1.学習の指針を与えてくれる
教科書や資料集をパラパラ見ても知の海の真ん中で溺れるだけで、どう泳ぐかどちらへ進んでいいか途方に暮れてしまう。そんな状況で指針を与えてくれるのが
過去問である。
問題を解こうとすることで、自分にどういう知識が不足しているのか、習った知識をどう使えばよいかがわかってくる。繰り返し出題されるところ、あまり出題されないところでメリハリのある学習ができる。
知を水にたとえるなら、問いは水にかたちを与える器である。
2.公立高校入試問題の場合、基本的に良問である
バランスが取れていて教育的な出題が原則。いたずらな難問やただ煩雑(はんざつ)なだけの設定の問題・奇問などはほとんどない。解くことで盲点や気付きを与えてくれたり、事実として面白い結果が得られたりする。
3.
過去問は5〜6年分解くとよい
解けるだけ解いたもの勝ちとも言えるが、大体5〜6年分解くとおおむねどの分野の問題も演習でき穴が無くなる。
とてもわかりやすいお話をありがとうございました。後少しお聞きしてもよろしいですか?卒業生の方は
過去問に取り組んでみて、実際の入試でどんなところに生きましたか。自分の友達の中には、入試は
過去問と同じ問題が出るわけじゃないから…という友達もいます。自分は10年分を2回解くつもりで、残り1か月頑張っていきたいと思います。
時間配分と解くべき問題の見分けがつくことだろうか。確かに本番では過去のいずれの年よりも難しく感じることが多いが、それでもこれは落としちゃいけないとかこれは後回しでもいいなとか勘が働きやすい。経験による勘というか。
あとは、最近この分野が出ていないから今年は出るかもという逆張りした科目もあった。うろ覚えだけど社会だったか理科だったか。
国語の読解や
数学の最後の方の問題は思考に慣れるという意味だけでも取り組む価値はあると思う。労力がかかることや必ずしも解き切れるものではないと心の準備もしていたので本番でもさほど乱れず、結果解答欄は埋められたし。
>入試は
過去問と同じ問題が出るわけじゃないから…
これもよくある考え方だが、そりゃ一言一句同じ問題は出ない。当たり前。
ただ見てくれは違えども結局解いてみたら同じテーマを別の角度で捉えていたりそういうのが多い。
過去問と同じ問題は出ない、っていう人間は偏見かもしれんが問題解いて答え見て終わりって感じで勉強が雑なタイプだと思う。本当はその後、問題を検証したりその周辺の知識を一度総復習したり類題を解いてみたり。一つの問題から連想して知識を深めたり考え方の幅を広げたりできる、そういう人間が一を聞いて十を知るタイプだと思う。
10年分はすごいですね。二回で全問クリアなら、なおすごい❗大学入試、国家試験でも全て
過去問クリアが大切ですね。私の記憶が正しければ、息子の受験では
数学最終問題が、6年前の類似が含んでいた。後で聞けば息子は正解に至らず、宇高の受験者でも難問だったようです。それでも5年分しっかりやれば、合格できたわけですね。要は時間内に解く、ミスを無くす、苦手を見直す等の練習も兼ねて、
過去問を何度も繰り返す事が大切です。「やったことあった。でも、また間違えた。又は、時間がたりなかった。」このような事が無いように繰り返し練習するのです。この先、あなたは沢山の
過去問のお世話になると思いますね。最初の
過去問で、石橋高校合格まで頑張って下さい!