去年日大に受かった人は3年次のテスト順位で120位でした。逆に順位一桁だったある人は今浪人しています。つまり、定期テストの順位と合格する大学の間に相関関係はありません。どれだけ受験の対策をするかによって、上の大学に行くのかそうでないところに行くのか決まります。
学校の定期テスト➡6〜9科目➡狭い範囲を多い科目でこなす
私立大学の一般受験➡3科目➡広い範囲を少ない科目でこなす
と、いう具合に、そもそも受験用の勉強の仕方と定期テスト用の勉強の仕方は全くの別物だという事を念頭においていただきたい。
私が前述した定期テスト120位の人は「一般受験用」の勉強をして、定期テストは赤点をギリギリ回避できればいいかな、という発想の人でした。つまり、
英語、日本史、
国語の3科目は受験勉強で身につけた力で定期テストでも高得点を取れたが、その他の受験に使わない科目は赤点ギリギリを取れるように「要領のいい」学習の仕方をしていたわけです。この結果、定期テストの順位は下がったが、大学には合格した、というわけです。
「予備校に行けばどうにかなるもんなのでしょうか?」とのことですが、そんなこと言ってません。ただ、「定期テスト」という名の「一夜漬け短期記憶診断」の順位と進学先のレベルの相関は全くとは言わないまでも殆ど無い、という事を言っているのです。