「早ければ冬休み前に推薦合格→一般受験組より受験勉強しない→勉強していないから大学の講義辛い」というイメージがあるかと思われます。が、このイメージはそこまであてにしないほうが良いと私は考えてます。大学決まって受験終わった春休みに勉強したい人は少ないはずです。春休みでリフレッシュしたい(勉強したくない)人が多いでしょう。また、地方の大学に入学となると引っ越し等で春休みの勉強時間も遊ぶ時間もお金もほとんど無くなるでしょう。このように大学始まってから色々変わります。私は本人の努力次第で推薦でも学業はなんとでもなると思います。
指定校推薦で大学に合格した場合と、一般受験で合格した場合とで、かなり学力に差が出る事は、承知かと思います。そもそも指定校推薦とは、その高校の定期テストで優秀な成績をおさめていた生徒が貰うものです。ここくらいのレベルの高校で上位ならいざ知らず、
偏差値50の高校で上位の人が、果たして大学に進学してから通用する学力なのか、その辺り考えれば分かると思います。苦労とは、そういう事です。一般受験で合格できた人達とは、既に学力から言って相当差がある場合が多いから、です。勿論全ての人に当てはまる事ではありませんので、そのあたりは気をつけて下さい。指定校推薦で入学していても、大学進学後にトップクラスの成績をおさめる人もいます。
あとは学籍番号の問題があります。指定校推薦と一般受験組では、学籍番号で区別できるようになってます。なので、就職活動の際に、区別される事もあります。例えばですが、同じ早稲田の生徒でも、大手企業ほど指定校推薦の学籍番号を持っている生徒は、避ける傾向があるとか。勿論これも必ずではなく、そういうケースもあるくらいに聞いておいて下さい。
このように、指定校推薦は、必ずしも美味しい訳ではないという事です。
大学が早くに決まれば、余計な受験料や、合格を押さえておく為の納入金や、塾代など、多くのお金を節約できるメリットがあるので、一時的には親孝行ですが、そこから先大学に進学後や、就職の際に、少し区別される事があるのです。メリットがあれば、デメリットもある。仕方ないです。このカラクリを知らないと、指定校推薦はとても美味しいものに感じるかと思いますが、世の中そんなに甘くないのです。
そういえば、塾でバイトしてる4年生の先輩たち見てて、就職先が早々に1流企業に決まった人達、みんな一般受験組です。早慶上智の先輩たちです。書類審査で落ちまくった早稲田の先輩2人は、指定校推薦組です。それでもそこそこの企業には、最終的に落ち着いたけど。まぁでも自分の身近な先輩たち数名がサンプルだから、ただの偶然かも知れないけど、↑読んで驚きました。