宮崎南高校
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取得日:2024年03月21日
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【令和3年度 宮崎県立宮崎南高等学校 学校関係者評価書】
自己評価
学校関係者評価
評価項目 具体的な方策 成果◎と課題▲ 改善策 評 価 コメント
項目別 総合
項目別 総合
1 学力向上 13年間を見通した南高スタイルによ ◎55分授業のあり方や、放課後の時間の時間の活用 ・創立60周年を迎える中で、南
る教科指導の充実 など、本校のスタイルや特色が定着 高校を囲む教育的環境は良く
・各学年に応じたきめ細かな指導体 ◎▲1・2年生は年間2回実力養成考査(南模試)を ・大学入学共通テスト(2回目) も悪くも激変しています。その
制の確立 実施。大学入学共通テストで測られる「思考力・判 はほとんどの教科で難化。高 ような中、学力向上へ向けて様
・授業充実と放課後活用での個に応 断力・文章読解力」を求める問題を作成し、その力 度な文章読解力やスピード 々な工夫がなされ、生徒が生き
じた指導充実 を養成 が必要。南模試や定期考査 生きと目前の目標に燃えてい
◎3年生放課後セミナーでは年間を通じ完全講座制 作問を通じて3年間でそれら る状況を感じ取れます。
(標準・難関コース、公務員対策講座)を実施。 の能力を養成する必要あり ・さらに、生徒一人一人に寄り添
◎いじめ・リクエスト相談等により早期発見・早期対 う環境が整えられ、学力向上へ
応。SCによるCSの実施等、専門家を活用 と繋がることを期待していま
◎自宅待機等で登校できない生徒へ授業配信 す。
◎全生徒にGoogleアカウントを発行し、授業や探究 ・昨年もコメントしたが、「生徒の
活動等で活用 学力として表われる教師の指
◎生徒の個人端末の学習利用(BYOD)により、授業 3 3.3 導力(学力)」ということを肝に
におけるネット活用増→生徒の授業理解の一助 銘じ、授業力・作問力の向上に
ついて一層の取組をお願いし
▲新教育課程に向けた、評価方法を具体的に検討 ・観点別評価やテストのあり方 たい。授業研究も形式的、消化
を研究しつつ、生徒の実態に 試合的に行うのではなく、実質
あわせた指導方法を確立。ア 的な成果が見えるようなものに
ンケートや学習時間調査の充 していただくことを望む。
実 ・大学入学共通テストの変化に
▲クラスや
部活
1
等の人間関係で悩むことなく、学生の ・関係職員による情報共有(悩 伴い先生方も情報収集では苦
本分に集中できる環境整備の構築 みを抱える、配慮を要する生 労されていると思います。内容
徒)の機会増 を細かく精査し、また情報共有
・特性のある生徒が在籍するク し、生徒達の指導に繋げてい
ラス担任への支援のあり方 ただけるとありがたいです。
▲効果的なICT機器の活用および授業配信の研究 ・ICT活用の事例紹介や研修 ・しっかりと基礎学力を身につけ、
3 会の実施 進学実績に繋げ、その成果を
学校内外にアピールすること
2難関校を目指す生徒への組織的な ◎▲1・2年生希望者は放課後、国数英についてハイ ・難関大学対策として早期に生 が大切だと思います。
指導の充実 レベル講座(南セミナー)を実施。その成果をハイレ 徒層の掘り起こし実施。九州 ・通常の教科指導+探究活動を
・ハイレベル講座やチームによる指 ベル模試(年2,3回)を受験し検証 大学説明会、九州大学出前 たくさんの熱量をもって取り組
導の実施 講座、Z会難関大対策を開催 んでおられることに敬服いたし
◎3年生希望者は九大模試(年間23回)、大学別オ ます。
ープン模試などハイレベル模試を受験。模試受験前
には数英を中心に教科担任が対策講座を実施
◎フロンティア科は2、3年次に理文混合の探究コース 3 3.5 3.4
を設置し、少人数指導を実施
▲3年間を見通した一貫性のある指導の在り方の構 ・卒業生の進路状況等を分析
