> 入学時にはかなり
偏差値が高かった学年だったのに勿体ないです
→著名な大学の進学実績はその学校の上澄みが出した結果です。一方、
偏差値はあくまで合格するかしないかのライン。多少、
偏差値が上がろうと宇高や宇女が近所にある以上は最上位のレベルはそれほど変わりませんよ。
> 石橋もそうだが栃高も含め高校入学後に伸びない傾向はある
→一般の大学入試
偏差値は母集団が大学受験生に限られるため
偏差値が低く出ます。この大学入試
偏差値を
高校入試偏差値のように母集団を同年齢全体に置き換えてみます。(浪人は考えないものとします)
旧帝一工国医プラス早慶や医大など私立上位合格者の人数を定員などを考慮して考えると4万人ぐらいかと思います。
一方、昨今の18歳ぐらいの人口は総務省統計局のデータからおよそ115万人ほど。
割合としては3.5%で
偏差値に直すと68ぐらいです。
このグループの底辺で東北大非医あたりなので、
高校入試偏差値で68ぐらいで東北大の合格率は半々というところでしょう。
(受験ではもう一回試験やり直すとけっこうな割合で合格者が入れ替わると言われてますので)
もちろん実際の
高校入試の結果は中間発表のようなものなので次の三年間で順位が大幅に入れ替わることもよくあります。が、宇高の合格実績と比べてみてもそれほど的外れではない推計と思います。
栃高や石高の合格者の平均
偏差値からすれば、それほど伸びていないわけではないと思います。
最上位の出した実績に目を奪われて全体への期待値が過ぎるのではないか、というのが私の意見です。
> 今年の宇高は東大20人?ほど合格しそうだからゼロと言うのはいただけない気がする
→宇高は県内最上位が集まりやすい学校なので、二番手以下の他校と東大合格者数を比較するのはあんまりかな、と思ってしまいます。
東大もそうですけど、トップの学校が一番上と下の差が激しいです。東大の合格者の点数なんかは、理一あたりは大まかに最低点320点、平均点340点です。そして最高点はというと450点以上です。これでも近年は低いぐらいでちょっと前は490点以上でした。
仮に宇高の定員を半分にして新たに定員140人ほどの第二宇高を作ります。そして第二宇高を格上に仕立てるあからさまなキャンペーンをしたとすると、たぶん
偏差値は宇高はそれまでと変わらず第二宇高は
偏差値70ぐらいになるんじゃないかと思います。そして東大合格者数比は10:10にはおそらくなりません。4:16あたりになると思います。
そして大学受験はたとえ一点差でも合格不合格と結果は天地の差です。学力としてはわずかな差でも結果は大きく違うように見えます。また、正規分布曲線を見ればわかりますが、受かるか受からないかのレベルにおいてはわずかな学力の向上で合格する確率は指数関数的に上昇します。
> 部活動などの活躍も劣ってる。 宇高の方が運動部の実績があって進学実績も遥かに高いのはなぜ?
→それはよくわかりませんが、適度な運動は勉強にもいい影響を与えると思いますよ。何かの雑誌で高収入を得る人はジョギングや筋トレが好きという記事も見ましたし、私も考えに煮詰まると軽く体を動かします。宇高生は感覚的にそういうのを知っているのかも。
あとは負けず嫌いだったり、勉強しか出来ないというのはカッコ悪いという校風なのかもしれませんし。
栃高もよくわかりませんが、石高に関してはスポーツで勝てないのはしょうがない、自分たちなりに一所懸命にやればいいと雰囲気ではないかと思います。まあ私は運動部に参加していなかったので外部からの印象ですけど。
> 塾を批判してみたりなどして学校の勉強でも何とかなるという幻想が強く
私も石高に入学した直後は塾なんて…という話があった気がします。ただ批判というよりはまず授業が基本、と捉えていました。あからさまな批判はいただけませんね。高校生だとまだまだ先生の意見を素直に聞いてしまいますし悪影響だと思います。
自分の目指すレベルによっては学校の勉強プラスαでやらなくてはいけないこともあります。決して授業や基本を軽視しろというわけではありません。また、受験勉強さえすればよいという態度で、学校の行う広い意味での教育や行事を軽視しろという意味でもありません。受験に関係のないことは勉強しないというのでは薄っぺらな人間にもなりえますから。
>
高校入試偏差値で68ぐらいで東北大の合格率は半々というところでしょう
→すいません、中学入試のことを考慮するのをすっかり忘れていました。中学受験の参加人数をおよそ10万人、そのうち上位二割ほどがこのグループで競合すると考えられます。(中学受験
偏差値より推計)
母集団は115万−10万=105万人
人数は4万−10万×0.2=2万人
割合は1.9%となり
高校入試偏差値でおよそ70.7
宇高でそれ以上取っている生徒が35%とすると約100人。浪人を含め最終的に東北大35名、東大15名、国医15名、京大一工と国立落ち早慶等へ数十名進学したとするとこれぐらいになりますかね。
見直しついでに東大京大国医の目安も計算しました。
まず挑戦圏は定員数の1.5倍にあたる順位以内。これは当落線上にあった者、これらの大学に匹敵する実力を持ちながら他大へ進学した者も考慮しています。およそ2万人。
また、以前東大新聞の出身校調査で国私立中高一貫出身が6割程度だった記憶があるので、
高校入試での目安は2万×0.4=8000人
これらの大学への挑戦圏レベルを高校
偏差値に換算すると、割合0.76%から74.2以上
また合格圏レベルは定員数×1.0倍の1.2万人。その4割は4800人。割合にして4.6%、
高校入試偏差値での目安は76.0以上。灘や筑駒、開成の
高校入試偏差値がこれぐらいですから、推計としてはまあまあでしょうか。
> 割合は1.9%となり
高校入試偏差値でおよそ70.7 宇高でそれ以上取っている生徒が35%とすると約100人
→ちょっと少なすぎる気がしますね。もう一度考え直します。
県内中学校卒業生全体の人数はおよそ2万人。
偏差値70.7以上は約400人。その400人のうち、学区トップ校、私立上位コース、中高一貫校に分散しているのを除き、宇高宇女に7割いるとすると280人。
280人のうち、宇高にはその半数以上の生徒が在籍していそうなのでおよそ160人。なので割合は35%改め60%近く。このラインで東北大非医以上合格率50%なので期待値は80人。
発言内容にメスを入れるのはこれを最後にしたいですorz