効率よく勉強しいようとよく言われるけど、それは上級者向けのアドバイスかもしれない。千葉高生とはいえども、ごく一部のトップ層以外ははじめから効率ばかり求めると、各自高い目標があるがゆえに途中で挫折する可能性も高い。
ならばいっそ開き直って、効率度外視でだらだらと一日中勉強し続けるスタイルをはじめに試してみるのはいかがだろうか?1時間勉強したら10分休憩とか、ちょくちょく休憩を挟むようにしようとか言われることが多いけれども、休憩を挟むうちに勉強に戻れなくなるリスクを負うくらいならば、明確な休憩はなくしてみよう。だらだら休憩をとることなく勉強し続けるというスタイルで圧倒的な量をこなすことから始めるのも一考の価値があるのでは?。
勉強の質や効率なんてものは、基本的な勉強体力がついてから考えるべきだと思う。例えば、朝起きてご飯を食べながら
英単語を復習して、通学時間を使って授業の予習・復習や暗記ものをやり、学校では時に授業中に内職しつつ、主要科目の基礎理解を深めることに専念。昼食時だけはリラックスしつつ、少し昼寝したりして体力回復を図る。放課後は部活などで気分転換しつつ(運動部なら適度に体を動かしておいて、その日の睡眠の質向上を図る笑)、そして帰宅後は本格的な勉強を開始する。
英語の文法をおさらいしつつ読解の演習、
数学は網羅系を消化しつつ徐々に実践的な問題集にシフト、社会科目は教科書・資料集・市販の講義本・受験用問題集を併用しながら早期に全体像を掴んでしまう。理科も同じ。夕飯を食べながら寝るまでの勉強計画を練り直して、食後はまた勉強。風呂ではまた単語の暗記などをしいつつ、疲れてきたら寝っ転がりながら社会科目のお勉強。トイレに行ったらまた単語を思いだしつつ用を足し、眠くなりそうなら部屋中をぐるぐると歩き回りながらその日学んだことを思い出してみる。そして寝る直前には再び暗記もの。
毎日、前日までに学んだことを必ず復習して定着させるサイクルを繰り返す。例えば
数学の網羅系問題集を勉強するときは、1日目例題1−5、2日目例題1−10、3日目例題1−15、4日目例題1−20、5日目例題1−25、6日目例題1−25、7日目例題1−25、8日目例題26−30、...、12日目26ー50、13日目例題1ー50、14日目例題1−50みたいな感じで復習を徹底する。復習する時に必ずしも紙に書く必要はない、回答の方針を説明できることが重要。もちろん必要と思ったら紙に書いて自力で答案を作ってみることもやってみる。このサイクルで勉強していけば、その問題集を1周終える頃には、実際には全ての問題を何周もして理解が深まっていることだろう。最初は時間がかかるように思えるが、毎日復習していると次第に1問にかかる時間は逓減していく。なのである意味効率的な勉強法でもある。
数学に限らず復習を徹底していくこの勉強スタイルはおすすめだ。こんな感じで平日6時間(内職を合わせればそれ以上)休日10時間以上取り組んでいけばまったく進歩がないということはありえないでしょう。
もちろん勉強が進んできて勉強体力もついてきたら、より効率を追求して無駄をはぶいていく。定期的にわからない問題などに集中して取り組む時間を作ったり、友人同士で教えあったり、先生に添削してもらったり、科目によっては塾の講座をとってみたり、いろいろと試してみるのもよかろう。あなたの目標と現状に合わせて、勉強のやり方も少しずつアップデートしていこう。
あなたの周りにも東大
模試でA判定とかとっている人がいると思うけれども、それはこれまでの積み重ねがあってのもの。実際に合格できるかは別として、合格できるかもしれないという段階までなら多くの千葉高生が達成可能なポテンシャルを秘めていると思う。あなたも(最初はだらだらとでもいいから)たくさん勉強して自分のポテンシャルを実際に発揮できるという喜びを味わってみてください。
それから、日々の生活リズムを一定にして、夜更かしをしないこと。11時くらいには寝るようにすると良いでしょう。必要な睡眠時間は個人差もあるようですが通常7時間程度の睡眠を確保するとよいでしょう。