美里高校
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取得日:2024年03月24日
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校長 教頭
令和5年度 数学I シラバス
学科・学年 普通科 第1学年 単 位 数 3 単位
教 科 数学 数I707「新編数学I」 実教出版【特進】
教 科 書 数I708「高校数学I」 実教出版【普通】
「ラウンドノート 数学I」 実教出版【特進】
科 目 数学I 副 教 材
「ステップノート 数学I」 実教出版【普通】
数学的な見方・考え方を働かせ,数学的活動を通して,数学的に考える資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1)数学における基本的な概念や原理・法則を体系的に理解するとともに,事象を数学化したり,数学的に解釈したり,数学的に
表現・処理したりする技能を身に付けるようにする。
教科の目標 (2)数学を活用して事象を論理的に考察する力,事象の本質や他の事象との関係を認識し統合的・発展的に考察する力,数学的
な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表現する力を養う。
(3)数学のよさを認識し積極的に数学を活用しようとする態度,粘り強く考え数学的論拠に基づいて判断しようとする態度,問題解
決の過程を振り返って考察を深めたり,評価・改善したりしようとする態度や創造性の基礎を養う。
数学的な見方・考え方を働かせ,数学的活動を通して,数学的に考える資質・能力を育成することを目指す。
科目の目標
評価の観点 知識・技能【知】 思考力・判断力・表現力【思】 学びに向かう力・人間性【学】
数と式,図形と計量,二次関数及びデー 命題の条件や結論に着目し,数や式を多面 数学のよさを認識し数学を活用しようとす
タの分析についての基本的な概念や原 的にみたり目的に応じて適切に変形したり る態度,粘り強く考え数学的論拠に基づ
理・法則を体系的に理解するとともに,事 する力,図形の構成要素間の関係に着目 いて判断しようとする態度,問題解決の過
象を数学化したり,数学的に解釈したり, し,図形の性質や計量について論理的に考 程を振り返って考察を深めたり,評価・改
数学的に表現・処理したりする技能を身 察し表現する力,関数関係に着目し,事象 善したりしようとする態度や創造性の基礎
に付けるようにする。 を的確に表現してその特徴を表,式,グラフ を養う。
趣 旨 を相互に関連付けて考察する力,社会の事
象などから設定した問題について,データ
の散らばりや変量間の関係などに着目し,
適切な手法を選択して分析を行い,問題を
解決したり,解決の過程や結果を批判的に
考察し判断したりする力を養う。
評価の観点 評価規準(評価方法) 時
学習内容 学習活動・学習のねらい 備考
知 思 学 数
1章 数と式 ・式の見方を豊かにするととも ・式の展開や因数分解に関心をもち,目的に ・因数分解は乗法公 13
1節 式の計算 に,整式の加法・減法・乗法, 応じて式を変形しようとする。 式と対応させて公式
1.整式とその加法・減法 および因数分解について理 ○ ・複雑な式の展開やいろいろな因数分解で をまとめ,段階を踏ん
2.整式の乗法 解を深め,公式などを利用し は,置き換えや式の変形などを利用しようとす で計算の習熟を図る
3.因数分解 て整式の展開や因数分解を る。 ようにする。
能率よく計算できるようにす ・数式に対していろいろな見方をすることがで ・発展として「3乗の展
る。 きる。 開と因数分解」を扱
○ ○ ・式の展開と因数分解の相互の関係が分か う。
る。
・乗法公式や因数分解の公式などを目的に
応じて処理することができる。
○ ○ ・見通しを持って式を展開したり,因数分解す
ることができる。
・乗法公式や因数分解の公式の意味を理解
している。 ・いろ
○ いろな公式などを利用して,複雑な式を簡単
な式に整理できることを理解している。