築 →職員全体で情報を共有
→組織的に指導
▲フロンティア科探究コースの設置が3年目。検証す ・進路指導部、フロンティア科、
る必要あり 学年団との連携強化と学級
編成のあり方の共通認識
3基礎学力定着指導の徹底 ◎コロナ禍における授業配信環境が充実
・自主学習の定着指導と
部活
2
動との
両立支援 ▲主体的な学習の出来る生徒の育成が課題
▲スタディサポート(「高校生のための学びの基礎診 ・国公立大(難関大)受験志望
断」ツール:年2回)を導入し、基礎基本の定着状況 3 など生徒の希望進路に応じ 3.5
確認、学習課題設定を計画 た定期考査問題のあり方を
▲令和4年度入学生から自然学級となることを受け、 検討
南セミナーと対照的な基礎基本定着セミナーの導
入を検討
2 進 路 目 標 1進路指導体制の充実 ◎推薦入試個別指導開始の前倒し、焦点化により合 ・多様化、細分化した受験対応に
の達成 ・国公立大学総合型・学校推薦型選 格率は増加 学校としても苦慮されたと思わ
抜制度の積極的な活用 ◎SDGs関連のコーナーを設置 れるが、いろいろな取組が有機
◎小論文を書くために読むべき書籍・新書を増設 的に繋がり、成果が現れていま
◎オンラインによるオープンキャンパスやネット出願に す。コロナ禍のオンライン利用
対応 3 3.3 や各大学との連携など実績が
▲コロナ禍による校外活動の機会減少 ・夢ナビ講義動画やライブを通 年々向上しています。
じ、各大学講義動画を積極的 ・MSEC英語部門1位獲得の成
視聴→知識量の増加 果は素晴らしい。更にこの成果
▲人物・実績と総合評定平均値が乖離しており、国公 ・教科間、科目間で評価の在り を次に繋げることができれば
立大推薦受験者の数が減少 方(評定)について再考 良いと思う。
・オンラインを活用することは、選
2外部の教育力の活用 ◎医系専門学校による医学科進学希望者の掘り起こ 択範囲が広がると思うので様
・産学官連携による探究活動等の推 し、指導を充実。公務員専門学校からも外部講師を 々な所に活用すると良い。より
進 招き、宮崎市消防、宮崎市役所、宮崎県庁、宮崎県 多く情報提供をすることが必要
警、鹿児島県警合格者輩出 ではないだろうか。
◎鹿児島大学、九州工業大学、長崎県立大学等の出 ・オンラインをより一層活用し、 ・外部コンクール等への積極的な
前講座を多数開設し、進路研究機会の増設 出前講座の機会を増設。東 参加は、社会性も身につき、目
大教養学部「高校生と大学 標達成に大きな効果が期待で
生のための金曜特別講座」 きると思うので、是非、薦めて
受講案内強化 ほしい。
◎▲2学年探究活動において宮崎市内すべての大学 ・課題研究を始める段階から、 ・国立大学協会が学力試験以外
と連携 3 3 どの大会を目指していくかを 3.5 (総合型・学校推薦型)で3割
◎1学年鵬イノベーションコンテストにおいて4つの支 決めて実施 以上入学させるようにという指
援団体を新規開拓 針を出していることを踏まえ、
◎MSEC英語部門において1位を獲得 定員に占める学力試験以外で
◎文科省事業終了後もほとんどのコンソーシアム団体 の入学者がさらに増えると考え
との連携継続を確約 られる。南高校においても、こ
◎職員研修や生徒発表の審査において他校との連携 3.4 のことに対応した体制作りが
強化 望まれる。学力試験以外で大
◎オンラインシステムを活用することで、感染症対策を 学に入ることは悪ではない。
取りながら他校や大学等の外部機関と連携 (意識の変革を)
◎宮崎市内のすべての大学と連携し探究活動を実施 ・外部の教育力を活用することは
◎年々、探究活動への取組や内容等が上昇 大事であるが、安易に外部に
▲外部コンクール等への積極的な参加への啓発 ・担当教員の探究活動の指導 頼るのではなく、教員の力量を
力向上を目指した研修会の アップさせる取組(進路指導力
実施 向上)も是非お願いしたい。
・総合型推薦・指定校推薦・国公
