函館高校→北大工学部卒です。
合格に向けて頑張ってほしいのですが、ひとつお話ししておきます。公立高校は本質的に、文科省の指導要領に基づいた教育を行う場所です。指導要領上では、例えば
英単語数ひとつを例に取っても中学1,200語・高校1,800語の合計3,000語を習得させればよいのです。
札幌圏の公立高校など一部を除き、道内公立高校は大学受験のための教育を積極的に行いません。GMARCHクラスの私大を受けるにも最低4,000語の語彙が必要と言われていますから、授業を3年間まじめに受けるだけでは合格できないことになります。
大学進学を目標とするなら中部高校や函館高校ではなくラサールや私立の特進クラスがよいと思います。函館の場合はラサール以外に中高一貫校がない上に、札幌のように先取り授業を行う公立高校もありません。(札幌圏の公立進学校では、入学時に
数学1A・2Bの教科書が配られてこれらを1年で終わります。)
それでも函館高校に行き、中堅私大以上にも進学したいのなら、授業を無視して先取り学習を自らやらなければなりません。繰り返しますが公立高では文科省の指導要領に沿って授業を行うことが高校教師の義務であり、それ以上は教師のボランティア活動です。
道内公立高の大学受験の意識レベルは立ち遅れていますから、上記を見誤ったまま3年間を漫然と過ごすと手遅れになりますし、ひいてはやれ自称進学校だっただのと学校や教師の悪口に繋がります。公立高校教師は生徒の大学合格について何らかの責任や義務を負う必要はないはずです。
函館高校に進学されるのでしたら、授業=大学受験 とは決してならないことを踏まえて先取りの自学自習をなさってください。本州の高校生なら当然の如くにやっていることです。
高校生活をより充実したものにしていただければ幸いです。