2節 実数 ・数を実数まで拡張することの ・数の体系を実数まで拡張する意義に気付く ・実数の概念と平方根 6
1.実数 意義を理解し,実数の概念や とともに,数を拡張していく過程に関心をも を含む式の計算であ
2.根号を含む式の計算 平方根を含む計算の基本的 ち,調べようとする。 ・分 る。複雑な計算問題
な考え方について理解できる ○ ○ ○ 母に根号を含む式において,分母を有理化 は避け,基本的な考
ようにする。 する方法に関心をもつ。 え方を理解させること
を目標とする。
・数を拡張してきた過程を考察することができ ・発展として「二重根
る。 ・有 号」を扱う。
○ ○ 理数を小数で表すことによって有理数の意味 ・参考として「小数を
を考察することができる。 分数に直す」を扱う。
・簡単な無理数についての四則計算ができ
○ る。
・式の値を求めることができる。
・数を実数まで拡張することの意義を理解して
いる。 ・実
数が直線上の点と1対1に対応していることを
○ 理解している。
・絶対値の意味を理解している。
3節 1次不等式 ・不等式とその解の意味を理 ・数量の関係を不等式で表し,1次不等式を ・中学校で不等号は 8
1.不等号と不等式 解し,1次不等式の解法に習 活用しようとする。 学んでいるが,不等
2.不等式の性質 熟させ,大小に関する身近な ・具体的な事象の考察に,1次不等式を活用 式については初めて
3.1次不等式 問題の解決に活用できるよう
○ しようとする。 学ぶ内容である。
にする。 ・絶対値記号を含んだ方程式や不等式の扱
い方を理解し,解いてみようとする。
・不等式の性質を基にして,1次不等式の解き
方を考察することができる。
・1次不等式の解について,数直線と対比した
○ ○ り,いろいろな数値を代入したりして考察する
ことができる。
・不等式の性質を基にして,1次不等式を解く
ことができる。
・連立不等式の解を数直線上に表すことがで
○ ○ きる。
・数量の関係を1次不等式で表すことができ
る。
・不等式の性質を理解し,不等式の解の意味
や不等式を解くことができる。
・連立不等式の解の意味について理解して
○ ○ いる。
・絶対値記号のはずし方を理解している。
2章 集合と論証 ・集合の包含関係など,集合 ・ド・モルガンの法則に気付き,この法則を問 ・必要条件や十分条
1節 集合と論証 に関する基本的な事項を理 題解決に活用しようとする。 件を,集合の包含関
1.集合 解させ,具体的な事象につい ・命題の逆・裏・対偶の関係が条件を満たす 係を用いて考えられる
2.命題と条件 て考察させる, ○ ○ ○ 集合の関係に対応していることに気付き,こ ようにする。
3.逆・裏・対偶 ・集合の包含関係と関連付け れらについて調べようとする。 ・思考力PLUSでは
て,必要条件,十分条件,必 「√2が無理数である
要十分条件,対偶,背理法な ことの証明」を扱って
どを学習することを通して,論 ・命題p⇒qが真であることが,条件を満たす集 いる。
理的な思考力を一層伸ば 合の包含関係と対応しているととらえることが
す。 できる。
・「かつ」,「または」,「でない」など数学で用
いられる論理の言葉が集合の「∪」,「∩」,
○ ○ 「 ̄」と対応していることを考察することができ
る。
・結論を否定して推論を始めるという背理法の
考え方ができる。
10
・必要条件,十分条件など数学的な論理に必
要な言葉を適切に使って表現することができ
る.また,対偶を用いて命題を証明することが
○ ○ できる。
・ド・モルガンの法則が成り立つことを確かめ
ることができる
・集合の表し方を理解して,条件を表したり,
証明に用いることができる。
・ド・モルガンの法則の意味を理解し,問題解
決に利用することができる。
○ ○ ・必要条件,十分条件などや逆,裏,対偶な
どの用語を理解し,そのための知識を身に付
けている。
3章 2次関数 ・関数とそのグラフについて ・2次関数y = ax^2+bx+cをy = a(x-p)2+q に変 ・2次関数のグラフを
1節 2次関数とそのグラフ 理解を深め,2次関数のグラ 形する計算に意欲をもって取り組む。 正しくかけるようになる 9
