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高校受験の家庭教師を賢く選ぶ

高校受験のために家庭教師を雇うと、授業料と教師の交通費などで月額1.5〜5万円程度の費用がかかります。通信教材や学習塾などに比べると割高ですが、教師が生徒の勉強部屋まで来て、一対一で勉強を教えてくれるのは、他にはない家庭教師の魅力です。


家庭教師の費用

■家庭教師センター

入会金:0 〜 50,000円
授業料(学生):2,500 〜 4,000円
授業料(プロ):3,000円 〜

※学生は3,000円前後、プロは6,000円前後が多い。

■個人契約

仲介料:0円 〜 30,000円
授業料(学生):1,500 〜 3,500円
授業料(プロ):3,000円 〜

※学生は2000円前後、プロは5,000円前後が多い。

■共通

教師の交通費:500〜800円(往復)

授業料は60分あたり、交通費は指導1日あたりの目安です。
家庭教師センターでは、管理費などとして数千円程度(月額)が別途必要になる場合があります。


家庭教師の費用

学生の家庭教師の場合は、月額1.5〜5万円程度が目安になります。プロ家庭教師の場合は、費用の幅がとても広くなりますが、月額3〜10万円程度が一応の目安になります。指導回数や科目数によっては月額2万円程で見てくれるプロの方もいます。

月額1万円以下など授業料が極端に安い家庭教師センターは、家庭教師の派遣と高額な教材の販売などがセットになっている場合があります。


家庭教師の区分

学生家庭教師は主に大学生・大学院生の方を指します。学業の合間に家庭教師をします。

プロ家庭教師は家庭教師業で生計を立てている方を指します。ただし、学生以外の家庭教師を全てプロ家庭教師とする場合があります。具体的には会社の勤め人や、塾講師など社会人の方々です。


学生家庭教師とプロ家庭教師の比較

一般的に学生はプロに比べて費用が安くすみます。生徒との年齢が近いため、うち解けやすいというメリットもあります。プロは豊富な指導経験があるため、しっかりとしたフォローが期待できます。社会経験を積んでいることも学生にはない強みです。

普段の学習補助は学生の家庭教師で十分ですが、超難関校受験や家庭教師を選ぶ余裕のない受験期の指導などは、プロに依頼することも考えてみましょう。


家庭教師センター

家庭教師センターとは、家庭教師と生徒(家庭)の仲介をする業者のことを指します。センターでは生徒(家庭)から家庭教師の依頼を受けると、登録してある教師の中から適任者を選んで派遣します。派遣後のフォローがある業者と、残念ながらほとんどない業者があります。

家庭教師の個人契約

個人契約とは、生徒(家庭)が家庭教師と指導契約を直接結ぶことを指します。家庭教師センターを通さずに契約するため、直接契約とも呼ばれます。知り合いに依頼するほかに、地域の掲示板、大学の学生課、個人契約の仲介サイトを利用するなどして、生徒(家庭)が自分で希望の家庭教師を探します。


家庭教師センターと個人契約の比較

「家庭教師センター」は学習指導のサポートや、問題発生時のフォローが期待できます。センターが間に入ることで安心できる代わりに、個人契約と比較すると費用は割高になります。また、残念ながら安心できないセンターも中にはあります。ただ、センターは法人(事業主)であるため、トラブルが生じた場合は国民生活センターに相談することができます。
[ 国民生活センター ]

「個人契約」は費用が安く済むのが特長です。一般的に家庭教師センターに比べて月謝が3〜5割程度安くなります。入会金などもありませんが、個人契約を仲介するウェブサイトなどを利用した場合は、初回のみ仲介料として数千〜数万円の費用がかかります。地域の掲示板や大学の学生課の紹介などを利用する場合は、一般的に仲介料は不要です。トラブルが生じた場合は、個人的に解決をする必要があります。


