その問いに対する答えは、個々人の前提条件によって大きく異なります。幼少期より基礎的な学力を十分に身につけるための環境と、それを十分に活かすことのできる自己管理能力(または親等によるある程度の強制力)があり、継続的な努力が可能だった場合には多少の準備(
過去問研究を通した対策等)をするだけで十分合格可能です。
一方で、受験学年に至るまで勉強に一切触れてこなかった場合(かつスポーツや音楽等、何か一つのことに集中して取り組む習慣が皆無だった場合)には非常に厳しい戦いが待っていることでしょう。他の受験生(大半は上記の条件を満たしている)とのギャップが非常に大きい場合、1年間でその差を逆転するのは難しいです。もちろん、可能性はゼロではありませんが、成功例は非常に稀です(残念ながら)。
しかし、
高校受験の時点でこの差に気づいた上で、この差を覆すべく努力を継続するのであれば、大学受験の頃には追いつけるかもしれません。その場合、多くのことを犠牲にして、勉強に青春(?)を捧げる必要があるかもしれません。(※ 東大、上位国立医などへの進学を前提とする)
人生のステージが上がるほど(時間が過ぎるほどに)逆転のチャンスは減っていくのが普通です。若さにはそれだけの価値があります。人生の早い時期にたくさんの挑戦をすることは受験に限らず後の人生を豊かにしてくれるはずです。それがわかっていても難しいのが人生ですが、今を大事に生きていきたいものです。