先生によって差はありますが,全体的に授業の質はいいです。特にSZトップ・SUトップなら,ほとんどの教科で,質のいい授業を受けられます。優秀な先生の名前をここで勝手に出すことはできないのが残念ですが,元予備校講師で東大に何人も出してきた先生(現代文・
英語・
数学…),東大をはじめとした難関大学の受験指導に精通した先生(物理・化学・
数学・世界史・地理・
国語・
英語…),昔大学で教えて研究をしていた先生(化学),東大京大出身の先生(化学・
国語・
数学・世界史・公民…)などなど…SZトップ・SUトップだとそういった先生の授業を何人も受けられるチャンスがあります。もちろん,それ以外の先生も,ほとんどは授業がよく面倒見の良い先生です。たまに「ん?」ていう先生もいますが,ほんの数名です。まあ基本的にSZトップ・SUトップであればそんな先生が教科担当者になることはほぼないと思います。また私立なので常勤講師であれば契約解除をすることもできるので採用後数年でいなくなる先生は毎年何人かいます。そのため,担任を持っている先生は,契約解除されず教諭になれた先生ということです。また教科指導に専念するためにあえて非常勤をやっている先生もいます。
正直,こんな田舎の高校で,なんでこんなに素晴らしい授業が受けられるのかとびっくりしています。そんくらいすごい先生がいます。水城の生徒には正直勿体無いと思えるくらいです。「授業の復習をすれば,難関大には必ず合格できる」とよく言われますが,上記に挙げた優秀な先生の授業であればほんとうにそうだと思います。受からなかったとしたら,本人の勉強量が足りなかったのでしょう。ただ一部の先生はスパルタではあると思います。スパルタといっても,課題が多いのではなくて(量で伸ばすのは誰にでもできますからね),先生の言ったことができない,先生の言った通りに覚えるべきものを覚えていない,といった場合は,怒る先生もいます(当然ですが)。そういった生徒が多いクラスだと,次年度以降授業を持ってもらえない可能性があります。
また,水城には,有料(1回500円相当)の「ゼミ」が,放課後及び長期休みに開かれます。まあ入学したらわかると思うのでここで説明しなくてもいいかもしれませんが,基本的にここで大学受験に向けた演習が行われます。一部ゼミは,例えばSAコースの生徒でも国立大を志望する場合はSZコースと合同で行なったりする可能性もあります。全コース共通なのもあるし,コース関係なく志望大別のゼミも存在していました。特にSZとSUなら,1年生から2年生前期のうちは全部,2年生後期以降は自分の志望校などに合わせて,取捨選択しながら受けていくのが良いでしょう。3年生以降は本当にたくさんのゼミが開講されます。
水城の優秀な先生の授業は,水城公式YouTubeの「遠隔授業ダイジェスト」で見られます。(2は体育なので関係ないです。)2020年の遠隔の時期なので普段の授業とは違いますが,あの先生たちは各科目の中でも指導力に優れた先生だと思います。(もちろんここにいない先生が優秀ではないということではなく,ここに載っていない素晴らしい先生も山ほどいます。)
以下がそのURLになります。
https://m.youtube.com/watch?v=8BEr1EpDccI
なお,1SZ・2SZ理系・3SZ理系の
数学については,通常の
クラス編成ではなく,
数学のみの習熟度別の
クラス編成(例年3クラスなので今年もそうだと思われます)で授業が行われます。年に3〜4回程度クラス替えがあります。ぜひトップクラスを目指して頑張ってください。3SZ文系
数学は,旧帝大の記述
数学の力を養うクラスと,共通テスト対策のクラスに例年分かれます。それ以外のコース・科目でも,科目ごとに習熟度別の
クラス編成がなされる場合もあります。
また,授業以外の部分でも,「この時期までにこれをやれ」という勉強のプランを一人一人にあわせて立ててくれる先生,担任でもないのに年に何回も面談をしてくれる先生,長期休みの際はそれぞれ何をやったらいいか問題集名と一緒に示してくれる先生(全教科),大学合格後に大学の内容を教えてくれる先生,無料で特別補講(水城には有料の課外講座として「ゼミ」がありますがそれとは別に)を開いてくれる先生,生徒に英検を受けさせるために
英語科でもないのに英検準一級をとってしまう先生,総合的な受験指導をするためか,働きながら自分の専門以外の教科の免許も取得した先生など,いろんな先生がいました。特に個別の学習プランを立ててくれるのはありがたかったです。「俺が嫌なら,誰かそういう先生を一人は見つけろ」そう言われました。そのため私のクラスはそれぞれがそういった先生を一人見つけて,詳細に受験指導をしていただいていたとと思います(やる気のない生徒はやってないと思いますが)。また,喫煙所で常に生徒の進路や学力の話をしている先生もいるようです。そんなにどんな場面でも生徒のことを考えている先生はいないそうです。
水戸一は受けたことないのでわかりませんが,県立高校のため毎年普通に他校からの異動があるので,水戸一高に赴任したからといって,いい先生が揃っている訳ではないと思います。もちろん優秀な先生もいると思いますが,急にいなくなってしまうということもあり得ます。ただ私の理科の先生は「水戸一より確実に授業では勝ってる自信がある。あとはお前らがやるか次第」と言っていました。たしかにこれよりいい授業が想像できません。まあ,両方で授業を受けた人はいないでしょうから,単純に比較をすることはできませんね。ただ絶対評価として水城の授業の質はかなり良いと思います。
また,水城は,教員の数が各教科20人くらいいるので,自分の担当が(言っちゃあれですが)そこまでいい先生と思わなかった場合でも,他の優秀な先生に質問に行くことができます。何度も質問に行けば,顔も覚えてもらえると思うので,まるで教科担当者のように指導を仰ぐことができると思います。まあ,本来はよろしくないんでしょうけどね。ただ,自分のためには,優秀な先生をどんどん「使う」ことも大事だとは思います。実際そういう生徒は何人もいます。
水城の授業や先生についていこうという気があれば,水城で学力を伸ばすことは可能です。ぜひ水城の環境をどんどん利用して頑張ってください。教科指導力・進路指導力としては,学校のレベルに見合わないくらい大変素晴らしい先生がたくさんいる学校です。