大学の学生課

ある程度の規模(学生数)の大学であれば、自大学の学生を家庭教師として紹介してくれます。こうした業務は主に学生(生活)課が受け持っています。大学から紹介を受ける場合、一般的に紹介料は不要です。ただし、大学に登録されている家庭教師(学生)の人数がそれほど多くない、原則としてサポートは一切ないなどの欠点があります。

家庭教師に支払う月謝の額は、大学(学生課)に問い合わせた時に相場を聞くなどして決めることになります。基本的に個人契約の場合と同じと考えて良いと思います(2,000〜2,500円程度/60分)。提示した月謝で応募がない場合は、再度募集を依頼することも可能です。


家庭教師の指導時間の目安

1回の指導時間は90〜120分をお勧めします。90分未満では2科目の指導が限度です。特に60分以下は授業に熱が入る頃に終わってしまうため、効率が悪いと言えます。逆に120分以上ではテストの直前などの特別な時期を除いて集中力が続きません。

1週間あたりの指導回数は2〜3回をお勧めします。ただし、勉強が順調に進んでいる中1・2年生や、家庭教師と塾を併用する場合など、週に1回で十分なケースもあります。最初は週2回からスタートするなどして、感覚をつかんでから1回分増減したいなどと、あらかじめ伝えておくことをお勧めします。


家庭教師契約の解約金(違約金)

契約期間内の指導中止に対して、支払いを求められるのが解約金です。指導中止が生徒側の都合による場合に発生します。契約期間は派遣センターによって様々ですが「1ヶ月間(ごとの自動更新)」が一般的です。「受験が終わるまで」などの場合もあります。

解約金の額は、月謝の1ヶ月分もしくは5万円のいずれか低い方の額です。これは商法(特定商取引法49条)で定められています。もし、5万円以上の請求があった場合は不正請求となりますので、支払う必要はありません。なお、解約金が不要なセンターもあります。
[ 特定商取引法とは 経済産業省 ]

個人契約の場合は、特別な取り決めがない限り解約金は必要ありません。


家庭教師の指導力

生徒に勉強を教える能力は、家庭教師によって幅があります。偏差値の高い教師が上手に教えるとは限らないため、教師本人の性格や意欲が重要になります。また、一対一で長い時間を過ごすため、生徒と教師の相性も指導力に影響します(特にプロ教師の場合)。

家庭教師センターを通した教師であれば一定の指導力を見込めますが、採用テストの内容などを契約前に確認した方がよいケースもあります。採用テストの内容に特別な取り決めはないため、実質的に無試験で採用されている可能性もあります。


高校受験の家庭教師

高校受験には中学受験のような特殊性はありませんが、都道府県ごとに特色があります。公立高校受験においては、生徒と同じ地域出身の家庭教師の方が多少有利です。また、中高一貫校出身者は高校受験を経験していないため、高校受験指導においては若干マイナスです。

公立高校の一般受験は英・数・国・理・社の5科目受験になります。そのため大学受験で5科目を勉強していた国公立大学の学生(出身者)の方が、高校受験の指導においては有利です。ただし、国公立大学にも3科目で受験できる学部があります。また、私立大学の学生(出身者)であっても、国公立大学を併願し5科目を勉強していた方もいます。

※一般的に私立大学は3科目の受験、国公立大学はセンター試験5科目、2次試験3科目の受験です。

教師の経歴に神経質になる必要はありませんが、同じような評価の教師の中から1人を選ぶといった場合には、こうした事項も参考にしてください。


家庭教師に求められる能力

家庭教師に求められる能力の目安を、生徒のタイプ別に表しています。

テストの平均点が40点以下の生徒

家庭教師の偏差値の目安:50以上
家庭教師と生徒の相性が重要になります。平均点が40点以下の生徒の場合、教える内容は勉強自体よりもむしろ、勉強方法やノートの取り方、学校の授業の予習・復習のサポートなどになります。教師については学力よりも、根気よく楽しく教えられる資質の方が重要と言えます。

