そもそも最初に戻って、
数学は自分でスパルタ式で勉強することができてその結果突出した
偏差値になっているのに、
英語は自分でスパルタ式で勉強してもそれほどでないので誰かにスパルタで面倒見てほしいということですか?
それは
数学と
英語の教科としての特性の違いによるものかもしれません。
数学は「論理ですべてが解決する」教科であり、定義・公理・定理を理解して多くの問題を解くほどできるようになるわけです。
英語の場合は単語の意味を覚え文法と構文を理解し問題を解けば解くほどできるようになる、とはちょっと言いかねます。
英語は言葉であり、理詰めの思考では分からないことがよくあります。
例えば私の印象に残っている例としてNHKの英会話テキストのスキットに次のような簡単な会話がありました(3行だけ抜き出し)。
男: I know. It's just that it's such a big change.
女: Give it some time. It'll grow on you.
男: Ha, ha, ha. Maybe I should wear a hat.
この真ん中の文の和訳は次のようになっていました。
「少し様子を見てみたら。なじんでくるわよ。」
なかなか個々の単語の意味・文法・構文からは思い浮かばない文の意味です。
英語は個々の単語を日本語に置き換え文法や構文を適用しても何を言っているのか分からないことがたくさんあります。
だから
数学と同じように
英語を勉強しても同じような効果が得られるとは限りません。ここらへんが
英語にちょっと苦戦している原因ではないでしょうか。
だからどうすればいいんだと言われれば、スパルタ式勉強でなく、
英語を言葉として受け入れる「
英語脳」に2%でも5%でも少しでも近づけるやり方の方がいいのかもしれません。
例えば上の例ならば「Give it some time.」も「grow on you」もそれぞれ「一つの単語」として覚えていくわけです。
ある学習塾の塾長が
英語の勉強の特質について書いています。
「
英語はなかなか厄介な教科です。まず、勉強の仕方が面倒です。理科や社会、あるいは
数学であれば、1冊の問題集をやり込むだけでもかなり成績を伸ばせます。ところが
英語はやらなければいけないことが沢山あります。
・・・・・
また他の教科は、1つの分野にしぼって対策を行うことができます。
・・・・・
ところが
英語は違います。例えば「関係代名詞」のことを完璧に理解したとしても、「関係代名詞」に関する問題が解けるようになるわけではないのです。
・・・・・」
https://ameblo.jp/kodosemi/entry-12778499574.html参考にしてみてください。
久しぶりに掲示板確認したら色々と丁寧なコメントをいただきまして、ご厚意とても嬉しいです。
英語の勉強法とか、
英語の捉え方・コツとか、モチベーションの上げ方とか、自分も様々な情報に触れてはいます。
いただいた助言についても見聞きしたことはある(既に知っているぞとマウント取りたいわけではなく)のですが、
そういう高尚な段階で困っているというより、結局のところ
英語のモチベーションが湧かないだけ(そういう人間性、科目との相性)と分析しています。
結局は怠け者ということですけどね。
単純に、課金したり他人や環境の助けを借りて学力を上げようと考えているだけですので、
自分で勉強法を開拓して自分でモチベーションを上げて大学入試を突破した成功体験がある方からしたら自分は変なのかもしれません。
例えば、自分は古文のやる気が出ません。やりたくないです。つまらないです。でもやらないと大学行けません(だからやる意味があることは少しは理解はしている)。
であれば強制的にやる環境に身を置くのが「楽」だと考えてしまうんです。
数学物理化学あたりは割と自分でやれるのですが、何もかも自分でやる気を出せるほど器用ではないなと感じています。
だったら自分で頑張ってやる気を出してやるよりは他人の力を借りたほうが効率的だと考えています。
勿論、お金はかかりますから親ともそういう相談はしたうえで判断しないといけませんが。
受験勉強にやる気とか精神論でやろうとすると、やる気が出ないときは勉強しなくなるのは自分なりによくわかっているつもりで、
だからこそ精神論で勉強するよりは習慣化するための工夫をしたいと考えています。
周りの人に比べれば勉強はやってるほうだと思いますし、良い点数や順位を取れたときは人並みに嬉しいですし、行きたい大学や将来の目標も無いわけではないです。
