早速の回答、ありがとうございます。
参考にさせて頂きます。
>7:3の学力重視の高校だと、内申点195点の人と175点の人の得点差が約5点になるというのは本当ですか?
結論だけ書くと混乱を招くとか本当なのかと文句言われるだろうけど、ある条件では本当です。
いくつか例を示しましょうか。以下の話は最後まですべて本番点と調査書点の比重7:3の場合です。
調査書195点、本番450点のAさんに対して、
調査書175点のBさんが並ぶには本番455.1点必要です。
調査書195点、本番425点のCさんに対して、
調査書175点のBさんが並ぶには本番428.3点必要です。
調査書195点、本番400点のDさんに対して、
調査書175点のBさんが並ぶには本番402.4点必要です。
信じられないかもしれないけど、相関図ってこういうことなんだよ。
要は調査書点と本番点のバランスが偏ってると誤差みたいな点差にしかならないってこと。
感覚的には下記ブログでその1から全部読めば中学生でもある程度理解できると思けど、ここで示しているような誤差みたいな点差にしかならない話は理解できないかもしれません。
https://ameblo.jp/kodosemi/entry-12531911394.htmlhttps://ameblo.jp/kodosemi/entry-12535302307.html理屈はブログ内のコメント欄と、知恵袋にわかりやすい説明があるのでそちらを参照してください。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13251266558いわゆる楕円の方程式がわからないと理解できないでしょう。
数学IIIの範囲です。比重5:5なら円なのでブログ内のコメント欄にあるとおりで理解しやすいと思います。円や楕円の方程式のxy直行座標系の第四象限を考えてください。
理解できない場合そもそもこの私の書き込みも信じないで見なかったことにしたほうが時間の無駄にならずに済みます。
そして全部計算してみるとわかりますが、例えば調査書点と本番点の合計ですべての組み合わせを比較すると、同じ合計点数なら、順位は評定低い人>>評定高い人になります。
例えば合計600点とすると調査書点/本番点の優劣は
155/445 > 175/425 > 195/405
です。
調査書点が高い事自体は有利なのは間違いない事実ですが、これは合計点を同じにした場合の比較です。
先述した理由のとおり、バランスが偏っているために、本番点を取っても相関図としては点数が伸びにくいという結果になります。
現在中3です。仙台一高を目指しています。
模試の点数が287点と足りません。点数を上げる方法を教えてくれませんか。
内申点と当日点について分かりやすい解説ありがとうございました。
宮城県は7:3といいつつ上位校では実質当日点の戦いになり、中堅校では内申も大事になるというよく考えられた制度ですね。
ただ、これだと宮
模試の素点での合格可否判定と内申加味した合格可否判定の差についての実感と異なります。(宮
模試は内申の差をもっと大きく考えている気がします)
宮
模試が内部事情はつかめずに適当に評定を出しているのか?と気になりました。
そこでなのですが、楕円の式を見慣れた形にした際の分母に当たる部分が7^2及び3^2であることはどこか関係者筋のソースのある情報なのでしょうか?
それとも常識的に考えて縦横3:7の楕円だろう、という外部からの推測なのでしょうか?
もしご存知でしたらご教示下さい!
書き込みした者です。
以下、回答です。
>宮
模試が内部事情はつかめずに適当に評定を出しているのか?
あくまで憶測ですが、みや
模試の相関図は楕円の式から作成しているものではなく、
模試受験生の集計データを基に座標の第四象限に点をプロットしているものと考えられます。
実データで構成されているので、あの図はあれで正しいです。
実感との乖離があるのは、実際にはほとんどが優等生ばかりが受験しているからです。
統計的には調査書点が高い人100人いたら、学力
偏差値も高い人がほとんどですよね。
そして、それらの人が合格を勝ち取る確率も高いです。当たり前ですが。
裏を返すと調査書点が極端に低いのに成績が極端に高い人というのはいたとしてもかなり少数ですよね。
一高を出願した497人は大半が優等生(あるいはそれに近い人)で、全体数からすれば学力だけやたら良い人はマイノリティです。
もしも優等生(ここでは評定が高い人とします)と学力だけやたら高い人が同人数受験していれば、みや
模試の図も楕円式のとおり合格していった図になるものと考えます。
>関係者筋のソースのある情報なのでしょうか?
