それが「学習の意欲意欲・態度」ですね。他の評価項目は基本的にテストの設問ごとの到達度評価です。この各評定項目ごとの平均点をどの程度に想定してテストを作るか?また、授業を通していかに理解を上げて行くのかが教師のスキルです。極端なでは合計点は同じでも、評定項目ごとの差が激しいと損になることもあります。
内申はテストの合計点だけでは判断できない部分があります。あくまで例ですが、
英語の評定項目が以下の4つだったとします。
1:読む 25点
2:書く 25点
3:聞く 25点
4:話す 25点
テストで生徒2人の内訳が以下のとおりだったとします。
生徒1 1:20点 2:20点 3:20 4:20
生徒2 1:25点 2:25点 3:19 4:19
各評定項目で20点以上がA評価とすると
生徒1は合計80点、Aが4つで通知表は5になります。
生徒2は合計88点ですが、Aが2つ、Bが2つで通知表は4になってしまいます。合計点から見ると通知表は逆転します。バランスよく勉強することが重要です。大学受験や英検でもこのバランスに注目した改革が実施(検討)されていますね。
また、同様に5科目の間でもバランスが重要です。5科目とも90点で合計450であればオール5、4科目100点で1科目だけ70点なら470点ですが、オール5はもらえません。高校受験だけを考えれば、バランスが重要です。ただ、大学受験までを見越せば、文系と理系が分かれますし、得意科目をどんどん伸ばすこともメリット大です。中学生で英検で準2級以上を取得するのもそのためですね。