テストの平均点が40〜70点の生徒

家庭教師の偏差値の目安:55以上
家庭教師に一定の学力が求められます。平均点が50前後の生徒の場合、基礎学力や意欲はあるものの、学習計画に沿った勉強など、継続的な学習に課題のあるケースが多く見受けられます。こうした生徒の場合、「あまり勉強しなくても、いつも満点だった。」というような秀才タイプの教師よりも、試行錯誤して学力を身につけた教師の方が向いていると言えます。

テストの平均点が70点以上の生徒

家庭教師の偏差値の目安:60以上
家庭教師に相応の学力が求められます。このレベルの生徒の場合、基本的には自分で勉強をする習慣がついています。そのため、教科書や問題集で生徒が解けなかった難しめの問題を、授業中に家庭教師が次々と解説することになります。従って相応の学力のある教師でないと、効率よく教えることができません。他のタイプの生徒に比べると、教師自身の学力がより重要になります。

能力の目安について

「テストの平均点」は学校の定期テストの英・数・国・理・社の主要5科目の平均点を指します。「家庭教師の偏差値の目安」は指導に当たって必要と思われる教師の学力です。教師の所属(出身)大学の偏差値やセンター試験の得点などが目安になります。家庭教師の偏差値はあくまで目安です。この偏差値以上でなければ教えられないという意味ではありません。


優秀な家庭教師の見分け方

実際に会って面接をしなくても、履歴書を見るだけで、家庭教師の適不適をある程度見分けることができます。家庭教師センターを通している場合は、教師に断りを入れてもらったうえで、履歴書を見せてもらいましょう。必ずしも履歴書の字が綺麗である必要はありませんが、いくつかチェックポイントがあります。

履歴書のチェックポイント(カッコ内はマイナス点)

客観的にすぐ分かるもの

・自己PR・志望動機が1行以下(-20)

・顔写真が未添付、スナップ写真など(-15)

・学歴の記入を省略している(-10)
※最低限、高校入学から書く。

・修正箇所・誤字脱字がある(-5 〜 -10)
※修正箇所は3箇所以上からマイナス。

判断がやや難しいもの

・いい加減な気持ちで記入している(-10 〜 -20)
※明らかな記入ミス、漢字のハネや止めがいい加減など。

・志望動機が曖昧、不適当(-15)
※バイトがしてみたいなど。

・履歴書を使い回している(-10)
※提出日の日付を書き換えてあるなど。


履歴書のマイナスポイントについて

家庭教師の履歴書に該当する項目がある場合に、カッコ内の数値を減点してください。マイナスが20ポイント以上つく履歴書を書いた家庭教師は、丁重にお断りするのが無難です。家庭教師を志す方の多くは常識を心得ていますので、大半の履歴書にはマイナスがつきません。問題のある履歴書は大抵の場合、チェックポイントのかなりの部分を満たしていて、マイナスが30ポイント以上になります。

履歴書が手書きでない場合について

プロ家庭教師の方に特に多いのが、パソコンで編集しプリンターで印刷した履歴書です。この場合、履歴書は評価の対象にできません。履歴書は0点(プラスでもマイナスでもないの意)として、面接などで評価することになります。ただし、丁寧な方は手書きの履歴書を提出しますので、印刷した履歴書は若干のマイナスと評価することもできます。

マイナスポイントがない場合について

履歴書にマイナスポイントがない(少ない)場合は、最低限の基準を満たした教師であると言えます。次いで、教師の学力やコミュニケーション能力が評価の対象となります。教師の学力は出身高校・大学の偏差値、もしくはセンター試験の得点である程度測ることができます。ただしセンター試験の得点は証明書がないため、基本的に教師の自己申告になります。出身(在学)校については、学生証や卒業証書などで確認が可能です。コミュニケーション能力は面接での対話の他に、電話やメールでもある程度測ることができます。


優れた家庭教師は、お子さんの学力を大きくアップしてくれる頼もしい存在です。
このページが、お子さんに最適な家庭教師を探すうえでの一助となれば幸いです。

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