↑この高校に詳しくない人はたとい親身な回答であってもするべきでないのでは...
文理の文から3年次に理系コース(実際は文理の理)に進む人は毎年5〜10人くらいいますが、3年次の自由選択8
単位は理科二科目(4単位×2)で埋まってしまうから、(化学を選択するとして)化学探求が取れません。東葛の化学は3年の化学探求(2単位)を含め計6単位で全範囲を網羅するので、学校の通常授業では全ての範囲を学習できないことになりますが、3年生の化学選択者向けに補講(化学探求と同一の内容。元々は同じことを二回やって定着力を高めることを目的としている)を行うので、それを利用していて補完することができます。
しかし、3年から一から理科二科目を学習するのはやや負担が大きいと思います(とは言っても昔の東葛は3年から理科二科目履修していましたが)。ですから、2年の途中で3年の系選択が決まった時点で、一部の理系に進む人は、塾・予備校、または自分で学習を進めていたようです。
以上のように、文理の文から理系コース(化学選択)に進むことは、それほどハードルの高いものではありませんが、2年で文理の文を選択する人たちは、もともと優柔不断というか、特にやりたいことも決まっていないので、「もう日本史B履修しちゃったし、文でいいか、3年から化学やるのめんどくさいし、物理基礎わけわかんないし」と言った感じで殆どが文系に進みます。理系に進むとすれば、そのような雰囲気の中で、私は理科二科目やるんだという気持ちを保てるかということが大事だと思います(あと、入試でおそらく使わない日本史Bの授業への取り組み方も...)。
数学IIIをやらないことについては、あまり心配する必要は無いと思います。3年では文理コースから理系を選択した人だけのクラスが作られますが、既に数IIIを履修してる人たちに追いつくためにかなりハイスピードで進むというわけでもなく、少人数でじっくりやってくような感じでした(私の場合は)。
理系の進もうと思ってるのなら、
数学IIくらいは冬前には学習し終わって、数IIIに独学で取り組めるんじゃ無いですかね?わからないことがあったら先生に聞けば良いと思います。
以上より、文理の文のメリットは......特に無いですね、文系に進むぶんには全く問題ないです。デメリットは、気持ちの問題かもしれません、ほかの理系選択は化学を既にやりはじめてるので、理系に進むとして一歩遅れた感じがして、焦ってしまうかもしれません。
というものの、化学が心にかかるようならば化学なんて選択しないという選択肢もあります。生物地学(私は違いましたが)なんて社会科系科目と同じでしっかりと教科書に書いてあるプロセスを理解して記述できれば点数の取れる科目です。(ただし東大か国公立理学部くらいしか受けられない)
また、究極のところ、学校の授業で受験に使う科目を勉強する必要はなく、自分でやればいいんですよ。文コースに在籍して理系受験する人もごく稀にいます。
ここまで文理の文について述べてきましたが、実は私が最も勧めたいのは文理の理です。その理由は、文理の理→文系は、ハードルがほぼない、というのも、毎年理コースから文転する人が続出するので、その人たちと同じように文系に進めます。あと、そもそも文系は社会が必須というわけではなく、私立は国数英で受けられますので、ディスアドバンテージはあまり背負っていませんし、国立をうけるとしても、例えば筑波大学は社会はセンターだけの学群も多いですから、ほぼ問題がありません。(東大、一橋に行きたいなら頑張るしかない)ちなみに、私は文理の理から理系をそのまま選択しました。
以上のことを参考にしつつ、周りの人にも相談してみてください。
お二方とも丁寧なお返事ありがとうございます。特に実際に文理コースにいらっしゃった先輩の具体的な声は本当にありがたいです。化学に関しては文理の文に進むと全部学校では補えないということなどわかっていませんでした。数3の心配ばかりしていました。
今一度いろいろな方面からしっかり考えてみたいと思います。
本当にありがとうございます!