志願者数の話、例年上位校からの流入はありますので今年も流入者は当然いるでしょう、しかし、前期の倍率が高いこともあり合格基準の上昇により、他校への流出のほうが多かったのであろうと考えられます。
昨年と同じ基準の話、これは難しい判断ですが、昨年前期倍率と今年前期倍率の差分を前期募集人数に掛けた人数が、合格者層の底上げになっているとみたほうが安全であり、よって40人弱が合格ボーダーラインの底上げに寄与していると見ます。分かりやすくかくと、同じ倍率でも40名分位の合格ボーダーラインが上がるのでしょう。
さて、志願者が一番興味のあるであろう40名分のボーダーラインの点数ですが、もともとこの高校はそのあたりに得点が集中するので、昨年とボーダー点数はそあまり変わらないと考えます。昨年の最低合格ラインから多くても5点です。
後期志願倍率1.41について
●志願者層
内申点の基準は94と想定し、その±5に94.5%、±10に100%に正規分布すると想定で標準偏差を見る。
試験点数は昨年後期レベルで260を基準にして±50に正規分布されるとみる。
●合否判定 A組
志願者の80%に入るには内申点で93点が目安と予測できます。しかし、中学校基準と県基準の95点での±5点前後を考慮しなければなりません。今年の自分の中学校基準は内申書にかかれていて、昨年のものは県のホームページに公開されています。なので現中学校の基準が分からないと本当は予測できないのです。安全を見てしまうと-5があるので98点が基準になります。学校や塾の先生はそれを考慮して進路指導をするものと思います。
そして当日の点数ですが、255点前後が80%ラインになると考えます。
しかし、内申点上位80%の人が当日点数の80%を採れる確率は、多くても60%であると考えられます。したがって、A組合格者は定員の50%程度でしょう。
●合否判定B組
A組以外は全員B組で判定です。
内申点<中学校基準の考慮を含む> + 当日の点数 +
面接点 + 内申加点 での比較になります。当たり前ですが、当日の点数は500点満点ですので、当日の点数が高い人は合格でしょう。
曲者なのはこの学校は後期も内申加点が大きいことであり、特記事項もさることながら行動評価に付く◯を良くみる学校だということです。
ということで、この学校が一般的に活発で真面目な生徒が多く合格すると評価され人気がありレベルが上昇していると考えます。
B組では内申点の差はほぼ関係なくなり、当日の得点が志願者平均の260点がとれれば、他の人の内申加点に影響されないでしょう。
内申加点が高いであろうと思われる方は-20の240点が目安になると考えます。
長文になりましたが、当日の得点が一番大きいので、志願者は悔いのないように頑張って下さい。
これが今年の受験に関する私からの最後のメッセージです。
前回で最後にしようと思いましたが、これが本当の最後です。
後期試験の分析です。あくまでも個人の考えですのであしからず。
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国語>
傾向も設問も、昨年並みなのであまり変わらないと考えます。
平均点が上がっていたら今年の中3は良く出来るのでしょう。
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数学>
前期レベルよりも明らかに易しいですが、設問数が昨年よりも多くなっています。
数学が得意な人ではないと、大問3に時間をかけることが出来なかったと考えます。
上位校で点数が上がりますが、中位以下で点数が下がる傾向になり、平均点は下がると考えます。
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英語>
長文読解、対話文読解の難易度は上がっています。
英作文は
英語上級者は点を取りやすくなる感じたと思いますが、苦手な方では反対もあり得る問題になっており点数差が出ると考えます。
したがって、昨年より若干平均点は下がるかもです。
少なくとも昨年の点数分布とは違う、良い試験だと考えます。
<理科>
前期レベルよりも明らかに易しいですが、これは昨年と同様の傾向であり昨年並か若干上がると考えます。
<社会>
記述問題の採点方法が変わっていることにより、若干点数がとりやすい印象ですが、全体的な設問数も多く難易度は昨年並か少しだけ上だと考えます。
全体的には、明らかに前期より難易度は易しいですが、昨年後期とあまり変わらないと考えます。
ただし、上位校では平均点=ボーダーラインがあがる可能性があります。
また、英作文の審査次第では平均点が若干上がる可能性があるでしょう。
以上