数学は自信ありますし、物理は1周して、化学も半分くらいは先取りしてます。社会
国語は学校の勉強しかやってませんが。
ただ、
英語だけ、なんともやる気が出ないんですよね。毎日やってはいます。1時間くらいです。普通なんです。
難関大学は
数学物理化学でカバーして正直なんとかなるかもしれないけど、最難関レベルは今の物量では全然足りないです。
11月のベネッセ
模試は3教科全国
偏差値70台後半で、ほとんど
数学で稼いだ結果ですが、
英語もやっと校内
偏差値50超えてきました。
自分でやると
英語1時間、
数学物理化学でそれ以外の時間費やしてしまうんです。好き嫌いで選んでるとも言えますし、習慣になってしまっていると言えるかもしれません。
このままでは良くないなと思って、厳しい塾(例えば優秀な同級生がたくさんいて自然と競争と高い意識が芽生えるとか、大量の課題が出るとか。Youtubeとかでしか知りませんが鉄緑会のイメージ)を考えていました。
その答えとしては、
仙台であれば河合塾や東進で優秀な二高生や二華中生が通うクラスに入って競うか、先のコメントで勧めてもらった麻布予備校が候補とは思っていますが、
他に自分が知らない塾があればと思い、質問させていただいた次第です。
様々コメントをいただきありがとうございました。
また書きますが、決して説得しようという意図ではないです。高3ならともかくまだ高1なら何とかなるのではという思いからです。
>例えば、自分は古文のやる気が出ません。やりたくないです。つまらないです。でもやらないと大学行けません(だからやる意味があることは少しは理解はしている)。
理系ならそんなものでしょう。自分の場合も古文・漢文は配点が少ないので参考書・問題集は使わず教科書の脚注に書かれている意味をすきま時間に暗記していただけでした(ようするにやる気なし)。だから半分の点数が取れれば十分と考えていて、実際いつもそのくらいの点数でした。これより点数を上げようとしても
数学などの理系科目と違いテーマがなくて勉強の目標が立てられないです。
数学なら「微分」「積分」「対数」「三角関数」など具体的にありますが、漢文や古文だとあまりにも漠然としています。論語に焦点を合わせて広く勉強してもそこから出題されるというわけでもないし。
>ただ、
英語だけ、なんともやる気が出ないんですよね。
それは教科書で取り上げる内容が理系向きではないからだと思うんです。私は
英語は比較的好成績で安定していましたが決して
英語が好きだったり興味があったりしたわけではなく、単語力の増強だけで一定の成績が得られていただけです。
「科学」をテーマにした次の本があります。絶版ですが日本アマゾンで中古品が売られていて高評価です。理系としてはこういう本を教科書にしてほしいところです。
『
英語で読む科学』放送大学、2015年
個人的には
英語を理系科目のように追究したくてこれまで書店で見かけたいろいろな
英語の啓蒙書を買って読んできました。(逆に言えば
英語の文法書、英作文など正統な本には興味がわきません)
『日本人の
英語』マーク・ピーターセン、岩波新書18、1988年
『続日本人の
英語』マーク・ピーターセン、岩波新書139、1990年
『心にとどく
英語』マーク・ピーターセン、岩波新書604、1999年
『実践 日本人の
英語』マーク・ピーターセン、岩波新書1420、2013年
『
英単語のあぶない常識』山岡洋一、ちくま新書、2002年
『
英語の発想がよくわかる表現50』行方昭夫、ジュニア新書、2005年
『英文の読み方』行方昭夫、岩波新書、2007年
『
英語ネイティブ度判定テスト』大修館書店、2009年
『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』2009年
『日本人が誤解する
英語』マーク・ピーターセン、光文社知恵の森文庫、2010年
『
英語のあや』トム・ガリー、研究社、2010年
これらの中で『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』は難書で、問題形式で例文が出ていますが、ほとんど分かりませんでした。例えば帯には次の文が訳してみてくださいと出ていました。
I waited for fifteen minutes - they seemed as many hours to me.
