躍進(入試情報)
◎ 学校の概要
首里城と並んで那覇の街を見おろす首里の高台に建っている本校は、琉球国王尚温王が創立した国学(公学校と称していました)がその前身で、校門の奥に「国学発祥の地」の碑が建てられています。尚温王の理念が、門閥を排し広く優秀な人材を登用することであり、そのことは「海邦養秀」という言葉の中に託されていて、今でも建学の精神として受け継がれ、本校の教育方針の基盤をなしています。 その後、明治13年(1880年)に首里中学校と改称され、県内最古の歴史をもつ伝統校として、多くの優秀な人材を世に送り出しています。また、沖縄の伝統工芸である紅型や首里織などの後継者を育成する染織デザイン科も併設されています。
生徒は、文武両道を合言葉に、勉学や部活動に、充実した高校生活を送っています。県代表として甲子園に初めて出場したのも、初の一勝を挙げたのも本校でした。また、文部大臣旗争奪弁論大会に昭和37年から4年連続日本一の快挙を成し遂げた歴史を持っています。学校行事や生徒会行事も活発かつ自主的に企画・運営しております。さらに、ニューヨーク州にある姉妹校・オナイダ高校へ毎年1ケ月の日程で、10名の生徒を派遣する魅力的なプログラムもあります。その他、毎年県の国外留学派遣事業や私費留学に積極的に参加しています。生徒個々の個性を大切にしながら切磋琢磨しあい、すべての面で真摯に意欲的に取り組んでいるのが本校の特色です。
本校は、県立第一中学校・首里高等学校として古い歴史を持ち、「海邦養秀」の建学の精神のもと、文武両道に励むなど、進学校として名門であり、すばらしい校風を樹立しています。卒業1生も県内外の各分野で活躍しています。在校生も、先輩が築いたこのすばらしい伝統・校風を誇 りとし、自己の進路目標を明確にして勉学に精進しています。本校へ入学希望をする諸君に対しても、この自覚をもってほしいと特に期待します。
◎ 教育目標・本校のめざす生徒像
1.教育目標
教育基本法の精神に則り、人格の完成を目指し、自主的・民主的な人間の育成に努め、生徒 一人ひとりの適性・
能力を開発・伸張し、将来社会に貢献できる、知・徳・体のバランスのとれた 人材を育成する。
2.本校のめざす生徒像
建学の精神 :【海邦養秀】
次代の牽引者となるべく、高い意識と目標を持ち日々研鑽を積む逞しい生徒。
伝統 :【文武両道(一体)】
部活動を通して得た自己管理能力などを学習に生かし、仲間とともに「文武両道(一体)」を実践できる生徒。
◎ 特色ある教育活動及び教育課程等
1.染織デザイン科・・・沖縄の伝統工芸の精華を伝える古都首里に立地し、芸術的創造と入学者も県内の広い
地域から来ており、学習活動、制作活動も活発で、全国的コンクールでも目覚ましい活躍を見せています。
卒業2制作展「そめおり展」は学科創設以来続いており、高い評価を得ています。
2.普通科・・・那覇市、浦添市、西原町、南風原町と高校のない離島が校区になっていますが、校区外からも
定員の10%以内が入学できます。ほとんどの生徒が、目的意識をしっかり持ち、学習活動にも積極的に取り
組み、大学進学を希望しています。学校としても早朝講座(1・2年)や放課後・夏休み等の講座を計画
し、生徒の実力養成に努めるとともに、生徒対象の進路講演会や統一HR、父母対象の進路学習会などを開催
して、生徒の自己実現に努めています
◎ 部活動の特徴等
本校には、数多くの文化系部と体育系部があります。県大会で優秀な成績を収めて県代表として、全国・九州大会に参加する部もあり、いずれの部活動も楽しく、活発に活動しています。また、本校は専用の野球場、テニスコート、弓道場を有しています。
◎ 進路状況
在校生の95%以上が進学希望で、県内・県外の国公立・私立の大学へ多数進学しています。その中には、私立大学への指定推薦制度を利用して進学した卒業3生も多数います。(数字は現役)