高校(高等学校)の基本知識
- 通信制高校
- 自宅で学習することで、高校卒業資格を得られるのが通信制高校です。ただし自習に加え、週に1〜3回、または年に数日〜数周間のスクーリング(登校)が必要です。通信制の高校には全国から生徒を募集する広域通信制と、特定の地域からのみ生徒を募集する(地域)通信制があります。広域通信制の高校は本校以外に、複数の学習センターを各地に配置している場合があります。大半の通信制高校は単位制を採用しています。
- 学年制と単位制
- 高校には学年制と単位制の2種類があります。多くの高校は学年制ですが、最近は単位制を採用する高校も増えています。両方の制度を併用する高校もあります。
- 学年制(がくねんせい)
- 学年制の高校では、3ヶ年分の授業カリキュラムがあらかじめ組まれています。一部選択可能な授業もありますが、選択肢はそれほど多くないのが一般的です。学年制では単位(授業)を落とすと進級できなくなります。これを留年(りゅうねん)と呼びます。
- 単位制(たんいせい)
- 単位制の高校では、卒業に必要な単位(授業)数があらかじめ決められています。ある一定の枠内で自由に授業を選択し、必要な単位数を取得すれば卒業できます。単位制では学年がないため、単位を落としても留年することはありません。
- 単位を落とす
- 単位を落とすとは、授業内容の修得が認められなかったことを指します。主に定期テストでの赤点が理由になりますが、遅刻・欠席が一定日数以上になると、テストの得点に関わらず単位が認められないことがあります。
- 留年(りゅうねん)
- 学年制の高校で単位を落とすと、その年は進級することができなくなります。これを留年(原級措置)と呼びます。留年するともう一度その学年の全ての授業を受け直さなくてはなりません。ただ、この留年措置はあまりに厳しいため、追試などで救済してもらえることがあります。
- 赤点(あかてん)
- 赤点の基準は高校が独自に定めています。赤点の目安は定期テストの得点が30点以下、またはテストの平均点の3分の1以下の得点になります。
- 定期考査(ていきこうさ)
- 定期考査は定期テストとも呼ばれます。一つの学期中に中間・期末の2回の定期テストがあります。多くの高校は中学校と同じ3学期制なので、年に6回程度、定期テストが実施されます。テスト期間は大体2〜3日間で、1日当たり2〜3教科のテストを受けます。期末にのみテストを実施する教科があるため、一般的に期末テストの方が負担が大きくなります。なお、テスト期間中は普段より早い時間に帰宅することができます。
- 文系・理系(ぶんけい・りけい)
- 多くの高校では2年次から、生徒自身の希望に添って文化系と理科系に分かれます。文系に進むと主に国語・社会を中心とした授業を、理系に進むと数学・理科を中心とした授業を受けることになります。これは将来に大きな影響のある選択ですので、自分の適性を早めに考えておくことが大切です。
- 始業時刻
- 授業が始まるのは午前8時40分くらいが一般的です。通常、これを1時限(じげん)目と呼びます。1時限目の前にSHR(ショート・ホームルーム)や読書の時間などがある場合があります。
- 授業の時限(時間)
- 授業は午前中に1〜4時限目があり、お昼を挟んで、午後に5〜6時限目があります。1時限は50分間で、1日の授業時限数は5〜6時限です。ただし、一部の進学校などでは0時限目や、7時限目がある場合があります。
- 学費
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高校の学費は国立で約130万円、公立で約150万円、私立では約300万円が目安となります。学費の負担を抑えるために奨学金制度などを利用することも可能です。
[ 高校の学費 ]でもっと詳しく。
- アルバイト
- 高校でも原則としてアルバイトはできません。家庭の事情などで学費の支払いが厳しいとき、また長期休暇(夏休み)中などは許可を受けることでアルバイトをすることができる場合もあります。許可を受けずに隠れてアルバイトをして見つかった場合、罰則を受けることになります。
- お昼
- 高校には中学校のような給食がないため、お弁当の持参が基本となります。学生食堂(学食)を備えた高校もありますが、ほとんどの高校には学食がありません。近隣の商店がお昼休みにパンやお弁当を販売に来る高校もあります。
- 清掃時間
- 清掃業者を雇い入れている一部の高校をのぞいて、中学校と同じように高校でも校内を清掃する時間があります。
- 部活動
- スポーツなどの特待で入学した場合を除いて、部活動への参加・不参加は自由な高校が大半です。参加人数などの一定の条件を満たせば、部活を新設することも可能です。
- 制服(標準服)
- 制服を定めている高校では、常に制服を着用する義務があります。標準服(着用義務のない制服)の高校や、制服の定めのない高校では私服で登校できます。ただし、式典などの際には正装を求められる場合があります。
- クラス
- 各クラスの生徒数はおおむね35〜40人で、担任に加え副担任が1〜2人つく場合があります。高校では2年次から文系・理系に分かれるため、クラスで行動する機会はそれほど多くありません。クラスごとのイベントが用意されている高校もあります。
- 文化祭
- 文化祭は毎年9月〜11月くらいに1〜3日間、実施されます。クラスや部活ごとに出し物を用意して発表します。許可を取れば出店(でみせ)を出して飲食物を販売したりすることができます。一般参加日には校外の人が高校を訪れます。
- 体育祭
- 体育祭は多くの高校で毎年1回実施されます。一般的にクラスごとに出場する種目を分けて参加します。
- 修学旅行
- 多くの高校では2年次に学年全体で2〜5泊程の修学旅行を実施します。公立高校は国内の旅行、私立高校は海外に出るケースが多いです。
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