1.学校だけでは合格が難しいか?
→自分で勉強する時間を持たなければ、学校で学んだことすら身につかない
→学校で学ぶ基礎すら身についていない
→合格は難しい
2.予備校は入らないといけないか?
→合格のための必要条件ではない
→合格のためには「基礎学力の養成」+「受験対策(演習中心)」が必要
→「基礎学力の養成」=学校の授業及び教科書でカバーされていることを人に説明できるレベルで身につけるということ
→予備校に行くだけでは以上の条件を満たしたことにはならない(予備校の使い方による)
以下、千葉高生に向けて→
千葉高生が目指す大学は東大・京大・東工大・一橋・医学部・早慶など一般に大学受験の最高レベルに位置づけられる学校ばかりです。合格のためには、確かな基礎学力を身につけた上で、各種対策が必要となります。
トップレベルの中高一貫私立勢は授業の進度も早く、受験年度には受験対策のための演習中心の授業もあるでしょう。対して、千葉高は公立ですので授業進度は遅いですし、直接的な受験対策も私立ほどには期待できません。これは大きなデメリットです。
実際、このことを認識している内部の学生も多いと思います。しかし、この事実を認識していても、現役で不合格になる例は多いのです。なぜでしょうか?
考えられる要因はいくつもあると思いますが、個人的には、必要なことを取捨選択し、その選びぬいたものに集中するという基本的なマネージメントができていない子が多いのではないかと思うのです。
確かに、私立組とのギャップを埋めるべく予備校に通い始める生徒も多いのですが、むしろ予備校の利用の仕方に問題がある場合もあります。千葉高の授業は進度こそ遅いですが、
英語や
数学の基礎的な内容はしっかりとカバーできるようにカリキュラムは組まれているはずです。にも関わらず、基礎が身についていない子が思った以上に多い気がします。そういう子が予備校に通ったりしているのですが、はっきり言って無駄です。
千葉高に合格するポテンシャルがあるのなら、予備校に通っている時間を授業の予習復習に使えば基礎を身に付けることは容易なはずです。高校1年生は授業を中心に
英語と
数学の基礎を身につけ、できればセンターレベルで8割9割取れるだけの基礎を高校2年の冬(受験1年前)までに身につけておきましょう。それができた人は充実した受験生活が送れるはずです。予備校の利用は、基礎を身につけた人が、より具体的な目的意識をもって、利用した方が効果が高いと思われます。
千葉高から現役で最難関大学に合格したいのなら、勉強の自己マネージメントをうまくできるように訓練して下さい。時間は有限です。うまい時間の使い方をしましょう。(とは言え、高校1年生でこれができる人は千葉高生といえども稀なので、周りと相談しながら)