30年近く前の浦高卒業生です。
当時は1学年に500人近くいて成績は下の方の5%に入っていましたが、それでも現役で東北大の工学部に合格しました。
浦高に合格して喜んでいたものの、1年生の初めからまったく付いてゆけずあっという間に落ちこぼれに...
さすがにまずいと思い高校2年になって1年生の分からやり直してみることにしました。
数学、物理、化学は学校でもらった問題集を繰り返し解きました。
英語は英文法が大事だと気が付いて、学校でもらった解説書を読んだり、基本的な問題集を解きました。
また授業の前にあらかじめ訳していって、授業中に添削してみるとかしていました。
高校3年のときにも同じことを続けました。
数学はクリアー、物理、化学は重要問題集という学校でもらった問題集を3回くらい解いてました。
高校3年の春に東北大学の赤本を解いてみたのですが、担任の先生に6割を超えれば受かると言われました。
これを当時の自分は4割くらい取れなくても受かると解釈しました。
「大学に合格する」とは「本番の試験で
合格最低点以上を取ること」と割り切り、最初から1/3捨ててかかれば何とかなるかも、と作戦を立てました。
過去問題でどの分野から何問出題されるかは分かるので、有機化学と確率統計を最初から捨てて残りの分野に集中しました。
模試のE判定にもめげず、この作戦を1年間貫いてまんまと合格しました。本番の試験で有機化学と確率統計の問題は作戦通りほぼ白紙です。
ちなみに東北大の入試に特化していたからか早稲田の理工学部は落ちました。
30年前と現在では受験の様子もずいぶん違うと思いますが、こういう事例もあるわけです。
まとめると、以下のような感じです。
・早い段階で基礎的なことをしっかり練習する
・学校でくれた問題集を馬鹿にしない
・学校の成績と受験の結果は別物
・受験には作戦が必要
・的を絞る
数学実力テストが1桁(もちろん点数)だった自分としては、学校の成績と大学受験の結果は別物という先輩の体験に望みをかけて生きていきます。初めてテストで1桁(もちろん点数)とってしまったんで頭抱えてたところでした。
自分の書き込みに反応があるとは!
当時の自分も高校の
数学は訳が分かりませんでした。
「aが3以上の時は〇〇」というような場合分けをしたりしますが、何でそんなことをするのか分かりませんでした。
教科書に載っている定義をよく理解する。ちゃんとした解説付きの基本的な問題集を3回くらいやる。
そうすると考え方やポイントが分かってきます。
自分は何が分からなくて、どうすれば分かるようになるのか。
そういう訓練は
数学に限らず色々役に立つと思います。
学校の成績と受験の結果は別物な面はあるのですが、最低ギリギリの水準に達していなければ、いくら作戦を工夫しても受かりません。
そこを勘違いしてはダメです。