あくまで個人が宮城県が公表している入試制度を解釈した結果、
「7:3で相関図を用いる」という表現を
数学的に処理するとこうなる他ないと思うのですがね。
高校3年生の理系なら誰でも理解できる話ですし、
エクセルで10分あれば全部序列出せるようなものなので全く特別な話ではありません。
ただここに序列書き込むと数千行になるので無理ですが。
何点で逆転できるよ的な話は当然責任は持てませんが、今まで誰も反証してこないんですよね。。。
勿論、理論的に誤りがあれば掲示板サイトに削除依頼しますし、感情的に受け入れられないのも自由ですので。
ご回答ありがとうございます!!!古い投稿ですので気が付いてもらえて嬉しいです笑
みや
模試の散布図は受験本番後アンケートの昨年合格者座標を示しているようですね、ここでいう
偏差値が本番試験アンケートから推定した本番のものなのか、当人の過去のみや
模試受験時のものなのか?、赤い線や緑の線が何を表しているのか、回帰曲線なのか他のものなのか説明がないのでこの表の言いたいことは完全には理解できませんが、、、
おっしゃる通り、7:3の楕円といわれたら
数学的に他の解釈はないと思います。
上では、あくまで「みや
模試がなんらかの内部事情を知っていて、みや
模試の判定結果が確からしい」ということを所与としてむりやり考えた時、「入試では、当日点と評定を7:3で加味するよう独自の相関表を用いて判定を行う。合格ラインは楕円の形になる。」という説明が、必ずしも「7:3の楕円で合格ラインを判定する」と同義ではない可能性があるのでは、、、?とふと思ったまでです。
縦軸か横軸になにか処理を加えている可能性はあるのかなと邪推したりしています笑 実際の採点運用は言語でルール化されていて、数式に落とすと厳密には入試説明の表現と異なってしまっている、なんてこともあるかもしれません。
私は内申点は教師の主観や相対評価がどうしても入るので全く加味せず当日点一本の方が好ましいと考えている立場ですが、いずれにせよ、受験生は自分のやっているゲームのルールを正確に把握できる状態であるべきと考えます。とくに公立校入試ですからね。宮城県には是非採点方法をもっと分かりやすく解説してもらいたいものです笑
私はたまたま今年弟が宮城で受験をした通りすがりの他人ですが、きっと回答者様は教育現場を変えていける力を持った方です。ご活躍を勝手にお祈り致します!!!
>ここでいう
偏差値が本番試験アンケートから推定した本番のものなのか、当人の過去のみや
模試受験時のものなのか?
本番のものではないと思いますよ。みや
模試側は本番の点数で
偏差値は出せません。宮城県高校教育課がやるなら可能ですが。
開示点数までは把握しておらず、当人の過去のみや
模試受験時の
偏差値データは持っていて、合否を追跡できたものを示していると思われます。
>赤い線や緑の線が何を表しているのか、回帰曲線なのか他のものなのか説明がないのでこの表の言いたいことは完全には理解できませんが、、、
回帰曲線でしょうね。様々な関数が充てられるので、もっともらしい近似曲線が描けます。ごく普通の統計手法です。実データを基に作成しているので合否可能性を判定する目的ならそこそこ信頼性は担保されていると考えます。
表の言いたいことは完全に理解しなくていいと思います。そもそもぼやっと理解するものであって、厳密に合否判定すること自体不可能です。個人個人で見た場合、過去の受験生の集計結果通りになるとは限りませんし、本番も必ず実力通りの結果になるとは限らないからです。(全体で見たらほぼそのとおりの結果になると思います。それが統計というものですね。)
>必ずしも「7:3の楕円で合格ラインを判定する」と同義ではない可能性があるのでは、、、?とふと思ったまでです。
>縦軸か横軸になにか処理を加えている可能性はあるのかなと邪推したりしています
>数式に落とすと厳密には入試説明の表現と異なってしまっている、なんてこともあるかもしれません。
回答になっていないかもしれませんが、
みや
模試側については、
相関図の計算を厳密に反映させる必要はなく、あくまで実際の合否データに基づいて合格可能性を示せばいいだけです。調査書点を考慮する場合も、実際の追跡データから合格者の
模試偏差値をプロットして、上述したような回帰曲線を描かせてどの程度内側かで判定を出しているだけと思います。どのような統計処理をしてるかは詳しくありませんが、大学入試の
模試で出している合否判定と同じかなと思います。
入試の実態はどうなのか?という点についてですが、、、
相関図方式を用いた共通選抜に関する公式資料
https://www.pref.miyagi.jp/documents/39415/r5nyuushi.pdf「学力検査点と調査書点の相関図を基に,その両方の満点により近い者を上位として,上位の者から審査し,共通選抜の募集人数分を選抜します。」
仰るとおり、本当の実態はどうかは入試側の人間しかわかりませんから、証明しようがありません。
だから見えないものを断定することはできず、〜〜という可能性があるのでは?という意見については反論できません。
ですが、書いていないことを選考基準に用いている場合はコンプライアンス違反となり大きな問題となりますから、
今の時代にリスクを犯してまで独自の選考をするとは思えないのです。
>宮城県には是非採点方法をもっと分かりやすく解説してもらいたいものです
以下の公式の説明はとてもわかりやすいですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=6KN1vRgcl_w7分56秒辺りから相関図の説明があります。
ただやはり感覚的な理解までです。
>きっと回答者様は教育現場を変えていける力を持った方です。
無理ですw
子供の受験を機に調べまくった単なる受験オタクなだけです。宮城県の受験情報をざっと見聞きした限り、調査書点を過度に恐れている印象があったのと、相関図が感覚的にしか説明されていない印象があって気持ち悪かったからです。
塾も学校も
「具体的にこういう点数だとどっちが勝つの?」
という質問に誰も答えてくれず、違和感がありました。
あれ?これってもしかして本当は受験制度を理解してないんじゃないの?と。
疑うのも失礼ですが、あまりそこに拘って聞いても嫌な顔されるしそれがわかってなんの意味があるのって感じだったのでそれ以上聞くのをやめました。
勿論そんなこと厳密に理解したから合格できるわけじゃないので、結局は勉強しまくるしかないですし、先生側も理解しててもしてなくても指導内容は変わることはありません。結果的に油断させてしまう原因にもなりかねませんし。