改善を推進す C を実施した。 で、実習中心の授業ではあったが、生徒が自身 例を共有する研修が必要である。
る。 ・校務支援システムや自動採点システムの講習会開催およびマニュ の目的意識を高く持って授業に臨んでいると強 ・教員間での連絡に使用するツールが複
教 ICTを活用した学習指導・観点別評価の一体 く感じた。座学においても、巡回中、廊下から 数存在しているため、連絡作業を何度も
育 化に向けた授業改善と校務の効率化の推進 会議資料等の配付及び情報共有におけるICTの活用や、
B アル整備を行った。
ではあるが、授業を拝見させていただく中で、 行う必要がある。そのデメリット部分を
・職員連絡、生徒保護者連絡をほとんどICT活用で行うとともに、会 その雰囲気から、それぞれの生徒が目標達成の 補うため、校内の情報共有ルールを整理
課 校務支援システム等の活用によりさらなる校務の効率化を B 議資料についてもデータで配信し、事前に共有することができた。 ために意欲的に取り組んでいることを感じ取る を進める。
程 図る。 ことができた。
・ C B 新しく導入された観点別評価については、検 ・新課程の完成年度となるため、評価方
学 ・定期的に評価のための検討を行うことによって、予想以上に教員
観点別評価の研究を教科ごとに行うとともに、校内研修など 討を重ねることによって、教員間の共通認識が 法についてさらなる研修が必要である。
習 において情報共有を行い運用する。 B 間の共通認識が進み、教科会議や学習評価の充実が見られた。 深まり、授業改善・授業力の向上及び指導と評 ・評価の研修とともに、カリキュラムマ
指 ・評価活動に起因する教員の負担感の縮減が課題である。 価の一体化に向けた取組が進んでいることが評
新学習指導要領にもとづくカリキュラムマネジメン ネジメントについての研修を検討する。
導 トの実施と観点別評価の円滑な運用 C ・カリキュラムマネジメントについては、今後も検討が必要であ 価できる。
教科ごとに考査等の評価をもとにした定期的な検討を行 る。 今後とも、さらなるICT活用を含めた授業
い、カリキュラムマネジメントを実施する。 C 改善と観点別評価の研究を推進していただきた
い。
・SCやSSW、学校外の関係機関と連携し、生徒・家庭の支援をするこ いじめや不登校は、全国的に生徒指導上の大 ・配慮を必要とする生徒等への支援を支
SCやSSW、通級指導教員等との連携を強化するとともに、 とができた。 きな課題となっている。その中において、学校 援チームを作って対応できた。今後は、
円滑な情報共有を行う校内生徒支援体制の充実を図る。 A ・通級指導教員と情報共有し、継続的に生徒支援を行った。 の初動対応の遅れや学校が現状を把握できてい 支援を要する生徒へ充実した対応を進め
・毎月アンケートを実施することで生徒との面談の回数が増え、予 ない状況などもあげられている。 るため、個別支援会議等へSCやSSW等との
SCやSSWを含めた教育相談事務局会を立ち上 連携を強化していく。
いじめ・不登校・中途転退学等の諸課題に対す 定期的なアンケートや面談等により生徒の状況把握を行 防的な取り組みを日常的に行うことができた。 げ、迅速に個別のケース会議を行うこと、ま ・教育相談事務局会や教育相談委員会に
生 る組織的対応の充実 い、生徒支援の早期対応を行う。 B B ・教育相談事務局会を立ち上げ、隔週で事務局会議を実施すること た、校内ネットワークを活用した生徒情報の共 よる生徒情報の共有や個別のケース会議
徒 で、迅速に個別のケース会議を行うことができた。 有を行うこと、毎月のアンケートをもとにでき の実施を今後も進めていくとともに、組
指 ・校内ネットワークを活用し生徒情報の共有を行うことで、これま るだけ多く生徒との面談を行うことで、生徒の 織のあり方についても検討を進め、より
導 保護者、学校外の諸機関等との連携を積極的に行い、生 で難しかった非常勤講師の先生方と速やかに共有することできた。 状況把握と生徒支援の早期対応を行うことがで 迅速に丁寧に対応できるよう図ってい
・ 徒支援につなげる。 C B B きていることは、大いに評価できる。 く。
