先日、夫婦で、○十年ぶりに母校を訪問した。学校の校門の周りには、コンビニ等の店も無い。また、川越市が運営する巡回バスも朝夕の通学時間帯には、校門の前にはほとんど停車しないようで、川越駅から30分という不便な状況は同じだったが、高校生ならしかたがない。また、校舎の建物も昭和56年以前建築の旧耐震建築物で、大地震時の安全性には、心理的な不安が残るが、まぁ、大丈夫だろう。
私の妻は「学校見学した早慶の付属高校に較べれば、都立高校の建物だって、相当に古めかしいわ。でも、
授業料が安いんだから、これで十分だし、都立高校には、もっとボロボロの建物の高校があるわ」と言う。しかし「春日部高校は、駅から1分で、校舎は平成11年建築なので、(夫には悪いが)春日部高校がオススメだわ」と言う。
私は、技術系(理系)の仕事をしていて、春日部高校の情報を得られる春日部高校出身の会社の同僚はいない。ところで、最新の川高の同窓会報を見ると、川高では、グローバル(地球的規模)の人材の育成を強調していた。しかし、川高は、市町村長レベルの人材を育成すれば十分だ。無理な背伸びをして、勉強の指導がおろそかになり、浪人がさらに増えないか、心配である。したがって、ごく平凡な保護者の「息子には難関大学に現役で合格してほしい」という立場にたって、春日部高校をオススメとしたい。
2018年春の東大合格実績は川越高校は1人でしたが、春日部高校は6人でした。両高校とも入学時点の
偏差値は大差がないですから、入学時点の学力より低いランクの大学に進学させてしまう、いわば【転落型】の校風の高校もあれば、高いランクの大学に進学させてくれる【上昇型】の校風の高校があることがわかります。ところで、難関大学を目指す中学生と保護者にとっては、合格実績(数字)という客観的データが何よりも高校選択に際しての判断材料になります。また、日本の高校は、いったん入学したら簡単には転校はできません。したがって、春日部高校がオススメというのが常識的な結論になると思います。