3特化した進路指導体制の確立 ◎教師みらいコース会場校の利点を活かした講演会 立の推薦等きめ細やかな指導
・連携大学等への進学を目指す生 終了後の質問機会の積極活用。受講者の中から宮 をしていただき、一定の成果が
徒の育成 崎県教員希望枠受験者数名あり 上がっていると思います。
◎宮崎大学、宮崎公立大学学部学科説明会を1・2年 ・地域の大学・企業との連携を更
生LHRで実施。地元志向の強い生徒の進路研究機 3 3.5 に強化し、地元でも多くの学び
会を増設 ができることや、地域の魅力を
▲ふるさと宮崎創成コースはオンライン受講可だが、 ・地域資源創成学部学校推薦 多くの生徒達に発信していた
受講希望者は減少 型選抜の合格状況を考え、呼 だきたいと思います。
びかけ強化 ・本学も含めた大学からの出前
▲宮崎TOPセミナーや宮大企業フォーラムなど本校 ・担任からの発信力強化 講義活用により、多くの学生
生のみオンラインで受講しているが参加者が特定の が、「なんのために大学に進学
クラスに偏在 するのか」、「またどの学部に
進学すれば自分の希望が満た
せるのか」が浸透してきている
ように感じます。
3 豊 か な 人 1
部活
3
動の更なる活性化 ◎▲感染症予防を徹底した
部活
4
動の実施 ・部員によるルール作りと部員 ・コロナ禍の自粛により、直接生
間性の醸成 ・模範的な
部活
5
動の取組の成果の 同士の連携協力 徒達を見聞する機会はかなり
普及 ◎▲更衣や登下校時の感染症予防に配慮した部員の ・感染症予防対策を契機とした 減ったが、数少ない機会の中
行動(分散更衣や
部活
6
動時の服装のままの下校な 3 ルールの再検討 3.5 でも、成長の一歩を見せてくれ
ど) ました。
▲「文武両道」の実践例の普及 ・優れた成果に関する体験談の ・生徒会活動、
部活
7
動等において
共有 も前進が見られ、生徒達も生き
生きと、明るく活動していたの
2キャリア教育等による人間教育の推 ◎鵬ドリカム講座(同窓会の支援)を開催。講座受講 が印象的でした。
進 後、生徒の進路の方向性が明確になるという調査 ・郷土愛に繋がる課題研究には、
・郷土愛に繋がる課題研究等への 結果に基づき今後も継続の方向 地域の課題解決に取り組むま
積極的な取組推進 ◎▲鵬イノベーションコンテスト(1年)において、終了 ・文科省事業終了後も「郷土に ちづくり推進委員会などから情
後の継続連携依頼の増加(0団体→3団体) 関するアンケート」を実施 報を取得したり、参加したりす
◎宮崎県のゆたかさ指標を用いた授業を実施 ることで、身近にある宮崎らし
◎宮崎県のSDGs達成状況を分析する授業を実施 さを発見することができるかも
◎心理テスト・ピアサポート(1年)、各種の講演・配布 3 3.5 3.5 しれないので活用してほしい。
物等で新たな気づきを増やす場を設定 ・「日焼けした秀才」「色黒の受
◎▲フロンティア科1年生の1学期の「総合科学」の授 3 ・今後も宮崎で活躍されている 験生」を理想と掲げて取組ん
業にて出前講座の講師として宮崎で活躍している企 方を招聘し、宮崎のよさなど でいただきたい。
業の方を招聘。鵬イノベーションコンテストや課題研 を知るきっかけづくりや自分 ・文武のバランスを考慮して短時
究につながるような講話内容や人選の選出 にもできることがあることを知 間で最大の成果が出せるよう
る機会の設定 工夫することが大事だと思いま
▲自身のアイデンティティを確立させ、生涯にわたって ・1学年に取り組みが集中。他 す。
取り組める興味・関心事の発見の機会設定 学年にも同様の機会を設定 ・生徒達が県外に出ても郷土宮
するよう調整 崎の魅力を発信できるよう、様
々な学びの機会を増やしてい
3生徒の主体性を重視した取組の推 ◎始・終業式における生徒会長からのメッセージ ただきたいと思います。
進 ◎鵬祭における黒板アート企画 ・登下校時の交通安全運動はPT
・生徒会活動の更なる活性化 ◎60周年記念式典に伴うマスコットキャラクターオブ Aとの協働で進めてはどうかと
