学校のHPの記載に,”芝浦工業大学への推薦は、3年間の生活、学業と、3年末に行われる推薦試験によって決定します。推薦入学のためには
英語・
数学・物理・化学を中心に大学入学後もきちんとついていける学力、一般入試を突破できる学力をつけることが必要ですので、推薦のためのクラスは最後までできず、一般入試をしていく生徒たちと同じカリキュラムの中、最後まで受験態勢で授業を行います。したがって、推薦を希望する場合でも、一定程度の学力が要求されますし、学力をつけるよう指導しています。”とあります.
より具体的には,欠席数,遅刻数,選択科目などが条件となると思います.学校と相談してクリアすべき条件を,1年生当初から守る必要があります.同時に,一般入試を目指す生徒と同時に受ける定期テストの点数も考慮に入ると聞いています.一方,推薦者にはある程度の点数をとらせて合格ラインと認定するため,3年生の最終テストは問題が簡単につくられており,同時に受ける一般受験の生徒はその点が不満とも.高校としては,一般受験生も大切ですが推薦合格組も大切なので,なんともいえないですね.
芝浦工大への推薦者数は例年30人くらいです.MARCH+理科大+早稲田+慶応の学校推薦枠が45人くらいありますので,総枠としては70/280,4人にひとりくらいが上記の大学に学校推薦で進学できることになっています.
しかし実際は,付属校である立場や進学実績を稼ぎたい学校の思惑が交錯し,数値や実績だけでは理解できない様々なドラマがあると思います.また,学校推薦は,条件をクリアしたかに見えても,学校がだめといえばだめですので,うまい話ではありますが,あまり頼りにしていると痛い目にあいます.
先の方もおっしゃっているように,近年では大学側から要求される学力が高まっており,今後,芝浦工大の推薦へ出願するには,英検2級の取得が必須となるそうです.また,併設校の生徒であっても,出願条件を満たせずに担任から出願自体を諦めるように言い渡されるケースもあるそうです.
推薦試験の流れとしては,年末に行われる推薦入学試験を兼ねた英数理の卒業試験の結果(+高校3年間の評定など)で大学へ正式に出願する学科への内定が決まり,年明け後の大学での
面接試験を経て正式な合格となります.
内定後の1月(平日午前)・2月(週2日午前)には,一般の生徒は授業がありませんが,芝浦工大への推薦入学者を対象に特別講座が開講され,大学入学後に受験するTOEICの対策講座(外部講師)を中心に,英数理の授業が行われます.中には,大学の内容を先取りするものもあるみたいです.ちなみに,今は大学からの要望で,以前よりも難易度の高い講座になってるんだとか…
ここで,質問者さんの質問に回答させていただきます.
授業をはじめとする,日々の学校生活を真面目に行い,勉強にもついていけてテストでも平均以上の点数を取っていればそんなに難しいことではないのかな,と感じています.ただ,高校3年間の積み重ねが大事になりますので,高校1・2年生で受験までまだ時間があるから…と油断していると苦労するかもしれません.
最後に…
芝浦工大への推薦進学を希望されるなら,高校1年生など,早い段階から担任の先生へ相談されること,また,学科説明会などに積極的に参加されることをお勧めします.