1.関数とグラフ フの概形を平行移動の考え ○ ・関数関係を変化する2つの量の関係としてと ことが最大の目標であ
・
2.2次関数のグラフ 方を利用して描けるようにす らえ,式やグラフに表すことに関心をもつ。 り,段階を追っててい
3.2次関数の最大・最小 る。 ねいに指導する。 ─
4.2次関数の決定 ・2次関数の最大・最小につい ・思考力PLUSでは「グ 7
て理解を深め,最大値や最小 ・座標平面上で, y = ax^2のグラフを平行移動 ラフの対称移動」,「グ
値を求める具体的な問題の していく過程を作業を通して理解し,グラフを ラフの平行移動」,
解決に活用できるようにする。 かくことができる。 「定義域が変化する
・与えられた放物線のグラフ ○ ○ ・定義域が限られた2次関数における最大値・ 場合の最大値・最小
や条件から,その2次関数を 最小値は,頂点を考慮して求めることを理解 値」および「連立3元1
定められるようにする。 できる。 次方程式の解法」を
扱う。
・関数y=ax^2+bx+c をy=a(x-p)^2+qの形に変
形することができる。
○ ○ ・2次関数のグラフの頂点の座標と軸の方程
式を求めることができる。
・関数y=ax^2+bx+cのグラフは,y=ax^2のグラフ
を平行移動したものであることを理解し,グラ
フの頂点や軸の方程式について基礎的な知
○ 識を身に付けている。
・定義域,値域について理解している。
2節 2次方程式と2次関 ・2次関数のグラフを利用して ・2次関数のグラフとx軸との位置関係につい ・2次関数のグラフを 11
数 2次方程式や2次不等式の解 ○ て調べて,2次不等式の解のタイプに関心を 利用して方程式や不
1.2次関数のグラフと2次 について理解を深め,2次不 もつ。 等式の解の意味を理
方程式 等式の解法に習熟させる。 ・y=ax^2+bx+cのグラフとx軸との共有点のx座 解させ,その解法に
標と2次方程式や2次不等式の解について考 習熟させることが目的
2.2次関数のグラフと2次 である。
不等式 察できる。 ・
2次不等式の解と2次関数のグラフとの関係を ・発展では「放物線と
○ ○ 直線の共有点」を扱
理解し,2次不等式の解を2次関数のグラフを
用いて考察することができる。 う。
・思考力PLUSでは「2
次関数のグラフと2次
・y=ax^2+bx+cのグラフとx軸との共有点のx座 方程式の実数解の符
標は,2次方程式の実数解であることを理解 号」を扱う。
し,2次方程式の解の個数や2次不等式の解 ・参考では「グラフと不
○ ○ を求めることができる。 ・ 等式」を扱う。
共有点の個数をD=b^24acを計算することに
より,その符号で判断できる。
・y=ax^2+bx+cのグラフとx軸との共有点の個
数は,Dの符号によって分類されることを理解
している。
○ ・2次不等式の解の意味を2次関数のグラフと
の関係から理解して,2次不等式を解くことが
できる。
4章 図形と計量 ・三角比(正接・正弦・余弦)の ・三角比の相互関係に関心をもち,考察しよう ・「三角比」は,高等学 11
1節 三角比 概念を導入し,鈍角までの三 とする。 校ではじめて学習す
1.三角比 角比の相互関係について理 ○ ・鈍角の三角比を考えることに関心をもち,鋭 る概念であるので,て
2.三角比の性質 解を深め,長さに関する身近 角の三角比との関係について考察しようとす いねいに扱う。
3.三角比の拡張 な問題の解決に活用できるよ る。
うにする。
・座標平面上の半円を用いて,鈍角まで拡張
した三角比について考察することができる。
・具体的な事象について三角比を使って考察
○ ○ することができる。
・三角比の相互関係を用いて,与えられた三
角比の値から残りの三角比の値を求めること
ができる。
・30°,45°,60°の三角比を直角三角形の
○ ○
辺の比から求めることができる。
・鈍角の三角比を鋭角の三角比で表すことが
できる。
・三角比の相互関係について理解し,基礎的
な知識を身に付けている。
○ ・三角比の表の意味を理解し,使うことができ
る。
2節 三角比と図形の計量 ・三角比を用いた三角形の面 ・正弦定理や余弦定理を用いて,三角形の辺 ・正弦定理,余弦定理 10
