まず4年次でMYPの学習は終了して、それ以降はDPに進まないのであれば(DPは10人程度なのでほとんどが進まない)IPという開成独自の教育プログラムになります。ディベートやレポートも他の学校と比べると遥かに多いとは思いますが、受験学習寄りになることは事実です。
5年生で
高3までの学習を終わらせるというのは微妙です。そもそも終わらない教科もあれば、サラッとは終わる教科もあります。ただあくまで進学校ではないので、東西南北や第一、旭ヶ丘などと比べると低い水準なのは間違いありません。
6年次に受験勉強できるというのは合っているとも間違っているとも言えます。何故なら常に受験勉強ができる環境でそれは1〜6年においてあまり変化ないからです。常に宿題もなければ中間テストもない、
高校受験もないので時間は有り余っています。何か行動に起こせば自由にできると言うのがメリットであり、自由な校風というのは主にそこを指しています。
調べないでなんとなく受験するのは絶対にやめましょう。特に
偏差値である程度測れる
高校や大学受験と異なり根本的な教育プログラムが違う学科です。開成はできる人ややる気がある人をさらにできるようにしたり、それをサポートすることができる学校です。必死に塾に通い詰めてなんとか受かった人は、その労力を東西南北受験に使えばよかったと後悔する人が多いと思います。入ったからできるようになるというのは幻想だと思います。
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レポート課題が年20〜30本というのはあながち間違っていない指標だとは思いますが、全てが同じ程度の時間がかかるものではないです。短い時間で終わるものもあれば、かなりの時間を要する課題もあり、またそれは個人差もあります。
レポートは一般的な答えがない課題であるという特徴のもと、かかる時間は人それぞれです。高い評価を取りたいという確固たる目標があったり、自分の中の水準が高い人はもちろん多くの時間をかけ、睡眠時間を削って課題を取り組むということもあります。一方である程度授業時間内での活動で終わらせて、家庭ではほとんど時間をかけないということもあります。また学校側は基本的にはそれを推奨しており、だいたいレポートの半分以上は授業で作れると思っていいと思います。
またスキルの向上が見込まれる二年次以降はレポート課題が楽になっていくと感じる傾向もあると思います。それはレポートを書く形式を覚えたり、文章を論理的に書く能力を向上させたり、またどれだけそのレポートに労力をかけるべきかを考えたりできるようになるということです。もし推薦による入学を狙うのだとして、5・6年次でオール5を取るような労力をかけても受験勉強にある程度時間を費やすことは可能です。
ただ繰り返しになりますが、そういったレポート的な能力を育成することに長けている学校である反面、受験的な学力を育成することに長けている学校ではありません。合格実績はそこまで悪い学校ではないですが、それは各個人による努力の結果であり、学校によるサポートが反映していると思うのはよくないです。そのため他の学校より明確な学力差があると思います。自分で努力することができる理系にとって素晴らしい学校という捉え方が無難であると思います。