・キャプテン会の取組の成果の普及 ジェ制作 思います。
◎学校生活改善のための要望と提案
◎各クラス生徒保健委員による新型コロナウイルス感
染症防止のための手洗いの啓発や換気の徹底及び
昼食時の黙食の徹底 3 3.5
▲生徒会主導の問題解決型の取組増進 ・登下校時の交通安全運動へ
の生徒会の参加
・級友との親睦を深める学校行
事の実現(クラスマッチなど
の企画)
・校則の見直しと意義の確認
▲感染防止(特に黙食)に自ら積極的な行動のとれる ・校内放送や美化委員会による
生徒の育成 呼びかけの継続
▲リーダーシップとフォローワーシップの強化 ・部顧問会で情報共有、キャプ
テン会等で助言
4 特 色 ・ 魅 力 ○全校生徒が自信と誇りを胸に語れる ◎”教師を目指すなら宮崎南高校へ”のキャッチフレー ・学校、PTA、同窓会の三位一体
あ る 学 び の 本校の特徴の充実・発展 ズの下、教師みらいコース受講者各学年50名程度 の連携がうまくいき、60周年
提供 〈キーワード〉 登録。会場校の利を生かし、1・2年生にも対面型で 式典やその他の機会に、それ
普通科・フロンティア科、55分授業、進 の参加を促し、宮崎大学教育学部について、宮崎県 ぞれの力を発揮していました。
路実現、探究的な学び、先進的教育、 教育委員会及び宮崎を取り巻く教育環境について ・南高校の特色や魅力ある学び
高大等連携、文武両道、生徒が主役、 早い段階から知る機会を提供 を提供していることをホームペ
地域の学校、創立60周年、鵬同窓会 ◎地元志向が非常に強い生徒の期待に応えるべく、 ージや生徒募集時だけ知らせ
探究活動での地域資源的活動に加え、宮崎大学農 るのではなく、生徒自作の
学部・工学部とより一層連携を強め、ミニオープン (仮)南高「みなぴょん」だより
キャンパス等の機会を確保 等、地域にも発信できる開かれ
◎▲普通科、フロンティア科の両学科において外部と ・外部発信の強化 た学校づくりを期待します。
連携した探究活動を実施 ・外部発表会への発表数の増 ・情報モラルはもちろん生活マナ
加 ーの育成も重要です。
◎BYOD導入により、他校に先駆けて一人一台端末 3 3 3.5 3.5 ・「特色ある学校づくり」の特色
の準備と運用のためのガイドラインを作成 とは、他校がやっていない特別
◎60周年記念式典の記念講演をオンラインで実施 なことをやるというものではな
◎オンライン会議、Google workspace、クラッシー く、学校としてやるべきことをし
等の活用により、授業や探究活動の幅拡大 っかりやるという視点に立脚し
◎創立60周年はコロナ禍の影響により、式典の たものであって欲しい。学校の
規模縮小を余儀なくされた以外は、鵬同窓会と 役割、教師の役割を十二分に
緊密に連携をとりながら滞りなく実施 果たしていることを特色にして
◎▲60周年を記念して本校の新しいキャラクタ ・「みなぴょん」を本校の広 いただきたい。
ー「みなぴょん」が誕生 報で有意義に活用するため ・学校のPRは今後も大きな役割
の方針・具体的な内容の確 を果たすので、HPの常時更新
立 を積極的に行っていただけれ
▲生徒の個人端末が異なるため活用に限界 ・入学時に同一の端末を個人で ばと思います。
購入し授業で活用するBYA ・2017年から本学と貴高校の
Dの導入が必要 間に連携協定が締結されてお
▲ネットワークの安定供給とセキュリティー面の強化 ります。貴高校の取組の中で
▲生徒の情報モラルの育成 ・教科「情報」を初め、全教育活 「探究活動」には多少なりとの
動で情報モラルを醸成する必 貢献はさせていただいている
要あり のかなと感じております。高大
連携事業により、今まで高校
生が見えていなかった「こんな
学部に進学すればこんな勉強
ができる」、「大学ではこんな
学びがあるんだ」といったとこ
ろをこれからも提供させていた
だければ幸いです。
(注)4段階評価 ・・・ 4:期待以上 3:ほぼ期待どおり 2:やや期待を下回る 1:改善を要する