前半は何の問題もありませんが、後半は「彼らは私には多くの時間のようだった」では意味を成しません。正解と説明は次のように書いてありました。
「私は15分待ったが、それは15時間のように思えた。」
as many hours は長時間ということではなく、「同数の時間」つまりここでは「15時間」です。as は何かの弾みでついているわけではありません。
as many hours もそうですが、私が見抜けなかったのは they でした。これが fifteen minutes を指していることが分かりませんでした。
何か読んでみたいと思える本があったら読んでみてください。ひょっとしたら何冊かは一高の図書館にあるかもしれません。
>先のコメントで勧めてもらった麻布予備校が候補とは思っていますが、
教える方が文系だと
英語で苦労している理系の気持ちが分からない可能性があります。
上の「教える方が文系だと…」は不適当なので取り消します。麻布学院のことではありません。
あ、これ自分の偏見だけど大学進学してる日本人の大半は当てはまるとおもうのですが、
文系は
数学理科が出来ないやりたくないで文系進んでるだけでしょって人、多いと思う。100%それってことではなく、でも進路選択の動機としては十分。
で、同様に理系も
国語社会が超絶やりたくないから進んでるって人、文系ほどではないけど、多いと思う。
文系は
数学理科が無い分、文系のほうが
英語に時間かけられるってのは事実(東大社会2科目は例外)だけども、
英語が得意だから文系に進むってのはあまり無い気がする。あくまできっかけは上記の理由。
あと、古典の話もスレで出てるけど、文系の人も仕方なく勉強してるだけで、理系の人間と同じくらい古文漢文意味あんの?って思ってるよね。
大学で勉強や研究したいことや将来の志は個人個人で大なり小なりあるでしょうけども、わざとそれらを抜きにした話ね。
けしからん!とか怒らないでね。
人生は自分の選択肢を消去法で決めていく(≒自分に向いてるか向いてないかを決める)うちに、自分の道はこれだって自分に暗示をかけてる部分はあるので。
あと、欧米では文系理系なんて分けないのに日本は。。。みたいなそもそも論も今回は無しで。
>結局のところ
英語のモチベーションが湧かないだけ(そういう人間性、科目との相性)と分析しています。
>例えば、自分は古文のやる気が出ません。
>社会
国語は学校の勉強しかやってませんが。
>ただ、
英語だけ、なんともやる気が出ないんですよね。
結局のところ、
英語の教科書の題材が文系をターゲットとしたものだからモチベーションが湧いてこないんじゃないですか。
平日は
英語の授業の予復習をして、日曜は次のような科学が題材の
英語の本を読むのはどうですか。
1)Magnificent Mistakes in Mathematics
著者 Alfred S. Posamentier (著), Ingmar Lehmann (著)
訳本
数学まちがい大全集: 誰もがみんなしくじっている!
訳者 堀江太郎
2)Wonders Beyond Numbers: A Brief History of All Things Mathematical
著者 Johnny Ball
訳本
数学の歴史物語 古代エジプトから現代まで
訳者 水谷淳
訳本は英文の意味が分からないときの参照用です。4冊とも日本アマゾンで買えます。中古品なら安いです。
分からない単語や構文に出くわせば、英文法や英文解釈を学ぶモチベーションにつながってくると思われます。
There's a fork in the road.
前方に分かれ道がある。
There's a fork on the road.
(食卓に並ぶ)フォークが道に落ちている。
これを読んでニヤリと微笑むことができるなら
英語が得意になれそう。
なんて
英語は厄介なんだとため息をつくなら
英語が好きになれないかも。