高等学校の「
偏差値」というものは正直当てになりません(少なくとも獨玉の
偏差値は当てにならないと言えると自分は考えます)。自分の考えを申し上げさせて頂きますと、個々の高等学校の学習状況及び進路状況について数値上の優劣をつけるならば
偏差値よりも大学等への進学実績に重きを置く方が良いかと感じ得ます。一つ理由を申し上げるとすれば、
偏差値に焦点を当てた場合に、それが高い数値を示している高等学校よりも低い数値を示している高等学校の方が進学実績が良いという例が少なからず見受けられるからでございます。これは
偏差値という数値が、高等学校の在学生ではなく入学当初の学生の入試における学力的レベルを表したものであるが故に、高等学校それぞれの例えば進路指導等による大学等への進学実績など、実際の在学生の学力的レベルが考慮されておらず、いわば入り口から出口に向かって坂になっている、もしくは右肩下がりになっている現状を持ち合わせている高等学校の存在を極論すれば無くした上での数値になってしまっているという仕組上の問題を抱えてしまっている為でございます(但しそもそも
偏差値というのは受験生への学校選択の一つの指標として設けられたものであるが故に在学生の学力的レベルいわば進路状況というものを考慮する必要性は無かった筈であるが、昔よりも遥かに学歴史上主義が露呈した昨今(然し乍らこちらも徐々に改善され学生一人一人に焦点を当てた評価を取り入れる動きが盛んに起こっているのもこれ又事実)では
偏差値そのものの地位が上昇していることからより必要性が増したとここでは考慮する)。そこで個々の高等学校の進路状況に焦点を当てて獨玉の学力状況における数値上の優劣を考えてみると、確実に(文科省等の大幅な大学受験に関する改革の影響も考え得るが)獨玉の進学実績は下降傾向にあることから、余り数値上は良くない現況であると考えられます。又、強いて言うなら獨玉の
偏差値は下がっております。