浪人することは良くも悪くもないけれど、『浪人してでも、という気概に欠ける』ってのは違うと思います。
もしかして、大学時代を少し昔に経験された方ですか?
今の大学生は昔よりも在学してるだけでとてもコストがかかるんです。提出レポートはデータ提出なのでパソコンはもちろんネット環境は必須。大学の連絡事項から就職活動までスマホも必須。
学費も昔に比べると随分と上昇しています。物価も上昇していますが平均所得の上昇はそれを上回ってはいません。その上、留学の必要性が高まり、長期留学で留年する学生も増えてきています。つまり、
学費も更にかさむわけです。その上昔のように出欠は甘くありません。毎回、電子カード等で授業の出欠がデータ管理されるので浪人してお金使ったために生活が苦しいからバイトをその分増やしたが、たまに授業と重なる、なんてことになったら出欠の時点で単位を落とします。
単位を落として留年したら、また
学費も更にかさむわけです。
浪人して翌年合格しても経済的に途方にくれるより、留学したりする方が良くないですか?
浪人って、そんなに気軽に人に勧めるものじゃありませんよ。
私の意見ですが、端的に言わせてもらいますと東大あるいは旧帝進学は難しいと言わざるを得ません。その理由を説明いたします。
一つ目の理由、個々の先生の授業のレベルに差があるということです。二高は一応進学校扱いされています。進学高の
定義とは予備校、塾に通わなくてもある程度の大学には高確率で進学できるというものです。ということは授業のレベルも全体的に高いというのは自明の理ですよね?だがしかし、二高はこの定義から外れております。確かに授業のレベルが高いと賞賛される先生もいますが、その数が少なすぎます。よって生徒にとったらいい先生が担当となるのはまさに博打状態ということです。
二つ目の理由、無謀な課題量です。ここでは例として
数学を挙げさせてもらいます。3年間
数学では青チャート+もう一つの参考書(年によって違うもの)が渡されます。そもそも受験界では一つの参考書をやりこみ、それで物足りなくなったら演習物に入るのが鉄則になっております。そう矛盾が起きているのです。ここで「それがやるべきことじゃないの?」と疑問視されたあなたに一言、「そんな事できるやつは一高にいくに決まってんだろ、自分の身にあったものをやれ。地頭はよくないんだからよ。」と言っておきます。
三つ目の理由、受験にとって悪環境ということです。よくこの掲示板では環境がいい!と言われる方がおりますが、それはあくまで普段の生活が快適であるということをお忘れにならないでください。夏冬のエアコンは最高です。家に帰りたくなくなります。しかし、受験のこととなるとそうはいきません。在校生の中で真面目に受験に考えてる人がいないのです、もしかしたらいるかもしれませんが、実行に移せていない人が大半です。3年後半になると推薦の人らが合格します。その人らの存在もあることによって精神的に鍛えられてない二高生は妥協してよくわからない大学に進学するのです。中間層が中間層を育てる。これは東大の方の言葉です。よく似合いますね笑
まだまだ詳細なことを書き込みたいですが割愛させていただきます。この3つの理由より進学には不向きなことお分りいただけたとおもいます。
P.S. この学校の進学実績の国立上位校の数はこの学校の実力だと思わないことです。大半が推薦であり、成績が良くなくてもいい子ちゃんが進学しています。もちろん頭がクソいいやつもいます。その人とは仲良くすることです。勉強教えてもらってください。
塾はなるべく行った方がいいです。高確率でいい先生から外れます。
息子曰く東大受験には倫理社会の単位も必要らしいのですが、二高にはその単位を取る事が出来ない(先生がいない)とのことでした。旧帝大が良いのなら一高をお薦めします。また、旧帝大にこだわらず各大学の就職率、就職実績を調べると違う視点から大学を選ぶことができますよ!