貴方が目指す
大学の難易度による。
一高から東北大と同等かそれ以上の
大学に合格するあるいは合格するかもしれない学力の人数が現役生で100人だとしたら、3人に1人の割合。クラスで東北大以上にチャレンジするのが10人以上いる身近な存在だから、学校で生活しているだけで割とそこらへんのレベルの大学を狙うことをイメージしやすい環境。同じくらいの努力すればいいというのが体感で分かるしその努力が当たり前の環境。だから塾行かなくても十分合格できると思う。
だけど、医学部や東京一工クラスだと一高で20人くらいかな?となると10人に1人いるかどうかって割合になるから、クラスにいても3人くらい。そうなると東京一工に進学するという”目線”は普通じゃなくなる。優秀な3人は若干別格になる。貴方がその優秀な3人側だったとしたら、それより努力しない意識も低い人に囲まれる中で成績を維持するのは大変になる。
極端な例として、一高生になる貴方が一高の中で生活するから勉強するのが当たり前になるのであって、
偏差値が60未満の高校に貴方が行ったとすれば、どうしても周りの影響を受けて勉強しなくなると思う。人間とは環境に染まる生き物だから。
だから、優秀な奴らが集まる、あるいは上には上がいるという環境や雰囲気に身を置くためにトップ高に進学する意味があるし、その環境をお金で買うのが塾予備校と考える。
河合塾や東進には二高生や二華中入生の上澄みがたくさん通っているから、彼らを知り、負けないように頑張らないとマズいという危機感を心の底から持てるとすればお金を払った意味があると思う。
実際、最難関を狙うライバル達はどのくらい強いのか、自分とどのくらい差があるのか、その差を埋める勉強はいつ何をどのくらいどうすればいいのかについて、ネット等の情報収集や
模試の順位や
偏差値だけで頭で理解するのと、直接目の当たりにするのでは本当の意味で深く理解する度合いやスピードが違う。
一つ断っておくと、塾予備校は行けば誰でも成績が上がるものではない。単なるきっかけに過ぎない。結局は本人次第。勉強法の正解は一つではないし、向き不向きがある。
受験は締切が決まっていて、限られた時間の中で訓練して人より点数を取る競争だから、とにかく早く始めて勉強量でぶっちぎるのが勝つ確率が一番高い。
如何に早く気付き、実行できるかってだけ。
そのためには精神的に大人にならないと事の重大さに気付けないし自覚できない。
まだ子供でいたい、勉強に本気で向き合う覚悟が持てない、踏ん切りがつかない、ってなる。
その変わるきっかけに塾予備校がある。でも本人にとって意味ある変化が起こるかは人による。
経験として塾に行ってみて、大した事ないなと思ったら辞めるとかでもいいと思うし、
貴方はこんな掲示板ではあるが他人の意見を聞き情報収集して自分の勉強や受験に対して向き合おうとしているわけで、まともなほうだと思う。
ということで、情報感度をもっと高めていくのであれば塾は必ずしも必要ないとも言える。
自分の人生を決めるのは自分。