あと、もし普通の大学に行けるなら大体
偏差値はどれくらいでしょうか?公立より授業が緩いと聞いたのでやはり一般入試は難しいのでしょうか?
その通りですね。専門教科の勉強で3年生になっても受験勉強に専念できません。
一般受験なら
偏差値40台前半ではないかと思います・・・
理由を考えてみれば分かると思いますが、大学受験の
偏差値50って高いんですよ。
筑坂はカリキュラム上推薦AOでの進学校を目指してきているので、一般で大学進学する方は少数派なのは確かですが、同じ一般でも現役で難関の国際教養大に進学する方、浪人して中堅私大に進学する方など本当に様々です。
※筑坂の推薦進学は公募が主体で、国公立大をはじめ有名大を受験する場合には、一般入試同様の厳しい競争があったことも理解しておいた方が良いです。
あまり推薦進学などに良いイメージを持たれていないようですが、せっかくSGHの筑坂に興味を持たれたならもっと広い視野を持たれた方が良いかと思います。
欧米の高校生は日本でいうところのAO推薦がメインで(アメリカは日本とは方式が違いますがAOのみ)日本式の一般入試や駿台みたいな
模試受けたら名門校の生徒でもお手上げというくらい国内外では入試の傾向が違います。
逆に日本の受験名門校の生徒が欧米の入試を受けた場合、口頭試問にお手上げ状態になるのは必至です。
日本の大学受験自体が経済界からの要望もあって欧米寄りの方向に変わって行くことが予定されていますから、これまでのことよりもこれからのことを考えた方が良いですよ。
SGH指定以降の筑坂は実践的な語学力の向上が学校のポリシーとなっており、筑波大SGH指定校入試や附属推薦基準の導入の予定をはじめとして、有名私大の指定校推薦枠は増加傾向、SGUを中心とする有名大が概ねSGH指定校向けの入試(センター試験の有無など各校で違いは有りますが)を充実させていくことが予定されています。(2016年度入試においてはSGH指定校公募推薦を実施する関西学院大、昭和女子大、法政大のグローバル体験入試、学習院大の国際社会科学部のAO公募推薦などなど)
更に立教大をはじめ
英語4技能試験(概ね英検2級準1級レベル取得による
英語試験免除など)を一般入試に導入する有名私大も増えてくるので、これからは筑坂だからといってSGH向きの入試に限らず、私大においては一般入試であっても、自身の学力とかけ離れた分不相応な高望みさえしなければ(自主的な大学別の対策は必要ですが)筑坂での
英語や論文に真剣に取り組めば、少なくとも国際系、人文社会系など筑坂の専門教科と関連した学部の入試においては、不利な状況では無くなっていきます。
特にSGクラスは
英語での論文執筆がゴールで、これからの論述力中心の新しい大学入試に対応することになるSGH指定校のアドバンテージを活かせるクラスとなっていくことが期待されますから、本年度以降の筑坂は新しい学校として生まれ変わっていくものと考えた方が良いでしょうね。