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模試の高得点者人数と難関大学合格者数はある程度相関関係があることがわかっている。
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模試で420点以上には二高は27人しかいないのに、二高から東北大に100人も入れるはずがない。その通りだったとすれば、その頃二高に入ると二高の魔法?が効いて皆賢くなったということになる。
/* 読売新聞宮城版 昭和49年2月14日
【十五の嘆き8】【越境入学4】
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[中学までの”秀才”]
だが、都市部に通えば即学力が向上するというわけではない。まして長い目で見た才能の成長となると全く疑問。高校入試に好成績を残すと定評のI中では、12月までに教科書を終える進度で学習するといわれる。あとはもっぱら問題中心の受験体制に移るわけだが、もともと教科書は平均的な学力の生徒を対象に編集されているもの。当然、これについていけないグループ、取り残され組が出る。
また、ハードなスケジュールについていけたとしても、この中学校の卒業生は「高校に行くと伸びない」という”話”がある。仙台一高入学者について追跡調査したところ、これを裏付けるような数字も出てきた。
[受験技術には限界]
一方、入試合格の時の成績が本人の実力といえないこともはっきりしている。以前、県教委のある職員が、同じ400点以上で高校に入学した生徒を調べたところ、郡部のK高校では100%が東北大にストレート合格、同じ成績だった仙台の高校生は20%スレスレだったという。
たとえ入試で高得点を出したとしても、受験勉強のテクニックだけを発達させ全力疾走したものと、低い点でもゆうゆうと通過したものとの違いだろう。仙台以外の中学校でも”鶏口”である方が”牛後”よりはるかに本人のためになるとは高校関係者の一致した意見。中学時代の学力は判断の基準とならないのだから。
挿絵「中学で力を使い果たしあこがれの高校で伸びない」
https://srv04.bitsend.jp/download/c2c07c398fc81c452f15b12e45f31b1a.html*/
「親の見栄で選んだ志望校で、子どもは転げ落ちる」
http://president.jp/articles/-/21162?page=4