理数科→普通科のスライドが起こる可能性は無いと思ってください。
普通科が倍率1を下回ることは現実的に起こらないからです。
理数科は実質的に公立の特進コースとなっていますが、2番手以下の高校では普通科のほうが人気で、理数科は人気がないのが世の常です。三高だからではなく、宮一も向山もそうです。宮一は昨年は探究科の設立元年バブルだっただけで、結局普通科のほうが人気になるでしょう。
逆に一番手の高校が同じ制度だと普通科より理数科の倍率が高くなります。山形東がその例です。
・そもそも進学校ほど理系比率が高く、学力が下がるにつれて
数学捨てて私立文系に行く人が増える。(2019年調査では、大学生の割合は、国公立文系9.5%、国公立理系12.5%、私立文系51.9%、私立理系26.1%)
・日本社会において女子は男子と比べると理系を選択しない傾向がある。
・普通科のほうが文系理系の決断を先送りできるので、退路を絶ってしまう印象のある理数科よりも”とりあえず”普通科を選びがち。真面目で将来に対して慎重なのは女子のほうが多いから、女子はより一層普通科。
・男子校色が強まる理数科よりも、男女共学あるいは女子割合が高い普通科のほうが女子にとっては安心できるし、男子にとっても理数科は青春できないけど普通科なら青春できそうとか、男女ともに普通科は高校生活楽しみめそうとかいう考えがあり、普通科を選択したがる。