1.正弦定理 積の公式や正弦定理・余弦 の長さや角の大きさを調べようとする。・三角 など新しいことがらが
2.余弦定理 定理について学習し,それら ○ 比を用いて三角形の面積や空間図形の計量 多く現れるので,基本
3.三角形の面積 を用いて,平面や空間におけ に活用しようとする。 的な考え方が自然と
4.空間図形の計量 る図形の辺の長さや角の大き 身につくようにする。
さおよび面積などを求められ ・三角比を用いて,三角形の面積表す過程や ・空間図形の計量に
るようにする。 ○ ○ 空間図形の計量の考察をすることができる。 ついては,簡単なこと
がらにふれる程度にと
どめる。
・三角比や正弦定理・余弦定理などを用いて
・発展では「ヘロンの
平面図形や空間図形を計量することができ
公式」を扱う。
る。 ・正弦
○ ○ ・思考力PLUSとして
定理・余弦定理などを用いて,三角形の残り
「正四面体の体積」を
の要素を求めることができる。
扱う。
・三角比を用いた平面図形や空間図形の計
量に関する知識を身に付けている。
○
5章 データの分析 ・中学校で学習した平均値・ ・データから適切な代表値を得て,散らばり具 ・教科書では,データ 5
1節 データの整理 最頻値・中央値・四分位数・ ○ 合を整理し全体の傾向をつかもうとする。 の大きさを少なくする
1.度数分布 箱ひげ図について復習し, ことで,計算できるよう
2.代表値 データの散らばりのようすをと ・整理した表,図,値などの意味を理解し,そ に配慮してある。身の
3.四分位数と四分位範囲 らえる概念として,整理し,理 のデータの特性や法則性を的確にとらえるこ まわりの資料を用いる
解させる。 ○ ○ と多くのデータ数を処
とができる。
理することになるが,
・箱ひげ図を用いてデータの散らばりを表す 原理は変わらないこと
○ ○ ことができる。 に注意しておきたい。
・四分位数,四分位範囲などの用語や意味を
○ 理解している。
2節 データの整理 ・データの散らばりのようすを ・データから適切な代表値を得て,散らばり具 ・分散・標準偏差の計 5
1.分散と標準偏差 とらえる概念として,分散,標 ○ 合を整理し全体の傾向をつかもうとする。 算では,表を用いるこ
2.データの相関 準偏差について理解させる。 とも考えられる。
3.データの外れ値 ・身近な例を用いて,2つの ・整理した表,図,値などの意味を理解し,そ ・思考力PLUSとして
4.仮説検定の考え方 データの相関を考察するため のデータの特性や法則性を的確にとらえるこ 「変量の変換」を扱う。
に,散布図に表すことや相関 ○ ○ とができる。
係数で表すことができるように
する。 ・2つの変量の相関係数を求めることができ
・仮説検定の考え方を理解す る。
るとともに,不確実な事象の ○ ○ ・四分位数から,外れ値になり得る値の範囲
起こりやすさに着目し,主張 を求めることができる。
の妥当性について判断できる ・分散,および標準偏差などの用語や散布図
ようにする。 および相関係数の意味を理解している。
○ ・仮説検定の考え方を理解している。
1)黄金比 1)身近な生活の中に,黄金比が見られるもの ・生徒の実態に応じ
2)円周率πの近似値 を調べようとする。 て,グループ学習や
3)鳥の体重と翼の面積 2)円周率の求め方について,自ら考えようと 個別のレポート学習
○ する。 などの形態が考えら
3)データの特性を調べるのに適した方法を れる。
選ぼうとする。
1)相似の関係から黄金比を考察することがで
きる。
2)多角形の計量による円周率の計算方法を
○ 考察することができる。
3)外れ値の扱い方について考察することが
できる。
1)正五角形の中の黄金比を見つけることが
できる。
2)正六角形で用いた考え方を,n角形にまで
○ ○ 拡張する仕方を見出すことができる。
3)四分位数を用いて外れ値を見つけることが
できる。
1)身のまわりにある黄金比を見つけることが
できる。
2)内接多角形および外接多角形と円の関係
○ ○ を理解している。
3)相関係数の違いによるデータの傾向の違
いを理解している。