でも、女子だからといって男子より評定を甘くつけてもらえるわけじゃないし、女子校なら早慶の指定校推薦を狙うライバルも多いと思うので、それはそれで大変かも。男子は、国立残念で早慶へのパターンだけじゃなく、あまり真面目に勉強してなくて国立は無理で部活引退から地頭と体力で追い上げて早慶、みたいなパターンもよく聞きます。女子は体力的にどうしても男子と同じようにいかないこともあります。
私立大の指定校の評定基準は各高校の進学レベルで決まります。
進学レベルは現浪関係なく、卒業生が平均してどのランクの大学に進学したか、というもの。
大学のランクは1〜19まであり、全卒業生の平均で高校進学レベルが決まります。高校進学レベルは予備校の調査を大学の入試担当が購入している資料です。蛇足ですが、実は入学
偏差値とは大きな隔たりがあります。
埼玉県では本庄早稲田と慶応志木がレベル1、公立では県立浦和以外にレベル1はありません。それでは早慶が浦和を付属校と同等に扱って評定3.0程度で指定校推薦を出しているかというと、決してそうではありません。
また、指定校の評定基準は毎年見直されるうえ、学部学科ごとに細かく分かれているので、一概に早慶は4.0以上だ、などの議論は無意味です。
浦和から早慶の推薦をどれくらい使うかどうかは、本人が黙っているケースが多く、在校生でも卒業生でも実際には分かりません。
早慶を一般入試以外の方法で入りたいのであれば、附属高校から受験するのが一番。
あるいは、進学コースなど成績別クラスを持ち、
偏差値68くらいの私立高に行って上位を目指し、かつ勉強に差し支えない緩い部活動の部長になり、皆勤で学校に通い、受験用の
英語の勉強ではなくTOEIC800点や英検準一級を取るという方法が最も効率が良いはずです。