人 昨年度も記したことではあるが、特に、生徒
・校内研修を5回実施し、教員の学びを深め、チームワークを強め との面談は、生徒一人ひとりが、「自分は一人 ・SNSに起因したいじめやヘイトスピー
権 教員の指導力向上を図るための校内研修を実施すると
ることができた。 ではない、自分には居場所がちゃんとある、自 チ、ヘイトクライムなどの現代における
教 ともに、人権教育推進委員会における情報共有により B ・現代における課題であるいじめ防止をテーマとした特設授業で 分は必要とされている」などの感情を抱き、生 課題及び部落差別の現実に対応していく
育 充実した生徒支援を行う。 徒の不安の解消や目標の再確認、意欲の向上な ための教育内容を生徒の実態に合わせて
豊かな人権感覚の醸成と一人ひとりを大切にす ソーシャルスキルトレーニングを行った。。
る学校づくり B ・福岡特別支援学校や韓国の姉妹校との交流をとおして、差別に負
どにつながっていると考える。
今後とも、生徒と触れ合う時間を可能な限り
見直しを行う。
現代における人権課題やアンケート等により把握した ・学びの土台となる人間関係作りを教員
けない確かな人間関係作りにつなげることができた。 確保し、さらなる生徒の自尊感情や自己肯定感 との面談の充実や支援学校等との交流や
生徒の課題を取り入れた特設授業を実施するととも C の育成、目標達成意欲の向上を目指していただ 特設授業での取り組みを通してより強化
に、人権意識の向上を図る指導を適宜行う。 きたい。 するよう図っていく。
進路2実現に主体的に取り組む意識の涵養を図るために、 ・キャリアパスポートや「進路3の手引き」を活用した指導及び進路4 生徒の進路5意識の向上を図るべく、進路6指導 今年も4年制大学への進学者が増加し
講演会など進路7に関する行事は、各学年と連携して実施できた。 主事面談を実施し、生徒との直接的な対話を行 た。次年度以降も4年制大学への進学希
キャリアパスポート(「プログレスノート」)や「進路8の手引き」 B ・生徒の進路9意識の向上を図るべく、進路10指導主事面談を実施し、 うことにより、希望する進路実現のために努力 望者は増加すると見込んでおり、生徒の
生徒の進路実現への意欲と意識を高める系統 を活用した進路指導を実施する。 したいと考える生徒も出てきており、より難易 進路希望は進学への意識が向上してい
的・発展的なキャリア教育の推進 B 生徒達と直接的な対話を行ったことにより、希望する進路実現のた
度の高い大学への合格者が増加していること る。生徒への面談などを通して、さらに
進路講演会やガイダンスなどの進路に関する行事を各 めに努力したいと考える生徒も出てきており、より難易度の高い大 は、大いに評価できる。加えて、各担任との連 より高い目標を持たせるとともに、進路
進 学年と連携して組織的に実施する。 C 学への合格者も増加している。 携についても、必要に応じて進路情報の提供や 意欲を持続させ、進路目標の実現を図っ
路 担任からの相談に応じるなど、担任の進路指導 ていく。
指 B ・3学年担任との連携をはかるため、朝礼時の打ち合わせに参加す
B の支援に努めていることも評価できる。 大学入試においては、推薦型や総合型
生徒の情報や進路に関する情報の共有を各担任と行うな
導
ど進路指導の充実を図る体制の構築を推進する。 B るなどし綿密な連携を行った。 また、進路ガイダンス、就職レクチャー、小
論文ガイダンスなどに加えて、高大連携の拡
などの年内入試が主流となり、時期の早
・必要に応じ進路情報の提供や担任からの相談を応じるなど担任の 期化・入試形態の多様化が進み、入試情
充、看護進学コースにおける実習を伴う学習な 報の収集や把握が難しくなりつつある。
生徒の進路実現に向けた進路指導体制の充実 B 進路指導の支援に努めた。
ど、様々な分野、領域において、生徒の進路に そこで、生徒への進路情報の提供はもち
デジタル求人票の活用など進路情報の提供について見直 ・デジタル化については、より効率的な運用ができるよう検討を続
し、より効果的な方法を講じる。 C けていく。
