>仙台二高に管理教育などない。
あるじゃないか。隠すなよ。
『毎日新聞』宮城版 昭和40年10月6日
【進学作戦(58)「進学へのしごき」】
【学力差に応じ指導】【仙台二 クラス編成に英断】
【仙台二、学力テストで仙台一しのぐ】
毎年4月に行われる県下一斉学力テスト
数学の成績から現在高校3年生の過去3年間の移り変わりを調べてみると、ことし大きな番狂わせがひとつあったことに気づく。仙台二が学校平均点で仙台一を5年ぶりに上回ったことであり、その差は2.0点、現在の仙台二の3年生が2年のとき仙台一より10点近く下回っていたから、同校
数学科の得意のほどがうかがわれよう。仙台二は仙台一より20点近く差をつけられていたこともあったのである。仙台一、仙台二自身が意識しなくても、周囲は両校のデッドヒートを興味深く見ている。これまで長年下回っていた仙台二がなぜ急に追い抜いたか、関心のまとになることは当然だ。
【学力別のクラス編成取り入れる】
この秘密は、同校が2年前から取り入れだした学力別クラス編成にあるようだ。現在の3年生はちょうどこの学力別に慣れてきたころということになる。
同校の学力別クラス編成は
英語と
数学だけだが、1年生の2学期から行なわれる。夏休み後の学力テスト結果から分けたもので、8クラスあるうち4クラスを1グループとして、1グループの中に1クラスを上位成績者クラスとし、学年前期、後期のテストで入れ替えを行なう。ことし9月の入れ替えでは40人が入れ替わった。3年になると文科コース3クラス、理科コース5クラスに分け、文科コースから1クラス、理科コースから2クラスを上位クラスにしている。
上位クラスとそうでないクラスの違いは学習の進みぐあいにある。
英語のリーダーであれば半年で15ページ程度の相違だが、学年後半になるとサイドリーダーなど、応用の範囲で大きな違いが出てくるという。当然学内テストでは、共通問題のほか、応用問題の部分がむずかしくなるわけだ。
学力別を取り入れたのは、東北大などに多数の合格者を出す同校でさえ、格差がありすぎるからである。高校入試段階で
数学の場合50点足らずで入学してくる生徒もおり「学力差に応じた授業を受けなければ、できる生徒は伸び悩み、できない生徒はますますできなくなるためだ」という。
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>あるじゃないか。隠すなよ。
学力別のクラス分けを管理教育などとは言わない。
それなら予備校は全部管理教育だし、
高校の理数科や
英語科も得意分野によるクラス分けだから管理教育になる。
昔二高が何か目新しいことを始めたとき、それが気にくわないから管理と言いたかっただけだろ。
一高卒には、二高のすることは何でもかんでも管理教育などと意味のないことを書く奴がいる。