今年の入試では合格し入学した人の人数が募集人員に届かず、ちょうど来年の募集人員くらいだったのです。中学3年生の人数は全体的に減っていますから、定員割れしてもおかしくはないかな。
全日制の募集人員が前年度比760人減のところ、来年3月の中学卒業予定者数がそれよりも多い1077人減です。全日制の他に定時制でも2240人の募集があり、全体的に定員割れがあってもおかしくはないと思われます。
県全体ではなく、さいたま市の人口の動向はどうなのかと思う向きもあるでしょうが、岩槻北陵高校は合格が比較的容易だと思われているせいか、県内のかなり遠方からも通学者がいます。受験者は通学可能な県内全域に渡ると言えるでしょう。
私はやはり来年の入試は定員割れしそうだと思います。
学習に困難を抱えている人が多い実態を考えれば、入学者が定員に満たなくてもよいくらいです。クラスごと少人数の学習がやりやすくなるからです。
定員割れがすでに何年も続いてきたので、統廃合の候補校に他の数校とともに少し前から挙がってはいます。
生徒数がある程度少なくなると、学校本来の活動に支障が出ると言われますが、学習面では少人
数学習が可能になり、プラスの効果も期待できます。部員数が少なくなると活動に支障が出るという部活動ですが、私は全校で一つの運動部または
文化部を編成することを提案したい。
文化部は少人数でも活動可能なことが少なくありません。文化祭の時期はそのときだけの調理部やまんが部、科学研究部や華道部や茶道部があってもいい。できれば料理や写真など、対外的にコンクールに応募して賞をとり、県内外の注目を集めます。小規模校でも改めて可能性が注目されるでしょう。
運動部はオフで他の種目をやるくらいですから、複数の部を多くの生徒が持ち回りでいい。
陸上部のような基本個人競技なのは個人でも戦績をあげやすいでしょう。登録の問題があるのでしょうか。そこは検討してほしい。
何よりよいことは一人の生徒が複数の部を経験でき、負けたと言って落ち込んでいなくてよいことです。