関するニーズに応えるべく取組を充実させてい
ることも大いに評価できる。
ろん、担任とも情報共有をはかり、生徒
への効率的かつ充実した指導体制の構築
を図っていく。
・体育祭や文化祭、校則の検討等生徒会役員を中心に生徒が主体的 教育活動の魅力と特色をいかに出し、いかに ・今後の方針としては、生徒会役員と各
学校行事等において、生徒会や各クラスの実行委員を に取り組むことができた。 その成果を上げるかが、強く求められるところ クラスの委員とを中心した組織づくりを
中心として生徒が主体的に取り組む組織的な運営を図 A ・生徒総会での意見を踏まえて校則の見直しを検討することはでき である。 行い、より多くの生徒が主体的に関わる
る。 た。生徒と教員が関わるためのよりよい組織のあり方を検討するこ 公式YouTubeチャンネルを開設して学校紹介動 組織としていく。
画を公開すること、Instagramやグーグル ・改善点としては、校則の見直し等の検
魅 とが課題である。 classroomによって取組を発信すること、11 討を継続的に進めていくための組織づく
力 校則の見直しにおいて、生徒と教員とが関わる組織づ ・総合的な探究の時間等で、能古島や姪浜商店街、地域団体などの
あ 生徒の主体性を育む教育活動の推進 くりを行い、協力して検討を行う。 C A 地域資源との学びの連携を大幅に強化することができた。また、博
月、12月の中学生進路相談会に加えて、夜の個
別相談会を実施することなど、効果的な情報発
りを行うことである。
・地域と連携した活動では、まだ学びの
る 多芸術花火や祭りなど地域のイベントに多くの生徒が参加すること 信ができている。体験入学や文化祭体験の参加 質は向上できる余地があると思われるの
高 ができた。生徒たちも地域活性化に対して課題意識を持ち主体的に 者が過去最高となったこと、新たに実施した11 で、内容の検討を進める。また来年度は
校 課題研究や総合的な探究の時間などにおいて、地域・ B 学びに取り組む姿が見られるようになった。 A 月、12月の学校説明会も多くのニーズがあった マニュアル化を完成させ誰が担当者に
教 企業・行政等の地域との連携した教育活動を行う。 A ことも納得がいく。 なってもベーシックに対応できる仕組み
課題研究や総合的な探究の時間などにおい の構築を目指す。
育 て、地域・企業・行政と連携した取り組みも活
の ・公式YouTubeチャンネル開設し、100周年記念事業の一環として作 発に行われており、中でも、普通科、国際教養 ・SNSを活用した広報活動では、見せ
推 本校の魅力を地域や保護者等に多く発信するために、 科、生活情報科、食物調理科が参加して行う 方の工夫をするなどし、より本校の魅力
進 SNS等を活用した新たな広報活動に取り組む。 B 成した学校紹介動画を公開した。また、Instagramやグーグル
「能古島プロジェクト」では、能古島観光PR大 が伝わるように研究を重ねていく。
教育活動の魅力と特色を効果的に情報発信す classroomによって中学生を中心に多くの方へ本校の取り組みを発信
使賞を受賞するなど、目を見張るものがある。 ・担当の職員間の負担の公平化や時間と
る広報活動の実施 B できた。 他にも、国際交流、高大連携、地域行事等へ 内容のバランス、デバイスや場面をより
学校訪問、体験入学等を見直し、中学生やその保護 ・中学校訪問や体験入学は抜本的に手順や内容を改めた。 の参加、部活動、各種コンテストなど、様々な 検討し、より効率よく本校の魅力を発信
者、中学校の先生のニーズに即した内容を検討し、実 B ・体験入学や文化祭体験の参加者は過去最高となり、新たに実施し 教育活動の場面において、成果を上げている。 できる工夫をしていく。
施する。 た11・12月の学校説明会も多くのニーズがあることがわかった。
※ 学校自己評価は,5段階評価(A…目標を大幅に上回る達成度,B…目標を上回る達成度,C…目標どおりの達成度,D…目標を下回る達成度,E…目標を大幅に下回る達成度)で成果や取り組み状況等について記入すること。
※ 学校関係者評価は,学校自己評価について5段階評価(AE)で評価すること。