翔陽に限らず、多部制の学校さんは福祉科目に力を入れていることが多いです。先述したように、不登校や保健室登校だったお子さんが社会に出るために、福祉関係の技術は身につけやすく、就職も進学(この場合専門学校)も多くあり安定していますし、保護者や地域から安心感も得られるという高校側の配慮です。そういった様子で、一般的な4大進学者が少ない理由はお分かりになったと思います。ただレアケースで、前年度はGMarch(学習院、青学など)進学者が3名いたようです。これは中学時代不登校ながら、学力がとても高かった人が高校で頑張ったのだと思います。
立地的に埼京線沿線がお近いのですね。宮商基準で東武線沿線と勘違いしていましたm(_ _)m
諸々の希望をお聞きした限りで、客観的、個人的なご意見をまとめますね。結構失礼なことも書いてしまいますが、お許しください。
商業科を志望する大半の方が、就職を前提で入学します。学校側、教員側も就職先のあっせん、商業系の専門進学には自信があり信頼がおけるでしょう。ただ4大進学となるとサポート体制は乏しいと思われます。そして正直な所、相応の学力が必要です。恐らく予備校通学が必要になります。その場合、日々追われる検定取得と、予備校通いが平行できるかという点で、現実的にはかなり厳しいと思われます。大卒と言えどいわゆるFラン卒だと、就職で相当苦労するでしょう。だったら宮商高卒で就職しておけば良かった、ということになりかねません。
翔陽においては先述した通り、不登校などを経験した人と、欠席が少なく中学生活を送られていた質問者さんとで、肌が合うかが心配なところです。中学時代大変な思いをし、翔陽で頑張り進学に成功した人もいますが、一方でやはり通学が辛くなり退学者が一定数いるのも事実です。その中で他者を気にすることなく、信念を持つことができる自信があるならば、現在の学力、学区も踏まえ質問者さんに適するのではと感じました。
最後に、本当に個人的な意見ですが、大学に行くために進学率などで高校を選ぶ人と、高校そのものの魅力を重視して選ぶ人とでは、根本から方向性が違います。どちらも備わっている学校さんは、
偏差値が60以上あり本人の学力も伴うことが前提になってきます。もしまだ他校を検討する余地があるのでしたら、私立ですが浦和実業の商業科はいかがと思いました。浦和大学が併設していますし、指定校推薦枠も多いです。設備、サポート体制が万全か断言はできませんが、私立ですから公立高校よりは整っています。
学費は国、県の補助金が利用でき意外にも少額で済みます。実費ではハワイの研修費用がかかるのと、残念な点が制服は可愛くありませんσ(^_^;)それでも質問者さんの理想には一番近い気がします。
浦和大学について補足です。浦和大学は福祉関係の大学です。目指せる資格は介護福祉士、幼稚園教諭、保育士などです。質問者さんの方向性的には違うと思いますので、あくまでも参考までに。
質問者さんが充実した高校生活が送れることを願っています。
質問者さんのように、現時点で進路が明確だと受験体制がつくりやすく、とても良いと思います。大学については、浦実→浦大はそんなに大変ではないです。ただ今の時点では浦大＝福祉系は質問者さんの希望には添わないと思いますから、ゆくゆく興味がわいたら、選択肢の一つとしたら良いかと思います。他の一般的な大学は、高校の進路指導体制や指定校枠数、第一にその時の本人の学力によりますが、今から意識しておいても良いと思います。ますます将来が楽しみになりますよ。
それでは、受験頑張ってくださいね。応援しています(^^)
